102発目の世界遺産!エッセンのツォルフェライン炭坑業遺産群 [後半]
記事は [09年08月27日] 415 日目 ドイツ1 6日目 / ハノーファー のお話
2009年8月27日、ドイツで5発目の世界遺産は「エッセンのツォルフェライン炭坑業遺産群」!前半の記事ではエッセンの第12立坑(SHAFT XII )のシンボル、立坑櫓(たてこうやぐら)までやって来ましたので、後半はそこからの続きでーす!モダニズム建築イェイ!イェーイ
では第12立坑(たてこう)の立坑櫓をもう一度どうぞ!
前半でもちょろっと説明しましたが立坑櫓(たてこうやぐら)の下には地下にワンサカ眠る石炭をゲットするために地面から垂直に掘られた穴(立坑)があります。立坑櫓は地上と立坑の下との間での人員や資材を運搬するためのエレベーター的存在で、櫓の上には滑車が付いていてワイヤーを引っ掛けて機械で巻き上げてイェイする仕組みになっています!
この滑車の丸い形が見た目をイェイ感じにさせているんですねぇ~!
縦穴を掘って採掘する形式の炭坑にはこの立坑櫓が存在することになるのですが、このツォルフェライン第12立坑の立坑櫓は世界で最もモダンで美しい炭坑と呼ばれるだけあって本当にカッコイェイです!でも他の炭坑の立坑櫓なんて見たことないからどのくらいモダンなのか伝わらな~い!なんて方がたくさんいるかと思いますので、違う炭坑跡の写真をご用意しました!
ジャジャーーン!!
こちらは307発目にイェイしたイギリスの世界遺産「ブレナヴォン産業用地」にあるビッグ・ピットの立坑櫓でござ~い!どうです?!一般的な炭坑の櫓は大体こんな形なんだと思いますがツォルフェラインのと全然違うっしょ!!モダンのかけらもありませんが、これはこれでレトロ感があってイェイ!
ツォルフェラインの第12立坑は、立坑櫓だけでなく全体的にモダンな造りをしていますが、ここはバウハウス様式という建築様式で建てられているんで・す・YO!バウハウスとはドイツの有名な美術工芸学校で、近代の建築や工業デザインに多大なる影響をイェイしました!バウハウスの建築様式はゴチャゴチャした装飾を一切なくして、機能的でシンプル、素材の味を活かしてカッチョええという現代建築に通じるものです!バウハウスについては「ヴァイマールとデッサウのバウハウスとその関連遺産群」というドイツの世界遺産を113発目にイェイしているのでその時にまた紹介したいと思います。
バウハウスはシンプルでカッチョええという芸術的側面だけでなく機能性も重視しています。この第12立坑では地理的にやっかいな環境下であるにも関わらず、石炭(無煙炭)の生産量は通常の4倍もの12,000トンを誇り、これだけの生産量を確保できた技術力も評価されているんで・す・YO!
それでは第12立坑から、第1、2、8立坑(SHAFT 1/2/8 )のあるエリアを目指して進みます! ┌( ・_・)┘
おれは直角って感じの迫力でパイプがドデ~ン!
ここでも廃墟跡をうまく活かすように道が作られてます。ちなみに「おれは直角」の主人公、石垣 直角(いしがき ちょっかく)は何事も曲がったことは許さない性格で、道を曲がる時も常に直角というちょっと無理のあるキャラ設定ですが、僕たちは普通に歩いて行きます。
おれは直角なパイプを抜けると、第1、2、8立坑の櫓が見えてきました!イェイ!イェイ!
デデーーン!! d(⌒∇⌒)b
第12立坑と同様、こちらも小ぎれいに整備されてます!立坑櫓ですが、第12立坑のものは両側に足を付けて支えていましたが、ここのは片側のみに足があるブレナヴォンのビック・ピットと同じタイプでした。
隣の建物はワシャワシャと草がイェイしていてイェイ感じ~!
僕たちはこれ以上「第1、2、8立坑」の中へは進まず、来た時とは違う道で第12立坑へと戻ることにしました。もちろん直角を意識せず普通に歩いて戻ります。
さようなら、そこにある櫓(やぐら)!
櫓に名前がないから何て呼べばイェイのか分からないのが残念。ドイツらしい名前を付けると言いと思うのですが、そうだな、、この櫓の名は、、ドイツらしく、、ビール!
こうしてビールに別れを告げた後は、
ミスター廃墟感なやつを発見! ヽ(´▽`)/
ファイナルファンタジーとかの廃墟で出てきそう!イェイね!イェイね!
全体がよく見えそうな場所まで回り込んでみると、
直角じゃないのが少しだけ悔やまれるが、見事なまでの廃墟感!!
こいつにも名前を付けてみたくなりますが、これしかないでしょ! 「おれは鈍角」!! ってミスター廃墟感でよかっただろが!
命名遊びをしていると、前方に第12立坑が見えてきました!
第12立坑の櫓には恐れ多くて名前なんて付けられません! と言いつつ、「ベッケンバウアー」に決定イェイ!ベッケンバウアーのカイザー(皇帝)っていうニックネームがこの櫓に合ってるような気がします!
ほんでもって、櫓(やぐら)のふもとに到着してみました。
ここには石炭や物資を輸送していたであろうトロッコか何かのレールが残されてます。
角度を変えて見るとこんな感じです!
おい、そこっ!角度って聞いて、直だの、鈍だの、いちいち反応しないようにっ!
関係ない話が挿入されすぎてツォルフェラインの持つ「世界で最もモダンで美しい炭坑」のイメージを忘れかけてしまいそうですので、次の写真で挽回を狙います!
モダチョキっ! v(≧∇≦)v
これはツォルフェラインっぽさが出てると思います!ただし、直角に交差してるともっとイェかったのにな!
最後に見たのはこちらのレッド・ドット・デザイン・ミュージーアム!
もちろんモダンな炭坑跡の建物を活用しています!ここで「WA 」というテーマで日本のデザイン展が開かれていたのですが、5ユーロだったもので。。
敷地内には何かしらを売っている車もありました!
さすがに1年半も前に見て、そこで何も買ってない店が何を売ってたかなんて思い出せるわけなし!
こうしてモダニズム炭坑の観光が終わりましたとさ。
今回のツォルフェラインの記事を通じて皆さんには、立坑を「たてこう」、櫓を「やぐら」と読むことを覚えて帰ってもらえれば幸いです。
イェイ!イェーイ!
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コメント
> ソメソメさん!
壁紙に使って頂けるととは嬉すぃイェイ!ドイツには「フェルクリンゲン製鉄所」って産業遺産もあり、先月イェイしてるので記事をお楽しみに~。恐らく5年後くらいにアップされま~す。イェイェーイ!
2011年3月28日: 2号 さん
ツォルフェラインいぇい!!!
青い空と廃墟と緑とがマッチしてていぇいですね。
最後の写真、けっこう好きですっ
PSPの壁紙にさせてもらいました~~
2011年3月25日: ソメソメ さん
私、コメントします!
みなさまからのコメントを楽しみにお待ちしております!
「イェーイ!」だけでも構いませんのでお気軽にどうぞ!
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