マハーバリプラムからタンジャーヴールへ、ノートイレ?な移動!
記事は [09年03月30日] 265 日目 インド2 4日目 / マハーバリプラム のお話
3月30日に、海沿いの街マハーバリプラムから、世界遺産「大チョーラ朝寺院群」の観光の拠点となるタンジャーヴール(タンジョール)へバスを4台!も乗り継いで移動した時のお話です。タンジャーヴールで酒屋を見つけたりしたことも書いていまーす!
移動する前日にマハーバリプラムのバスターミナルで「ローカルバスでタンジャーヴールへ行けるのか」情報収集をしてみました。車掌さんや係員らしき人が見当たらなかったので、乗客らしい人、何人かに聞いてみたのですが
みなさま:「チェンナイに戻らないと行けないよーん!」
ということなのです。
うーん、またチェンナイまで戻るのはめんどっちいな~、これはちょっと高いけれど、旅行代理店でプライベートバスを予約しないと行けないかな~と思い、宿の近くの旅行代理店に行ってみます。
インドのバスには「ローカルバス」と、「プライベートバス」があります。
「ローカルバス」はガバメントバスと呼ばれることもある公営の地域密着型バスです。街のバスターミナルから出発し、値段は安く予約の必要もありません。乗客率100%は常に超えているので座れないこともありますし、途中でガンガン停まって人を乗せていくので時間がかかります。座席の座り心地もそれほど良くないし、エアコンが付いていることは少ないので埃まみれになり、長時間の移動だとちょっとヘロヘロ~になってしまいます。
一方「プライベートバス」は民間の会社が運営しているゴージャスバスです。旅行代理店や宿で予約をする必要はありますが確実に席は確保できます。席だけではなく寝台を予約することもでき、狭いながらも体を横にできるバスもあります。途中で人を乗せていくことは比較的少ないのでローカルバスよりも所要時間は短いです。ゴージャスなだけあってプライベートバスはエアコンなしでもローカルバスの2~3倍くらいだったりします。私達は夜の移動はプライベートバスを使い、昼間はローカルバスを使っていまーす。
そんなわけで、旅行代理店に出向き、タンジャーヴール行きのローカルバスがあるか聞いてみたところ、
代理店のボス:「ローカルバスでポンディシェリー経由で行けるよ~ん。プライベートバスはないよ~ん。」
1号、2号「なんだ!ローカルバスで行けるんじゃん!」
というわけでローカルバスで行くことに決定!ポンディシェリーは、マハーバリプラムからバスで2時間くらい南に進んだところにあるフランスの植民地だった都市です。街の中にあるバスターミナルではなく、ちょっと北へ行ったところの「ECR 」からバスに乗れるとのことです。ECRって何?
この代理店で車をチャーターしてタンジャーヴールまで行くこともできるようですが、ボスは面倒くさいんだかなんだかでロクに営業もせず、ローカルバスの情報を丁寧に教えてくれました!ありがたや~。
というわけで前置きが長くなりましたが、タンジャーヴールへ向けて出発です!
朝8時過ぎに宿を出発して、代理店のボスに教えてもらった「ECR 」へ向かいます。正式な名前はわからないのですが、「ECR !、ECR !」と叫んでいると誰もが知っているようで場所を教えてくれます。
宿の近くでオートリクシャーを捕まえようとするが、ちっとも捕まらない!やっと捕まえてもそんなに遠くないのに価格が高くてマネー成立しないんで、テケテケ歩いて行きます。
バックパックを担いで炎天下を歩くこと10分!
そして・・・・・
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日本でのジョギングの甲斐なく、力尽きた2人。。。。世界一周前の体力作りに、バックパックを背負って40度の炎天下の中を歩くってのをやっておけば良かった。沖縄でキャンプか?!
バスターミナルまで到達できず残りちょっとの距離をオートリクシャーに10ルピー(約25円)で乗せてもらうことに!
相乗りでGO!あっちゅうまに到着です!オートリクシャーって素晴らすぃ~!
これが「ECR 」!
バスターミナルというよりは、「ポンディシェリー行きのバスが通ってる道!」ですね。R はRoad の略なのではないでしょうか。1台目のバスは混んでいたので乗せてもらえなく、2台目のバスに乗車!それでも「ECR 」に到着して5分後には乗ることができました。結構頻繁に走っているようです。
バスに乗った直後!ヘロヘロになった2号の頭がパイナップルになってますね~。
このバスは1人60ルピー(約150円)とインドにしてはちょっと高めなだけあってゴージャスなバスでした。ゴージャスだけどローカルバスっぽい。2席に1つくらい扇風機がついているんで涼しい~。1号はスリランカのホテルのボーイからもらった日本語の推理小説でしっぽりと読書。堂場瞬一の鳴沢了シリーズの「帰郷」という本です。日本では読んだことなかったんですが、結構面白い!読みふけってしまいます。
8時半頃に乗ったのですが、ポンディシェリーには2時間後の10時半に到着しました。
ポンディシェリーのバスターミナルです。
2号の手の動きが怪しいですね~。何をしているんでしょ~?
