アウランガーバードからヴァドーダラーへバスで移動!
記事は [09年05月03日] 299 日目 インド2 38日目 / アウランガーバード のお話
5月3日、「アウランガーバード」から「ヴァドーダラー(バローダ)」へローカル・バスを乗り継いで移動した時のお話です。グジャラート州にある「ヴァドーダラー」へは、世界遺産「チャンパネール-パーヴァガドゥ遺跡公園」をイェーイ!しに行きます。「タージ・レジデンシー」での優雅な生活から一変!ローカル・バスで「スラト」という街を経由し14時間かけて移動することになりました!
今回の移動の様子を地図にするとこんな感じ!イェーイ!
- 灰色: これまで来たルート
- 緑色: 今回の記事
「アウランガーバード ⇒ ヴァドーダラー」 「スラト」を経由してバスで移動
「ヴァドーダラー」への行き方について、泊まっていた「タージ・レジデンシー」のトラベルデスクで聞いてみたところプライベート・バスはなくローカル・バスしかないとのこと。スタッフがローカル・バスターミナルに電話して聞いてくれたところ、朝6時と9時に出ていて9時間かかるということでした。朝6時だとしんどいしせっかくの朝食ブッフェも食べられないんで9時のバスに決定!
しかーし、この時間が間違っていて後々大変なことに。。。
さて、当日の朝です!まずは朝食ブッフェ!最後だということでここぞとばかりにガツガツ食べていると、なんか横の2号が小食だ。。。どうしたんだろうと思って聞いてみると。。。どうやら二日酔いらしい。あ~あ、飲みすぎちゃったのね。エローラでも二日酔いだったのに懲りない奴ですね~。そして最後のブッフェなのに、キャワイェそーねー!
バス・ターミナルの場所がよくわからないので、ホテルの車で送ってもらうことにします。車の手配をお願いしたところ、10分くらいの距離なのに何と400ルピー(約1,000円)!本当は390ルピーなんですが、どう考えても10ルピーはチップで渡すでしょ~!ってことで400ルピーなんで・す・YO!1,000円というと日本ならタクシーの初乗りに毛が生えたくらいの値段ですが、ここインドではバンガロールからバーダーミまで12時間半移動しても305ルピー(約760円)なので、400ルピーというのは激高なんです。かーなりもったいない気もしますが、もう時間がないしバス・ターミナル間違えると大変だしこれで行っちゃおう~ってことでレッツらGO~~~~。
400ルピーの車登場!!
もちろんエアコン付きで、かっこいい運転手さんが制服着ていまーす。ほとんどのお客さんはこの車で飛行場に行って、そこからムンバイとかデリー行くんだろうな~、なんて思いながら乗りみました。朝8時頃に出発!あと1時間でヴァドーダラー行きのバスが出発だから急げ~~!
車の中には水とおしぼりがついていました!
400ルピーの元を取るかのように手も汚れていないのにおしぼりで手を拭いてペットボトルの水をバックにしまう2人。貧乏根性丸出しですね~。車の中に「タージ・ホテルズ・リゾーツ&パレス」グループの雑誌があったのでペラペラ見ていると、モルディブにも同じ系列の「タージ エキゾティカ リゾート & スパ」というホテルがあることを発見。セカイェの新婚旅行はモルディブだったんで、あの真っ青な海がまた見たいな~なんて南国の楽園に思いを馳せていると。。。。
10分後にアウランガーバードのどこかのバス・ターミナルに到着!
いったいどこのバス・ターミナルなんだかよくわかりませんが、到着しました!運転手様に400ルピーを渡してさようなら~。「タージ・レジデンシー」ともさようなら~。
バス・ターミナルの中に入りました!
「タージ・レジデンシー」のゴージャスな雰囲気から一転、ローカルな雰囲気に変わる瞬間です。さあ!気を引き締めてヴァドーダラーまで行くぞ~~!朝9時出発なんで時間がないぞーー!
まずは2号がバス乗り場を聞きに窓口へGO!
お、2号が帰ってきた~!
2号:「・・・・・(無言で半笑い)」
2号:「・・・・・(無言で変顔)」
2号:「バス、夜の9時に出発だって。。。」
1号、2号:「ガ━━(´・д・`|||●)━━ン」
どうやら「タージ・レジデンシー」のトラベルデスクのおじさまが午前と午後を間違えたみたいです。。。え~~!どうしよ~。夜9時まで12時間もここで待つわけにいかないよ~。
せめて近くの町まで行けないか、その辺にいるおっさんとか車掌さんらしき人に聞きまくります。
すると、親切なおじさんが、「グジャラート州のスラト(SURAT )という街へ行くバスは午前中に出発するから、スラト経由でヴァドーダラーに行けばいいよ!」と教えてくれました。「スラト」って街良く知らないけれど、近づけるなら行っちゃうよ!ってことで「スラト」へ向かうことに決定!地図を見てみると確かにヴァドーダラー方面に「スラト」という街があるようです。
「スラト」行きのバスはすぐに出発するわけではないようで、バス乗り場ではなく駐車場に停まっていました。親切なおじさんが「バスに乗って待ってなよ~。」と言ってくれたのでバスに乗り込んで待つことにします。既にバスには乗客が数人乗っていました。親切なおじさん曰くバスの運転手さんはまだ家にいるそうです。こりゃ当分出発しないな~。
と思ったら、乗りこんで10分後くらいに車掌さん登場!
