世界遺産イェーイ！ 世界一周旅行 旅日記！

早速、今年新規追加となった世界遺産の件数を発表します！

ノミネート件数、39件中、

25件！

というわけで、今年は25件の世界遺産が新たに加わったのでありまーす！イェイ！イェイ！

その内訳は、自然遺産3件、文化遺産21件、複合遺産1件です！イェイ！イェイ！イェ～イ！

これを受けて、2011年、最新の世界遺産の総数は、

世界遺産の総数は、クミロック！という語呂合わせで覚えましょう！ (ﾟДﾟ;)

2011年の世界遺産委員会では、新規登録の申請の他に、既存世界遺産の登録内容変更・登録範囲拡大の申請が3件あったのですが、この内1件が認められています！

下表に今回世界遺産への新規追加、既存の登録範囲拡張候補としてノミネートされた41件(新規39件＋既存拡張3件)と、その申請が認められた世界遺産をまとめてみました！グレーアウトされているのが残念ながら今回は申請が見送りとなった物件です。

毎年恒例となったこの表、今までは世界遺産の名称を英語表記オンリーで済ませておりましたが、今回はTBS「THE世界遺産」の「特集 第35回世界遺産委員会報告」のサイトから日本語名称を引用させて頂きました！

まずは何と言っても日本について！

日本からは「小笠原諸島」、「平泉」、「ル・コルビュジエの建築作品」の3件が新規世界遺産候補としてノミネートされてましたが、

見事、「小笠原諸島」と、「平泉」が世界遺産として登録されました！イェーイ！　＼(^o^)／

「平泉」は2008年に一度申請するも世界遺産への登録を見送られた経緯があり、再挑戦でのＶ！

日本に新しい世界遺産が誕生したのは、2007年に島根県の「石見銀山遺跡とその文化的景観」が登録されて以来4年ぶり！しかも日本で同じ年に2件の世界遺産が誕生したのは1996年の「原爆ドーム」、「厳島神社」が登録された時だから15年ぶりだぜイェイ！イェイ！イェ～イ！これにて日本の世界遺産は全部で16件となりました！

日本の地理的な世界遺産の分布を見てみると、昨年2010年までは日本の世界遺産の総数は14件で、その内、東日本には「知床(北海道)」、「白神山地(青森県、秋田県)」、「日光の社寺(栃木県)」の3件、岐阜と富山を東日本に入れても「白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜県、富山県)」を入れた4件しかありませんでした。しかし今年世界遺産に登録された「小笠原諸島(東京都)」、「平泉(岩手県)」はいずれも東日本！しかも「小笠原諸島」は東京都で初めての世界遺産だぜイェイ！イェイ！頑張れ！頑張れ！東日本！

参考までに2011年現在の日本の世界遺産リストを掲載します！イェイ！

そして今回登録が見送られてしまった「ル・コルビュジエの建築作品」。フランスを中心に、日本、スイス、ドイツ、ベルギー、アルゼンチンの6ヵ国の共同申請でした。2009年に1度申請するも登録が見送られており、平泉と同様再挑戦でしたがまたもや登録見送り。小笠原諸島と共に東京に2つの世界遺産誕生の期待がかかっていただけに残念な結果となりましたが、それでも審査結果は「記載延期」と、事前勧告の「不記載」から1段階引き上げられたのがせめてもの救いでした。これは世界遺産委員会で「不記載」の勧告を受けた物件は原則2度と世界遺産として推薦することができなくなってしまうからです。詳細はこちらのサイト「国立西洋美術館を世界遺産に」をどうぞ！

ちなみに今回世界遺産として新規登録が決まった25件の世界遺産の内、事前勧告で世界遺産リストへの「記載」が適当との勧告を受けていたのは約半分の12件だけで、残りの13件は事前勧告では世界遺産として認められてなかったのにも関わらず、世界遺産委員会の審議で逆転Ｖとなったものなのです！これが何を意味しているか？！事前勧告は文化遺産ならICOMOS、自然遺産ならIUCNという専門の調査機関が行うのですが、世界遺産委員会は世界遺産条約締約国の中から選ばれる21ヵ国によって、事前勧告の結果を踏まえて審議します。つまり事前に専門家によって駄目だしされた物件を、世界遺産委員会で繰り上げＶにしてしまうという政治的な何かが働いているとしか思えない状況なのであります！ボリビアのサンタクルスでNHKを見てた時にニュースでこんなことを言ってたので書いてみました。

で、日本のことはこのくらいにして全体的な視点でもう少し見ていきます！

まずは今年の新規登録件数 25件を、過去6年の新規登録件数と比較してみたいと思います。

一昨年の2009年を除いては、毎年20件前後の世界遺産が新規で登録されている状況であり、今年の25件というのも例年の流れ通りの結果となってます。なので世界遺産が1,000件になるまでに最低でも後3年はかかるでしょう！イェイ！

次に、新規登録された世界遺産の地域に注目してみると、

アジア9件、ヨーロッパ7件、アフリカ5件、北米・中米2件、南米1件、オセアニア1件となっており、その中でもアフリカの5件は健闘してますね！世界遺産委員会では世界遺産保有国の片寄りを無くそうと努めてるはずなのですが、ヨーロッパの新規登録7件とまだまだ多いので、この割合だといつまで経っても偏りはなくならないぞい！昨年2010年はヨーロッパは4件だけだったのでオォ！と思ったのですがねー。

そして登録されればその国で初めての世界遺産誕生となる国が6ヵ国申請していたのですが、

コンゴ共和国、アラブ首長国連邦(UAE)、バルバドス、パラオ、ミクロネシア連邦、ジャマイカの内、新たに世界遺産が誕生したのは、アラブ首長国連邦(UAE)とバルバドスの2ヵ国のみでした。例年だと世界遺産初誕生となる国の申請は通る可能性が高かったのですが6ヵ国中2ヵ国のみとは意外な結果でした。今後は初出場でも油断ならないということですね。

今回UAEに見事世界遺産が誕生しましたので、あとアジアで世界遺産条約を締結していて世界遺産がないのはブータン、ミャンマー、モルディブといったところです！この中ではミャンマーの「バガン」が有名なのですが、過去1997年に申請するも登録延期の憂き目にあってしまったようで、その後再申請もない状況。もう無理なのか、パガンさんよ！詳細はこちらの「All About 未来の世界遺産２ バガン」をどうぞ！あと毎回書いてますがシンガポールは世界遺産条約を締結していないのでシンガポールに世界遺産はできませ～ん！なぜ条約に参加していないか気になるところですが不明っす。誰か教えてくださいませませ！

世界遺産条約が採択されたのは1972年ということで、

来年2012年は、世界遺産条約40周年記念！

もしかしたら各地の世界遺産で盛り上がりを見せるのかもしれません！ し、特に盛り上がらないのかもしれません。。まぁどちらのしろ、このブログのイェイ！な感じは止まらないと思います！イェイ！イェイ！イェ～イ！

毎年、年末の前後あたりに新規登録となった世界遺産の日本語訳が日本ユネスコのサイトに掲載されますので、掲載されましたら、また記事を書きたいと思います。

ちなみに2007年以降に新規追加となった世界遺産はこちらの「世界遺産コーナー！：各年別新規登録リスト」のページでまとめてますのでよろしかったらご覧ください！

あと関連記事として新規世界遺産のノミネートが出揃った時の記事「2011年世界遺産新規登録候補[第35回世界遺産委員会パリ会議]」もどうぞ！どうぞ！

「世界遺産の数が増える ＝ 世界遺産制覇率が下がる」

イェーイ！　ヾ(≧∇≦)〃