ここポンディシェリーを経由して最終目的地のタンジャーヴールを目指します。
ポンディシェリーはフランスの植民地だったということで、インドの町並みとはちょっと違う雰囲気らしいです。おフランスな?町並みを覗いてみたかったのですが、そんな余裕もなく間髪入れずに乗り換えます。
バスを降りて2分後に、次のバスへ!
結構混んでいたので、荷物を床に転がしておきます。2号は席がなかったので、しばらく立っていました。
荷物はバスの屋根の上に載せるという話も良く聞きますが、今のところ屋根の上に載せたことはなく、座席の空いているスペースに置くことが多いです。自転車とかは良く屋根の上に乗っていまっす。
ポンディシェリーから乗ったバスは、「ナタラージャ寺院」というヒンドゥー教寺院で有名な「チダムパラム」が終点でした。。ポンディシェリーまでくれば、タンジャーヴール行きのバスがじゃんじゃん走っているのかと思ったのですが、乗り換えイェーイ!
ポンディシェリーを10時半頃に出発して2時間後の12時半頃にチダムパラムに到着!1人21ルピー(約50円)でした。マハーバリプラムからポンディシェリーが同じ2時間程度で60ルピー(約150円)だったので、ポンディシェリーからチダムパラムの方が圧倒的に安いですね~。
チダムパラムのバスターミナルの様子です。
ここでトイレに行こうかと思ったのですが、男性トイレらしきものが青空のもと外から丸見えだったのと、またもや間髪入れずに次のバスに乗り込んだのとでトイレに行きそびれてしまいました。
今度こそはタンジャーヴールまで行けるかと思ったのですが、マユラム(Mayuran )という街までしか行かないとのこと。
え~!また乗り換え~!
1時間半の14時頃にマユラムに到着。1人11ルピー50パイサ(約30円)!なんとも中途半端な値段ですね~。パイサはルピーの下の通過です。100パイサが1ルピーです。
こちらが、マユラムのバスターミナルです。
もはや、ちゃんとした建物はなかったような。。。そしてここで2号に不幸なできごとが。。。やっとトイレに行ける♪ と思ってトイレの場所を聞いたら
「ノートイレ!」
ノートイレって。。。初体験や~。仕切りがなくても外から見えちゃってもいいから(よくないけど)、何か作ろうよ~~
薄笑いを浮かべて帰ってきた2号を乗せてバスは出発します。
マユラムから乗ったバスで、タンジャヴールまで行けるとのこと!今度こそ乗ってれば到着するぞ、イェーイ!
しかーし、2号は薄笑いを浮かべたままモジモジしています。ああ、可哀想な2号。
このまま2号がタンジャヴールまで薄笑いを浮かべたままモジモジしているのかと恐れを抱いていたら、「ブリハディーシュワラ寺院」で有名なクンバコナムという街のバスターミナルで休憩タイム!無事トイレで、イェーイ!して帰りに冷たいリムカ(ライムソーダ)を買ってきてご満悦!えかったえかった!
ちなみに、「ブリハディーシュワラ寺院」は世界遺産「大チョーラ朝寺院群」に登録されている3つの寺院のうちの1つでーす!本当はここもイェーイ!したいのですが、今回はタンジャーヴールにある「ブリハディーシュワラ寺院」だけイェーイ!することにしているため、クンバコナムはスルー!します。
「GO・KI・GE・N 」な2号を乗せて再びバスはひた走ります。
約2時間半後の17時前にやっとこ、タンジャーヴールに到着!1人27ルピー(約70円)でした。ヒー!長い道のりだった!もしかしたらもっと乗り換え少なくても行けたのかも!
バスの値段をまとめるとこんな感じ!
# | From | To | 所要時間 | 値段 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | マハーバリプラム | ⇒ | ポンディシェリー | 約2時間 | 60ルピー (約150円) |
2 | ポンディシェリー | ⇒ | チダムパラム | 約2時間 | 21ルピー (約50円) |
3 | チダムパラム | ⇒ | マユラム | 約1時間半 | 11.5ルピー (約30円) |
4 | マユラム | ⇒ | タンジャーヴール | 約2時間半 | 27ルピー (約70円) |
合計 | 約8時間 | 119.5ルピー (約300円) |
こんなにバスの切符を買っちゃいました!イェーイ!
