93発目の世界遺産!イスタンブール歴史地域[3.テオドシウスの城壁 & カーリエ博物館(コーラ修道院)]
記事は [09年08月06日] 394 日目 トルコ 19日目 / イスタンブール のお話
8月6日-9日、そして年をまたいで2010年2月1日-5日、2月8日-11日にも再訪したイスタンブール滞在時のお話。トルコで4発目の世界遺産は「イスタンブール歴史地域」!今回は僕たちが観光した中では一番遠くにあった2つの見所、「テオドシウスの城壁」と、「カーリエ博物館」をご紹介!カーリエ博物館の美すぃ~モザイク装飾はイスタンブールでは必見で・す・YO!
それでは早速、この2つの見所をイェーイ!しに、「エディルネカプ」へレッツらゴー!
エディルネカプは、トプカプ宮殿やアヤソフィアがあるスルタンアフメット地区からは北西に5kmほど離れた場所にあります。前回ご紹介した「ヴァレンス水道橋」よりもさらに北西!
なので僕たちが宿泊していたスルタンアフメット地区からだと徒歩では厳しいので、まずはスルタンアフメット駅からトプカプ駅までトラム(路面電車)で移動イェーイ!
- スルタンアフメット ~ トプカプ: トラムはどこまで乗っても、1.5TL(約100円)で・す・YO!
ちなみにこのトプカプ駅は有名な「トプカプ宮殿」の最寄駅ではありませ~ん!トプカプ宮殿は「スルタンアフメット駅」や「ギュルハーネ駅」が最寄となります。ややこしや~。
そしてトプカプ駅からカーリエ博物館まではミニバスで行く予定だったのですが、駅のおじさんにバス乗り場の場所を聞くと、
トプカプ駅を降りたすぐ近くから出てる「メトロ」で行けるらしい!「M」のマークが目印です!
トプカプ駅周辺の地図もないし、カーリエ博物館までの行き方も大した情報は持ってなかったので、言われるがままにメトロとやらを利用してみます! ┌( ・_・)┘
コレに乗って「エディルネカプ駅」まで!
- トプカプ ~ エディルネカプ: やはり1.5TL(約100円)
イスタンブールは広いですが、ほとんどの見所は気軽に利用できるトラムやメトロ、地下ケーブルを乗り継いで行けば簡単に行けちゃいます!でも乗り換える度にお金を払わないといけないのが少々痛い。
そしてエディルネカプ駅で降りるも、今度は駅からカーリエ博物館までどうやって行ったらイェイのかわからな~い!こういう時はとにかく人に聞きまくるしかないね~。英語が通じなくても「トルコの歩き方」には見所の名前がトルコ語で併記されているのでそれを見せればだいじょうV!ちなみにシリアでは「歩き方」に現地語のアラビア語が併記されておらず少々苦戦。。
みんなが指差す方向にちょろっと歩くと、あっさりと城壁の姿を発見! d(⌒∇⌒)b
この城壁こそが「テオドシウスの城壁」!とりあえず城壁の場所は分かったので、城壁を堪能する前にカーリエ博物館の場所もどこだか押さえておくことにしました。
というわけで城壁の間を抜けて内側に入って行くと、
小ぶりのきれいなモスクがお目見えに!
ここら辺りにカーリエ博物館の方向を示す看板があったので、これで辿り着けることは間違いなし!テオドシウスの城壁から近そうだしイェイね!お楽しみのカーリエ博物館を後回しにし、まずは城壁をイェイ!することに!
適当に城壁が見える方向に進んでいくと、
めっちゃ頑丈そうなのがありました!ありました! \(^o^)/
「ありました!ありました!」とかテンション上げてみましたが、もちろん来る途中で抜けてきた城壁です。。
このテオドシウスの城壁はイスタンブールの歴史を語る上では欠かせない重要な遺跡なんで・す・YO!イスタンブールの旧市街は、北、東、南の3方を金角湾とマルマラ海に囲まれており、ボスポラス海峡の潮の流れも手伝って自然の防壁を成していました。そして唯一の陸側である西側には、このテオドシウスの城壁が造られたというわけなんです!難攻不落とはこのことだぜイェーイ!しかもこの城壁がまたあまりにも堅固で、1,000年もの間一度も破られることがなかったと言われています!あっぱれビザンツ帝国!
では誰が破ったのかと言うとメフメト2世が率いるオスマン帝国!1453年の「コンスタンティノープルの陥落(ビザンツ帝国の滅亡)」ってやつです。この後オスマン帝国はコンスタンティノープルの名称をイスタンブールへと変更し、キリスト教に代わりイスラム教の支配が始まったので~す!
ここら辺のお話は「コンスタンティノープルの陥落」という本を読むと本当に面白いで・す・YO!僕たちはありがたいことに、旅友kimoさん(セカイェ13号)から本をいただきました。
- 「コンスタンティノープルの陥落の本をゲット」した時のお話はこちら!
序盤はビザンツ帝国側とオスマン帝国側の重要人物1人1人に焦点を当ててストーリーが進み、中盤くらいから皆がそれぞれの立場でコンスタンティノープルに終結して戦いに参加していくって内容です。イスタンブールに興味がある人にはホントお薦めで・す・YO!
こんな感じで歴史的に重みのある城壁なのですが、実際の観光ベースでの興味はと言うと、
「あっ!城壁の上に登れるんだ!」って視点に変わっちゃいます!
