76発目の世界遺産!デリーのフマユーン廟
記事は [09年06月23日] 350 日目 インド2 89日目 / デリー のお話
6月23日、インドで19発目の世界遺産「デリーのフマユーン廟」のお話。この日でインドの世界遺産観光は最後です!午前中は「デリーのフマユーン廟」、午後は同じくデリーにある世界遺産「デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群」をイェーイ!しました!今回はタージ・マハルの前身とも言えるフマユーン廟をどうぞ!
世界遺産 「デリーのフマユーン廟」はムガル帝国第2代皇帝フマユーンが眠る大きな霊廟です!インドで霊廟と言えば「タージ・マハル」が有名ですが、こちらの「フマユーン廟」こそがインド最初の本格的な廟建築なんで・す・YO!
そして「フマユーン廟」も「タージ・マハル」も皇帝と王妃のフォーエバーラブから誕生しました、イェーイ!
「フマユーン廟」は王妃(ハージ・ベグム)が亡くなった皇帝(第2代フマユーン)に捧げた霊廟です!一方「タージ・マハル」は皇帝(第5代シャー・ジャハーン)が亡くなった王妃(ムムターズ・マハル)のために建てた霊廟です。この2組のペアは大層仲むつまじかったようで!こうなると他の皇帝と王妃たちはどうした?と思うてしまう。アーグラとデリーではインド・イスラム建築の世界遺産をいくつかイェーイ!することができます!ムガル帝国歴代皇帝と世界遺産の関係は以下の表をどうぞ!
【 ムガル帝国の歴代皇帝とデリー&アーグラにある世界遺産との関係 】
カギ括弧の中が世界遺産の名前になってます!
# | 名称 | 世界遺産との関係 |
---|---|---|
第1代 | バーブル | - |
第2代 | フマユーン | 「デリーのフマユーン廟」に眠る |
第3代 | アクバル | 「アーグラ城塞」建設 「ファテープル・シークリー」建設 |
第4代 | ジャハーンギール | 「アーグラ城塞」にジャハーンギール宮殿存在 「アーグラ城塞」増強 |
第5代 | シャー・ジャハーン | 「タージ・マハル」建設 「レッド・フォートの建造物群」建設 「アーグラ城塞」増強 |
第6代 | アウラングゼーブ | シャー・ジャハーンを「アーグラ城塞」に幽閉 「アーグラ城塞」の城壁建設 |
それでは「デリーのフマユーン廟」へレッツらゴー!
この日は僕たちが泊まっていた「コンノート・プレイス地区」の南の方にある2つの世界遺産「デリーのフマユーン廟」と、「デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群」をイェーイ!し、インドの世界遺産観光を締めくくることにしました!
ホテルで朝食をかっこんでから朝9時頃もっさりと出発!泊まっている「ホテル・コース」(The Corus )を出ると目の前の道にはオートリクシャーが数台停まっているので交渉開始です!
ホテルで聞いたローカル価格は30ルピーだが運ちゃんたちの言い値は100ルピー!60ルピーまでは何とか下がるが、デリーでは50ルピーの壁が厚く感じる。まぁ60ルピーで仕方ないかなーと思ってると、突然横から別の運ちゃんがやってきて「40ルピー!」と言ってきた!今、回りの運ちゃんたちと50ルピーにしてくれとお願いしていたのに、いきなり飛んで40ルピー!逆に怪しかったですが2人で40ルピーだし、みやげ物屋にも寄らないことが確認できたので、このおじさんに決定!
突然40ルピーと言われ、なぜ?!と思って笑う2号。
- リクシャ代: 40ルピー(約100円)、 所要時間: 約15分(コンノート・プレイス~フマユーン廟)
怪しいかなーと思ってたら40ルピーでちゃんと「フマユーン廟」に到着!イェーイ!
