93発目の世界遺産!イスタンブール歴史地域[6.アヤソフィア博物館]
記事は [09年08月06日] 394 日目 トルコ 19日目 / イスタンブール のお話
8月6日-9日、そして年をまたいで2010年2月1日-5日、2月8日-11日にも再訪したイスタンブール滞在時のお話。トルコで4発目の世界遺産は「イスタンブール歴史地域」!今回はイスタンブール観光ではブルーモスクと並ぶ大御所、「アヤソフィア(ハギアソフィア)博物館」をご紹介!イスタンブールの歴史を堪能する上では絶対に外せない見所で・す・YO!
「アヤソフィア博物館」は、ビザンツ帝国(キリスト教)から、オスマン帝国(イスラム教)へと支配が移っていったイスタンブールの歴史を象徴する建物!ビザンツ時代にキリスト教の大聖堂として建てられ、オスマン帝国占領後は改築してイスラム教徒の礼拝場所であるモスクとして使われました。その歴史の変遷が見てとれるアヤソフィアは、現在、無宗教の博物館として公開されています!イェイ!イェイ!
そんなキリスト教徒にもイスラム教徒にも使われてきたアヤソフィアですが、
見た目はこんな感じになります!
元々はキリスト教の大聖堂として建てられたアヤソフィア、巨大なドームを有した大聖堂はビザンツ建築の最高傑作と称されています!ビザンツ帝国滅亡までは「ギリシャ正教会(東方正教会)の総本山」というキリスト教徒にとってそれはそれは重要な建物でした!そしてオスマン帝国占領後には、建物の周囲に4つのミナレット(尖塔)を付け加えるなどモスク仕様に改良が施され、イスラム教の礼拝所として活用されました!イスラム教徒にとっても壊すにはもったいくらいの大聖堂であったということでしょう!
場所は、前回ご紹介した「スルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)」の向かい側!目の前にはアヤソフィア、振り返るとブルーモスクという何とも贅沢な場所となっており、イスタンブールの中でもひときわ観光客で賑わっています!
このピンクがかった壁の色が何とも特徴的!
ピンクの聖堂やモスクなんて今までお目にかかったことがなかったのでかなり新鮮でした!1号もピンクのTシャツでポーズ!ちなみにこのTシャツは10ヵ月くらい前にタイで買ったもの。物持ちイェイというか何というか。イェーイ!
そして近づいてみるとその大きさも実感できます!
このようにアヤソフィアは外観も特徴的なのですが、やはりメインは中!博物館って呼ばれてるくらいですからね!というわけで中に入るのにも入場料がかかります。ちょっと高い。。
- チケット代: 20TL(約1,300円)
入場前には空港にあるようなX線検査?で荷物をチェックされるのですが、カバンに入れていた折り畳み式の三脚が引っかかり、ここに預けることになりました。ということで中は三脚の持ち込み禁止でーす!
そしていよいよ中に入るわけですが、
大ドームが造りだした巨大空間の中央に、
修復用の足場がドデーン!! (ToT)
イェーイ! イェーイ! (≧▽≦ )
これは2009年の8月に行った時の状況です。1号は学生時代にアヤソフィアに行ったことがあるのでまだイェイですが、僕にとってこの残念さときたらありませんでした。。
というわけで2010年2月、イスタンブールを再訪した時にもちろんアヤソフィアにもう一度行ってみました。
ジャーーン!! v(≧∇≦)v
中央から足場がなくなって、見晴らしが良すぎるぜイェーイ!夏に訪れた時と全然印象が違いました!
ドームの天井がばっちり見えます!
柱頭の装飾も美すぃ~!
そして一際目を引くのが、
建物の一番奥にあるミフラーブ!
- ミフラーブ: イスラム教の礼拝場所「モスク」の中にある礼拝用に壁にくぼみが作られた場所で、こちらがメッカの方向(ギブラ)を示しています!
かつてキリスト教の聖堂であったアヤソフィアに、イスラム教のモスクに不可欠なミフラーブを設置したというわけであります。それにしても眩しすぎる!
ここまででも十分にイェイ!のですが、実はアヤソフィアの真価はこのミフラーブの上にあります!