なので、登ってみました!イェーイ! ヽ(´▽`)/
「コンスタンティノープルの陥落」の本の中では、3重の城壁としてその堅牢性が図解されてましたが、この時点では「登れた!登れた!イェーイ!イェイ!」って感想です!3重になってた様子が残ってたっけな?。。でも壁の分厚さは分かりますね!オスマン帝国側はこの城壁に対して大砲をぶち込んだり、トンネルを掘ってみたりと、そこら辺の攻防も読み応えがあります。
そして陸側を全部塞ぐとなると城壁の全長は7km にもなったらしく、これまた本の中でも触れられてますが、7km 全部に渡って防衛しようとするとどうしても人手が足りなくなっちゃうんですよね。いくら城壁が分厚くても人がいなかったらスルーされちゃいますから。
この辺で城壁の観光は終了イェーイ!
城壁の歴史的ロマンを堪能する振りをした後は、お楽しみのカーリエ博物館へ!
碁盤目状に作られた道をどこで曲がればイェイのか分からなかったので売店のおじさんに助けてもらいながら進みます。結構な坂になってるので曲がる道をちょっとでも間違えたくない感じ!それにしても看板に従って来たはずなのに他の観光客が誰も歩いてないので少々不安に。
しかし見えてきましたカーリエ博物館!
博物館の近くまで来ると観光客が現れ始めたので、皆さんは違う道をやってきたのか、それともツアーバスやらタクシーでイェーイしてるのかもしれません。
こちらの門をくぐると、
カワイェらしい建物がチラリ!
博物館というイメージとはほど遠い建物ですが、このカーリエ博物館はその昔、キリスト教の「コーラ修道院」の中にあった教会であり、オスマン帝国時代にはモスクとして使われていました。そして現在は博物館として公開されているのであります!
早速、入場チケットを買って博物館の入口へ向かっていくと、
- チケット代: 15TL(約975円)
建物全体を見渡せました! ヽ(´▽`)/
外観も中々イェイ!でしょ~!
分かりにくいですが、こちらには1号もチラリ!
建物の回りを1周するように進んでいくといよいよ博物館の入口に辿り着きます!
このカーリエ博物館は、内壁の装飾が有名なんで・す・YO!キリストと聖母マリアの一生をテーマにした美すぃ~フレスコ画やモザイクが内壁を埋め尽くしているんです!
中に入るとまずは「フレスコ画」で覆い尽くされた内壁がお目見えです!
こんな感じで建物の内壁に残されたフレスコ画やモザイクが博物館として公開されているわけなんです!
天井にも美すぃ~フレスコ画が満載!
こちらも天井!中央におられるのは聖母マリア様!
そして突き当たりまで歩いていくと一番有名なフレスコ画の登場です!
ジャーン!!
こちらは「キリストの冥府降下図」というらしく、中央のキリストが、アダム(左)と、イヴ(右)を地獄から引き上げている様子だそうだ!感想は、、、絵がうますぎる!小学生の方がいいコメント残せそう。。
このように素晴らすぃ~フレスコ画も見所なのですが、カーリエ博物館はこれだけでは終わらない!実は建物の大部分はフレスコ画ではなく、美すぃ~モザイクで装飾されているんで・す・YO!
- モザイク: さまざまな色のガラス、石、陶片などの小片をくみあわせて表面を装飾する美術的技法。(百科事典ソフト、エンカルタより)
というわけで、こちらがモザイクゾーン! (ちょっとイヤらしい。。 )
先ほどのフレスコ画ゾーンと同様、壁、柱、天井の全てがモザイクで装飾されてます!
こちらの絵のようなキリストも、モザイクなんで・す・YO!
仕事が細か~い!! (≧▽≦ )
ちょっとお顔はふっくら気味。
美すぃ~モザイク装飾がたくさんあるのですが、僕が気に入ったのはこちら!
ジャジャーン!!
聖母マリアとキリストです!絵のようですがもちろんモザイク!所々がはげてしまっており保存状態はあまり良くないのですが、残っている部分のモザイクが実に美すぃ~!
モザイクでこれだけの表情が描けるのだからスゴイ!!
ちょっとお顔はほっそり気味。
そしてココが気に入ったのは、実はこのモザイクの上にも、、、
ジャジャジャーン!! ヽ(´▽`)/
こちらを見るように天井にもキリストのモザイクがあるんで・す・YO!
(」゜ロ゜)」 モザイクってすげぇ~!!
もちろんこれだけでなく、見所となるモザイクはまだあります!
たとえば、こちらの奥の柱には、、
マリア様!みたいな!
(」゜ロ゜)」 何とも言えないこの表情~!
そして上記マリア様があったこちらの部屋の中央にも注目!
壁中央のちょうど光が当たっている場所、そこにキレイなモザイクがあります!
ジャジャジャジャーン!!
こちらはウィキペディア曰く、「生神女就寝祭(しょうしんじょしゅうしんさい)」のモザイク!お寝になられてるのが生神女マリアで、中央の金ピカなのがキリスト!そしてキリストが抱いているのは幼子の形をしたマリアの魂とのこと!詳しくはウィキペディアをどうぞ!
近づいて見ると、確かにモザイク装飾であることが分かると思います!
いや~、どれもこれも傑作ですな!このような美すぃ~内部装飾は、イスラム教のオスマン帝国の時代には漆喰で上塗りして隠し、モスクとして使われていました。というわけでここの調査が進み、漆喰をはがしてみると、下からモザイクがこんにちは!ということになったのです!これはアヤソフィア博物館にも同じことが当てはまります!
いや~、カーリエ博物館、実にイェかったな~!
次回からはイスタンブール観光のメインどころ、スルタン・アフメット地区の見所を紹介していきます!
「93発目の世界遺産!イスタンブール歴史地域[4.トプカプ宮殿 & イェレバタン・サライ(地下宮殿)]」の記事に続く。
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