首都デリーにある世界遺産ですが、ほとんど観光客はおらず独占(女の60分)状態でした!なので以下で紹介する写真にはうちら以外ほとんど写ってません!いくら朝早いとは言え、人がいなさすぎでは。。そういうこともあってフマユーン廟は「都会の中にあるほのぼのとした公園」という印象を受けました。
緑の中をちょろっと歩いていくと入口が見えてきます!閑散!閑散!
- チケット代: 250ルピー(約625円)
インドの世界遺産の入場料はどこも大体250ルピーで・す・YO!
では、入場!
中はそれほど広くなく、敷地のほとんどをフマユーン廟とその回りにある庭園が占め、あとはちょろちょろと建物があるのみです。裏を返せばフマユーン廟以外にも見所?となる建物がいくつかあるということです。
入口を抜けるとまずは「Garden of Bu Halima 」というお庭に出てきます!
ここの道をまーっすぐ歩いていくとフマユーン廟にたどり着くのですが、入ってすぐ右に何かかっちょええ建物があるのでまずはそちらをご紹介!
こちらで~す!
門の向こうに見えてるのは「イサ・カーン廟」!
「イサ・カーン廟」はフマユーン廟やタージ・マハルと同様、(上から見ると)八角形!
- 左: イサ・カーン廟(Tomb of Isa Khan )、 右:イサ・カーンモスク(Mosque of Isa Khan )
右に見えてるのは「イサ・カーンモスク」でーす!
ちなみにイサ・カーンは「Niyaz Aghwan 」という方の息子さんで、「侍従長?」(Chief Chamberlain )だったそうな。侍従(じじゅう)とは、位の高い人に付いて身の回りの世話をする人のことなので、かっちょええお墓があるということはイサ・カーンはフマユーンの良き付き人だったということなのかね。真相不明!イェーイ!
マニアックな脱線から元に戻り、再び「Garden of Bu Halima 」というお庭へ!
ここの道をまーっすぐ歩いていくとフマユーン廟ですからね~!というわけで目の前の白い門を抜けてみると、
前方にフマユーン廟への入口、「西門」が見えてきます!イェイ!
ちなみにここで後ろを振り返ると、、
右が今抜けてきた白い門で、左にも「アラブ・サライ北門」があったりする!
- 左: アラブ・サライ北門(North Gate of Arab Sarai )、 右: 今抜けてきた門。。名前不明。。
またここでアラブ・サライ北門を抜けて寄り道をすることもできますが、思い切って割愛!イェーイ!
イェーイ!
というわけでフマユーン廟を目指し、直進!直進!
「西門」イェーイ!
- 西門(West Gate )
入口が西門。ということはフマユーン廟は写真を撮るとなると(今まで出てきた写真もそうでしたが)、午前中は完全逆光だぜ、イェーイ!西門からフマユーン廟の正面にかけてイェイ写真を撮りたいならば午後がお薦めということになります!まぁフマユーン廟は東西南北どの方面からでも同じに見えるように造られてるので、裏側(東側)に回ればイェイのですが。
こちらが西門から見た「フマユーン廟」!
フマユーン廟全体は赤砂岩で造られており、建物のてっぺんに付けられたドームや壁面の白い部分には白大理石が使われてます!ムガル帝国時代の有名な建築物はこの赤砂岩と白大理石が特徴的で、赤と白のコントラストが実にイェーイ!
で、門を抜けるとこんな感じ!
フマユーン廟がジャジャーンと現れましたが、赤砂岩でかっこイェく造られた姿がここからでは逆光でキレイに見えず。。赤白のコントラストがイェイのに~。
なので1号が自慢の赤白のパンジャービー・ドレスで頑張ります!イェーイ!
タージ・マハルと同様、フマユーン廟も大きな基壇の上に乗っかってます!上の写真では建物の下半分のところが基壇部分となります。
この基壇部分も白大理石で装飾されてます!赤白のコントラストがキレイでしょ~!