さて、到着したのは、タンジャーヴールのニュー・バススタンドです!
ニュー・バススタンドは、市内から4kmほど離れています。クンバコナム方面からタンジャーヴールに入ると、先に市内に寄ってからニュー・バススタンドへ向かいます。世界遺産に登録されている「ブリハディーシュワラ寺院」やホテルは市内にあるので、ニュー・バススタンドまで行かずに市内で降りた方が便利です。私達は乗り換え疲れでボーっとしてニュー・バススタンドまで行ってしまいました。
ニュー・バススタンドから地球の歩き方で見つけたお目当ての宿「タミルナードゥ」までオートリクシャーで向かいます。20分くらいで、50ルピー(約125円)!
お目当ての宿「タミルナードゥ」に到着!
エアコンなしのダブルルームで472ルピー(約1,180円)でした!ここには2泊します!
屋内ベランダがついているので広く感じます。
エアコンなしですが蚊があまりいなかったので窓を開けても大丈夫!ベランダがついていたり、天井が高かったりするので、広々とした印象を受けます。部屋も清潔でした!
ここの宿ではインターネットが使えないので、ネットカフェ「DOLPHIN INTERNET PARK 」でつないでいました。
「DOLPHIN INTERNET PARK 」は街の南の方にあるホテル「オリエンタル・タワーズ」の隣のビルにありました。自分のノートパソコンをつなげることができて、1時間20ルピー(約50円)くらい!
宿のまわりにはレストランなどが多く食べるものには困りません!
朝ごはんのプーリー!
小麦粉を練って油で揚げたものに、カレー味のジャガイモや辛いココナツソースをつけて食べます。下に引いてあるのはバナナの葉っぱです。かなりお腹いっぱいになりますが、炎天下の観光なのでたっぷり食べておきましょう!
ランチはあまりに暑かったのでACルーム(エアコンがついている部屋)でミールスを食べちゃいました。
「A/C ROOM 」と書いてある秘密の部屋みたいなところに入ると~
中はちょうどいい感じに涼しい~!
インドではお店全部にエアコンが効いているわけではなく、こんな感じでエアコン付きの小部屋が仕切られてあることが多いです。喫煙室みたいな感じです。
涼しい中でミールス(南インドのカレー定食)を頂きます!
バナナの葉っぱの上に、店員さんがカレーやらご飯やらをどんどん盛ってくれて食べ放題です!1人前50ルピー(約125円)と、ACなしの普通のミールスが30ルピー(約75円前後)なのを考えるとちょっと高めですが、エアコンに癒されますね~!カレーや付け合せの野菜の種類も多くて大満足!
夜は、ベジタブルバーガーとベジタブルピザを食べていました。
これが安くてウマイ!2号も大絶賛!カレー味のコロッケが挟まったベジタブルバーガーが1個14ルピー(約40円)、ジャガイモやらチーズやらが載っているベジタブルピザが1個25ルピー(約60円)です。右上にあるのはお持ち帰り用に袋にたっぷり詰めてくれたマスタードとケチャップです。久しぶりのマスタードがうまかった!
これと一緒に飲むのは、もちろん
キャラがキャワイェイ!ですね~。やっとインドで酒屋を発見しました。
宿の「タミルナードゥ」の前の大通りを左へずっと歩いていくと、ピースしたこのお方がいらっしゃいます!
このお方の裏に「WINE SHOP 」という文字が輝いています。
「WINE SHOP 」と書いてあるところを奥に進んでいくと発見!
この「SAND PIPER 」というビールは65ルピー(約160円)でした。お店で飲むと100ルピーは超えるので、ありがたや~。
「WINE SHOP 」と書いてあるのに、ワインを買っている人はいなく、8割の人がウィスキーを買っていました。ビールを買っている人も多かったです。インドではこんな感じにひっそりとお酒を売っています。「WINE SHOP 」では、ビニール袋をくれないことが多いので、マイバックを持っていきましょう。みんな新聞紙で包んだりしてこそーっと持って帰ります。そういえば、「WINE SHOP 」で女性を見かけたことは一度もないです。インド人女性はあまりお酒を飲まないのでしょうか。
次回は大チョーラ朝寺院群の様子をお楽しみください!とにかく大きな寺院があるんです!
最後にリアルタイム情報Yay! -------------
実は今こんな感じで停まっています!
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私、コメントします!
みなさまからのコメントを楽しみにお待ちしております!
「イェーイ!」だけでも構いませんのでお気軽にどうぞ!
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