もしかしてすぐに出発か?!と期待に鼻息が荒くなりましたが、車掌さんだけで運転手さんは登場せず。車掌さんも色々な準備を終えてしまい、ヒマそうに運転席の整理とかをしています。
お、運ちゃん登場?!
と思ったら、暇をもてあました2号か~。
運転手さんごっこに飽きた2号が次に始めたのは?!
車掌さんごっこ。
子供達も大喜びでしたが、この子供達のお母様がアッヒャッヒャッヒャーっと豪快に大笑い!こんなに喜んでもらえると2号もお笑い冥利につきるってもんです。インドの皆様ってこういうことしてもお茶目に笑ってくれるんで好きですね~。
そうこうしているうちに、リアル運ちゃん登場!ピンクのシャツがキマってるぜー。
運ちゃんは重役出勤なんですかね~。運ちゃんがバスを駐車場からバス乗り場に移動させるとすぐにお客さんがワラワラーっと乗ってきて満員に!そして、朝9時半に「アウランガーバード」から「スラト」へ向けて出発しました!!思ったより早かったぞー。バスのチケットにはアウランガーバードからスラトまでは385kmと書いてありました!247ルピー(約620円)です。やっぱりタージ・レジデンシーの車(10分で400ルピー)より安い。。。恐るべしタージ。。。
スラト行きのバスは2日前にイェーイ!したエローラ石窟群の前を通って行きます。
なのでもう一度この景色を見ることができました。
エローラに行く途中にある遺跡「ダウラターバード」です。 「ダウラターバード」は自然の岩山がそのまま要塞となったものなのです。バスの中から見ただけでも大きさが「デーン!」と伝わってきます。こりゃ難攻不落の要塞ですな~!
バスはそのまま乾いた道を走り続けて行きます。
途中電車が見えました~!
休憩を4回ほど挟みながらひたすら走っていきます。
夕方頃の休憩ターイム!
チャイや軽食をとることができます。ほっと一息くつろぎタイムですな~。
手を洗ったりするのは井戸の水を使います!
1人で井戸から水を出して手を洗うのが結構難しいんです!
そしてここの休憩所のトイレがなかなかハードだった!どうやら女性用のトイレが壊れていたみたいで男性用しかなかったんで・す・YO!男性も女性も一緒?!と、びびって行くのをやめようとしたら、「今は男性陣が入っているけれどもう少ししたら女性タイムにするからちょっと待ってて~。」と言われたので少し待ちます。女性タイムが始まったので女性陣に混じってレッツらGO!
1号:「ん?!」
1号:「ムムム?!」
1号:「壁の前に溝があるだけじゃん。。。」
男性用(小)だったんですね。。。インドの女性用トイレは中国と比べると比較的清潔で仕切りや扉はまずあるので、ちょっと土っ器土器。今までがラッキーだっただけなのか?ここは我慢して逃げ出したいところですが、次いつトイレに行けるかわからないし、このまま何もせず出ていくのもマヌケかな!ってわけで見よう見まねでトイレを済ませてみます。一緒にバスに乗っていたお姉さまの「早くしないと男の人が来ちゃうわよ~。」という心配そうな視線を感じて慌てて飛び出しました。
ヒー!スッキリ!無事済んで気分も晴れやか~。仕切りや扉はなくてもまあ良いのですが(←いいのかー?!)せめて穴はあって欲しいですね~。
そろそろ日が暮れてきました。夕日が美すぃ~!
アウランガーバードからスラトへの道は途中下車する人が少なく、ずーっと乗り続けている人が多かったため、だんだんおなじみのメンバーになってきました。インドの方はローカルバスで長距離移動をすることは少ないので、乗り続けている人が多いというのは珍しいことなのです。
おなじみのメンバーの一人であるお兄ちゃんが私達に話しかけてきてくれました。私達の地球の歩き方に興味を持っているようで、見せてほしい!とのこと。見せてあげたところ日本語はわからないと思うのですが写真を見てみんなで盛り上がっています。そしてラッキーなことにこのお兄ちゃんが「ヴァドーダラー」に行くそうなのです。お兄さんについていけるのでちょっとホッとします。
夕日も落ちてきてすっかり暗くなってきた頃、ネオンの輝くやたら近代的な街に入ってきました。お兄ちゃん曰く「スラト」は絹や化学繊維の工業で有名な大都会みたいです。エアコンが付いているガラス張りのレストランがたくさんあるのが見えました!こんなにキレイなレストランがたくさんあるのは他のインドの街でも珍しいかもしれません。
夜20時過ぎに「スラト」のバスターミナルに到着!