で、階段を使って基壇の上に登ると、
ジャジャーン! 斜めからのアングル!
こちらにフマユーンの石棺が安置されてます。手前にいくつか見えてる石も「石棺」で、フマユーン以外の棺も建物の内外に置かれていました。
で、こちらが正面!ワッホーイ!
中を覗いてみると、
フマユーンの白い石棺が!
中に入ることもできます!
中にはフマユーン以外の棺がいくつかひっそりと置かれてます。入口は複数ありますが、フマユーンの棺の前まで行ける入口は(たぶん)1箇所しかありません。
こちらでーす!
ジャジャジャーン!
フマユーンさんの棺で・す・YO!
ちょうどドーム部分の真下に安置されているので天井が高く、広々としたところにポツーンとある感じです。内部の装飾が地味めなので、そのポツーン感がさらに増します。
石棺自体もいたってシンプル!
ちなみにタージ・マハルにあったシャー・ジャハーンとムムターズ・マハルの石棺(ダミーですが)は、植物の図柄の象嵌(ぞうがん)で埋め尽くされており、フマユーンの石棺と比べるとだいぶ華があります。
- 象嵌(ぞうがん): 金属・木材などの材料(この場合は大理石)の表面を削って、そこに他の材料(貴金属など)をはめ込む装飾技法
こちらは他の部屋にあった石棺ですが、フマユーンの石棺と見た目は変わらず!
側面にはアラビア文字?が刻まれており、むしろこちらの方がちょっとイェーイ!かも!
内部の見学は以上!
続いてフマユーン廟の回りを1周してみました!
フマユーン廟の裏側(東側)に回れば順光で見られると思い、イェーイ!してみると、
一部修理中、イェーイ!
こちらが東側の正面!
東西南北のどの方向から見ても同じ造りになってます!
斜めから見るとそれが分かりやすいかも! キーワードはシンメトリー!
そしてフマユーン廟は四方をこんな感じの庭園で囲まれてます!
- フマユーン廟の基壇の上から見た北東の風景
- フマユーン廟の基壇の上から見た西の風景、こちら側(西門)からフマユーン廟に入ってきました
この水路で田の字型に区切られた庭園は「チャハル・バーグ」(四分庭園)と呼ばれるペルシア式の幾何学庭園です!キーワードはシンメトリー!
チャハル・バーグはタージ・マハルやアーグラ城塞などムガル帝国時代の遺跡ではお馴染みの庭園ですが、インドで初めて造られたのはフマユーン廟だと言われてます!
フマユーン廟の見学は以上!
クタクタのクターになってたので西門の脇にあった売店で休憩!
そして最後に売店の前にある2つの建物を見て帰りました!マニアックな予感!
- 左: Afsarwala Tomb、 右: Afsarwala Mosque
左側のフマユーン廟を小さくした感じのカワイェらしい建物は「Afsarwala Tomb 」!右が「Afsarwala Mosque 」です!この「Afsarwala 」とは「将校?」(Officer )を意味してるらしいのですが、誰のお墓なのかは判明してないらしいです。(an unidentified tomb ) う~ん、マニアック!
マニアックと言えばあと「Barber's Tomb 」なるものがフマユーン廟の方にあったのですが見落としてしまいました、イェーイ!
以上、ちょろっとマニアックな情報を絡めて世界遺産「デリーのフマユーン廟」をお届けしてみました!
イェイ!イェイ!イェ~イ!
この後はインドで訪れた最後の世界遺産、
「デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群」へ!イェーイ!
最後にリアルタイム情報Yay! -------------
本日はノソノソとテヘランを歩き回り、宝石博物館とか考古学博物館とかをイェーイ!してきました!宝石博物館には何と182カラットのピンクダイヤモンドがあるんで・す・YO!みなさんダイヤモンドを囲んで「ひゃー」とか「ほー」とか言ってました。僕たちはというと「うひょーい!」って感じでした!イェーイ!
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