ミフラーブの上にある半円ドームを見てみると、、
聖母マリアと幼児キリストを描いたモザイク装飾が~! w(゚o゚)w
- 望遠レンズ持ってきときゃ良かったなぁ。。
つまり、キリスト教とイスラム教が同居しているということで・す・YO!これこそがアヤソフィア博物館の真骨頂!オスマン帝国(イスラム教)はキリスト教の聖堂であったアヤソフィアをモスクとして転用する際、内壁に施されていたキリスト教のモザイク等は破壊せず、漆喰で上塗りして使っていたのでーす!というわけで、漆喰をはがしてみると、下からモザイクがこんにちは!これは以前紹介した「カーリエ博物館」と同じことであります!
こちらがアヤソフィアを紹介するWebサイトや本でよく見かける構図の写真です!
アラビア文字が書かれた円形の文字盤(イスラム教)と、聖母子像(キリスト教)を仲良くパシャリというわけですね!でもってこの次は聖母子像の右側に注目!実はもう1つ大きなモザイク装飾があります!
聖母マリアの右横には、大天使ガブリエルのお姿が!
ジャジャーン!!
- 望遠レンズ持ってきときゃ良かったなぁ。。
この聖母子と大天使のモザイクは2階に上がると、こんな感じで良く見えるんです!
そうなんです!2階もあるんです!
というわけでこちらが2階の入口イェーイ!
上から見るとアヤソフィアの空間の広さを改めて感じとれます!
そして聖母子のモザイクでもチラリと出てきましたが、アラビア文字が書かれた円盤がほんとイェイ雰囲気を出してるんで・す・YO!
差し込んできた光が当たった感じとか、 く~っ、たまらん! (≧▽≦ )
イスラムにまつわるお偉いさんの名前が書かれているらしいのですが、今まで見てきたモスクにはこのような円盤は一切ありませんでした。
2階部分は、中央の吹き抜け部分をぐるりと囲むように通路が作られてます!
通路の幅は結構広く、天井、壁、柱には金色主体の装飾が施されていました。上の写真では装飾がはげかかっていますが、
修復され?、装飾の色が鮮やかに残っている部分もありました!
ここの通路にはアヤソフィア内で撮られた美すぃ~写真が特大サイズでいくつか展示されており、その中の1つの写真の構図をマネして撮ったのが上の写真です。
展示されている写真はアホみたいにデカくプリントされているのですが、それでもめちゃくちゃキレイです!観光客はその写真を写真で撮るみたいな。
そして写真展コーナーとは反対側の通路にあるのがこちら!
この大理石でできた壁の向こう側に、キリスト教時代に作られた美すぃ~モザイク装飾がいくつか残されており、アヤソフィア観光の目玉となっています!
その中でも一番有名なのが、こちらのモザイク!
デイシス(請願図)と呼ばれるもので、中央にキリスト、左がマリア、右が洗礼者ヨハネです!下の部分はほとんど残っていないのが残念ですが、
それでも残っている(修復された)部分はお見事!
「カーリエ博物館の記事」でも書きましたが、モザイクでこれだけの表情を描けるのが本当に凄い!
他にもこんな表情のキリストや、
こんな感じの穏やかな表情をしたマリアのモザイクもあります!
いや~、アヤソフィアでは本当にお腹いっぱいになりました。2階から満足げに1階に戻って帰ろうとするのですが、1階にはまだちょっとした見所があります!
こちらの柱だぜイェーイ!
この柱は歩き方曰く、「マリアの手形」、別名「すすり泣く柱」と呼ばれているそうで、柱のくぼみに親指を入れて、残りの4本の指でぐるっと円を描ければ願いが叶うらしい!上の写真は「漫画の海に溺れたい」というアホな願いを叶えようと意気込む1号。。
これにてアヤソフィア観光は終了イェーイ!って思って最後出口へ向かう通路を歩いていくのですが、まだ油断してはいけません!
出口付近に大きめの鏡が設置してあって、何か鏡に映ってる!と思って振り返ると、、
そこにもモザイクがイェーイ!
これにて本当に終了です!イェイ!イェイ!
ここまで長かったですが、次回の記事で世界遺産としてイスタンブールを紹介するのは最後!そして最後を飾るのは上から見たブルーモスクとアヤソフィア!イェーイ!
「93発目の世界遺産!イスタンブール歴史地域[7.スルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク) & アヤソフィア博物館の全景&夕景&夜景]」の記事に続く。
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