アウランガーバードから10時間半かかりました。コチラの写真は「スラト駅」です。「スラト」はびっくりするくらい近代的な大都市なのですが、地球の歩き方に掲載されていないため情報が全くありません。私達が持っているロンプラは南インド編なんでグジャラート州は載っていない。。。
そんなわけで街の地理はよくわからないのですが、バス・ターミナルは列車の駅の目の前にありました。便利な街ですね。スラトからヴァドーダラーへは電車でも行けるみたいです。しかし列車だと予約などが必要かな~と思い私達はバスでイェーイ!することにします。
アウランガーバードから同じバスで来たお兄ちゃんに付いていき、歩いて3分くらいのところにある別のバス・ターミナルから「ヴァドーダラー」行きのバスに乗り換えます。長距離と短距離でターミナルが別みたいです。
お兄ちゃんのおかげで無事「ヴァドーダラー」行きのバスに乗車できました!20時半過ぎに「ヴァドーダラー」へ向けて出発!「スラト」から「ヴァドーダラー」までは138kmで、74ルピー(約190円)!何とか今日中にたどり着けるかな??
バスは夜の道をひたすら走って行きます。助けてくれたお兄ちゃんは「ヴァドーダラー」まで行かずに途中で降りていきました。夜で暗いし情報少ないし1号と2号と2人だけだったら大変だったと思います。ありがとうお兄ちゃん!その後は夜行バスのようにライトが消えたので2人ともガン寝してしまいました。
ちょうど夜中の24時頃に「ヴァドーダラー」に到着!
3時間半かかりました!「ヴァドーダラー」駅から少し先に行ったところにあるバス・ターミナルが終点でした。ヴァドーダラーも列車の駅のすぐ近くにバス・ターミナルがあります。
それでは、真夜中の宿探し、イェーイ!
バスターミナルのすぐ近くにあった中級ホテル「ユヴラージ(yuvraj)」に行ってみます。地球の歩き方にも掲載されているホテルです。突撃するも、、、
満室。。。
その隣にあるホテル「HOTEL GAURAV 」に飛び込んでみますが、こちらも満室?かどうか良くわからないのですが泊まれない。。。
「HOTEL GAURAV 」で「ホテル・プレジデンシー・タワー(Hotel Presidency Tower) 」なら泊まれるよということで紹介してもらいました。こちらからはオートリクシャーに乗らないと行けないところにあるようです。しかし、「プレジデンシー」だなんて名前を聞くからに何か高そうです。。。
というわけで、地球の歩き方に載っていた「アンバサダー」という、そんなに高くなさそうなホテルを探してみます。
「ヴァドーダラー駅」の近くにあるはずなんで、
ウロウロ、そして牛さんもウロウロ。
結局見つからない!
地図であるはずの場所に行っても見つからないし、オートリクシャーの運ちゃんに聞いても「今はない!」と言われるし。。。こりゃ夜も遅いしあきらめて紹介された「ホテル・プレジデンシー・タワー(Hotel Presidency Tower) 」に向かうことにします!オートリクシャーをつかまえてGO!
5分くらいで到着しました!10ルピー!
こちらがフロント!
ちゃんと部屋が空いていてほっとします。気になるお値段もエアコン付きダブルルームで言い値が999ルピー(約2,500円)とそこまで激高ではなくて良かった~。最終的に900ルピー(約2,250円)でマネー成立!
お部屋はこちら。
「プレジデンシー・タワー」という名前にびびってましたが、ゴージャスホテル!!という感じではなくビジネスホテルでした。既に夜中の1時頃でしたが、スタッフが水やらタオルやらトイレットペーパーを持ってきてくれました。
14時間のローカル・バスでの移動でヘロヘロになった1号と2号。。。シャワーだけ浴びて夕飯も食べずにパタンと寝ましたとさ。とりあえずヴァドーダラーまでたどりつけてよかった~。こちらには4泊しまーす。
最後に2号に14時間の移動の感想を聞いてみたところ、
2号「ケツが蒸れた!!!」
と、いつもと同じコメントでした。休憩所などでマメに立って乾かしていたのですが、その努力もむなしく蒸れてしまったんですね。。。お尻は大切にしましょう~!
最後にリアルタイム情報Yay! -------------
本日もまだ腹が下っているため1日のんびりしまーす。明日こそ世界遺産「サーンチーの仏教建造物群」へイェーイ!しまーす!
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私、コメントします!
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