世界遺産イェーイ！ 世界一周旅行 旅日記！

キューバでは観光客の集まるような町、例えば「ハバナ」、「トリニダー」、「サンティアゴ・デ・クーバ」などではバスが到着したら宿やタクシーの大勢の客引きに取り囲まれたり、ライブハウスでは話しかけてきては最後に「ビールおごって！」みたいなたかりが次から次へと集まってきます！

しかし彼らはそこまでウザイと言うわけではありません。そういった彼らももちろんノリノリで陽気なので、「タクシー？」ってアホみたいに聞いてくる客引きには「俺は飛行機を持ってるから大丈夫！」とか、そんな返しで相手も十分に満足してくれます。とにかく分かりやすい冗談を添えてはっきりとノーと返しておけば間違いないです。

でも簡単な文とは言えどその都度スペイン語でひねり出すのも面倒だし、英語で話しかけてくる人もいますが、向こうが英語をどれだけ聞き取れるのかは分かりません！しかも上の例だと「じゃあお前の飛行機がある空港までタクシー必要だろ？」とか返してきて中身のない会話が延々と続いていくこともあります。

そ・こ・で！

そんな時に役立つ、客引き・たかりへのリアクションを1つ用意したぜイェ～イ！　＼(^o^)／

これから紹介するアクションは僕達がハバナで泊まった宿のおばちゃんに教えてもらいました。長ったらしいスペイン語とか覚える必要はありません！客引きやたかりに話しかけられたら体の一部をポンポンって触るだけでイェイんで・す・YO！

それでは早速、実際にこれを教えてくれた宿のおばちゃんにそのアクションをやって頂きましょう！

せーの、

ひじをポンポンと叩きながら、「ドゥーロ！ ドゥーロ！」

これだけでイェイんです！ これだけで客引きが「そう切り返してくるとは！」と喜んでくれます！

おばちゃんみたいな本物の笑顔が伴えば、なおイェイと思います！

ドゥーロ(duro )はスペイン語で、ハード(hard )、硬いって意味です！まぁドゥーロって単語を忘れてしまっても、ひじをポンポンと叩くだけでも十分に伝わるのでダイジョウＶ！キューバのほとんどの人がこのアクションの意味を知ってると思います。

つまりこのアクションは「ひじが硬い」ってことを表してるのですが、

どういう意味かというと、

ずばり、ケチくせぇ奴！　(≧▽≦ )

なぜ、ひじが硬い人がケチくせぇのか。キューバの慣用句に、「ケチくせぇ奴は靴の底が磨り減るのももったいねぇと思い、靴を地面につけずに、ひじで歩く」という言葉があるんで・す・YO！

Caminar con los codos(ひじで歩く) ＝ tacaño (ケチくせぇ)

そんでもって、頻繁にひじで歩いてる人は当然、ひじが硬くなる！

よって、「ひじが硬い人 ＝ ケチくせぇ人」　となるんですねぇ～！

このアクションはハバナのおばちゃんと宿の価格交渉をしてる時に、僕達が「もっと安く！しかも朝食込みで！」と言ってひかなかったのを見て、おばちゃんにやられたアクションでした！僕達に向かって「ケチくさいねぇ～」と！最初は何のことやら意味が分からなかったのですが、おばちゃんに確認したところ上記のような意味だと判明したのであります！

そしてここでピンときたのが、この「ドゥーロ！ドゥーロ！」を客引き対応に使えるのではないかと！

客引きやたかりに話しかけられた時、「ノー、グラシアス」って言った後にひじをポンポンって触ると、

「私、ドケチ野郎なんでお金使いませ～ん！」って相手に伝わりウケるのではないかと！

そして実際やってみると想像以上にウケた！　ヾ(≧∇≦)〃

色んな場所で多用しましたがほぼ１００％意味は通じましたし、客引きもこいつは無理って感じになりました！恐るべし「ドゥーロ！」の効果！

客引きたちは外人がこんなこと知ってるとは思ってないので不意打ちのような感じになって、「そう切り返されたら仕方が無いなー」って具合にかなり面白がってくれます！逆に面白がられて仲良くなってしまう面倒くささもはらんではいますが。。

このアクションに気の利いたスペイン語を添えれば効果は絶大ですが、ボディーランゲージをうまく組み合わせるのもイェイでしょう！

例えばしつこいタクシーやチャリタクの客引きには、ひじを叩いた後に両ひじで歩くしぐさをすると、「私、超ドケチなんでタクシー乗らずに、ひじで歩いて行きま～す！」って感じで伝わって、かなりウケがとれます！宿の客引きにも、ひじを叩いた後にベンチを指差して寝るしぐさをしておけばOK！なんなら、ひじの上で寝ちゃってください！

あとライブハウスやバーなどで近づいてくる現地人はほぼたかりなので、会話が進む前に「私、ドケチ野郎で～す！お酒は自分で買ってね！」ってのをしっかりとアピールしてからお話するようにしましょう！

ちなみに相手を指差してからひじを叩けば、「お前、ケチくせぇな～！」ってことにもなりますので、タクシーや宿の値段交渉時も、「ケチくさいこと言わないでさぁ～！」って感じでアクションしながらちょっと値を下げてもらう荒技にも応用できます！

ただ注意点として、「チーノ(中国人)、ドゥーロ」って言われることもあったので、キューバの中で「中国人 ＝ ケチくせぇ！」って図式が成り立ってるという背景がひょっとしたらあるかもしれません。僕達のスペイン語能力では宿のおばちゃんからここら辺の事情はうまく聞けなかったので真意のほどは不明です。しかしもしそうだとしたら日本人観光客の少ないキューバでは僕達は中国人に見られるので、中国人自らがドゥーロ、ドゥーロ言ってて余計に面白がられている可能性もあります！それならそれでなおイェイっか！

さぁ～、とにもかくにも

皆さんご一緒に～、ドゥーロ！　ドゥーロ！

それでは、ひじで歩きながら有意義なキューバ旅行をお楽しみください！

d(o￣∇￣o)b　　イェーイ！