50発目の世界遺産!トンガリロ国立公園 [後半]
記事は [09年02月19日] 226 日目 ニュージーランド 14日目 / ナショナルパーク のお話
2月19日、50発目の世界遺産!ニュージーランドの「トンガリロ国立公園」、後半戦のお話!前回は「トンガリロ・クロッシング」のスタート地点までの紹介でしたが、今回はゴールまで責任を持ってお届けします!イェーイ!
さぁ、19.4km という長い道のりのスタートラインに立ったわけですが、まずはこの時の心境を1号に聞いてみると、
1号: 「イェ~イ!」 (若干、甲高い声で)
だそうです。。旅日記で感想を放棄するとは何とも画期的!
というわけで出発!
スタート地点を出発したのが8時頃。ゴール地点から宿へ戻るバスが出るのが16時なので、持ち時間は8時間!
もし時間までにゴールできなかった場合はヒッチハイクという若干面倒なイベントが発生してしまうんで・す・YO!
しかし、我々は 「世界遺産ウォーカー!」 (初めて名乗ってみた。 )
体力的な心配はほとんどありませんでした!今まで直近でもカカドゥ、ブルー・マウンテンズ、タスマニア、マウントクックなど結構歩き倒してきてるので30歳超えてるけど大丈夫かな~と。
問題は 天気 で・す・YO!
「山の天気は変わりやすい!」ということで、天候が急変した時に歩みが止まる可能性があるのでそれだけが心配でした。でもチビニさんも一緒だし何とかなるかとも思ってました。人任せイェイ!
序盤からこんな感じで霧でモヤのかかった幻想的な風景が広がってます!
雰囲気あるっしょ!
しかしあまりのモヤに、どれが「トンガリロ山」だか、「ナウルホエ山」だか認識できてなかったりもします。。ロード・オブ・ザ・リングで「滅びの山」としてロケ地にも使われた「ルアペフ山」も見えるはずなのですが、どれか分からん。。というか歩いてる所以外見えん。。
1時間30分ほど歩くと、「ソーダ・スプリングス(Soda Springs ) 」という水たまりの近くまで来ることができます。
が、「ソーダ・スプリングス」は正規ルートからは往復10分ほど離れた向こ~~うの方にあるので、ほとんどの方は無視。。。トイレの方が大人気!
ここまではそれほど勾配がないのでガンガン進んで来れますが、ここから先はいよいよ本格的に登っていくことになります!
うりゃ~!
登れ~!
1号: 「分け入っても、分け入っても、茶色!」
そうなんです!
こんな感じの「モヤ~の中に茶色~!」な風景がこの後ずっと続いていきます!この雰囲気がたまならくイェイ!なのよ!
そしてさらにモヤモヤの中に突入していくと、
すごい景色が待ってるのよ!
あたり一面、全部モヤ!
ここは「サウス・クレーター」と呼ばれる広大な噴火口で、湯気ポッポでモヤ~な感じになってるのだと思われます。あたりはモヤで何も見えませんが、ここは「トンガリロ山」と、「ナウルホエ山」の2つの山にちょうど挟まれたところです。平らなので歩きやすい!
1号曰く、「三途の河にでも向かって行く気分 ♪」
その気分に ♪ マークが付いてよいのかは別にして、ほんと 「非日常~!」
モヤイ。
すみません。モヤにかこつけて、セカイェキャラを小出しにしてみました。。
サウス・クレーターを抜けると、また登りが続きます。
たまにこういう危なっかしい所もあるので、1号を見てると土っ器土器!
それにしてもこの格好、トレッキングの格好とはとても思えんな。。肩掛けのカバンなんて使ってるのうちらくらいだろ。。
ほんでもって、スタート地点から3時間ほどで「レッド・クレーター」の手前に到着!
モヤの先にうっすら見えるあの山の頂上が標高約1,900m!と今回のコースで最も標高が高い場所です!そしてそこからレッド・クレーターをイェイ!することができるのデース!
1号の手作りサンドをかじりながら、ここでしばし休憩!
1号もチビニさんもまだまだ元気そう!
ここでまったりしてると、
なんと、
モヤが開けて、
青空が!
これにはマジ感動!
今まで色の無い世界を練り歩いてきたので、真っ青な空が現れた途端、森本レオ並みに癒されました!
しかーし、モヤが簡単に吹き飛ぶくらいあそこでは、
ものすごい風がグゥオン!グゥオン!吹き荒れてます!
そしてこれからそんな危険地帯に進んでいかなければなりません。。
しかーし!しかーし!ここからがトンガリロ・クロッシング最大の見せ場なんです!
まずは突風の中、崖の下を覗き込むと、「レッド・クレーター」がお目見えになります!
ちょっと覗き込むだけで突風にあおられ、クレーターへ真っ逆さま!そんな感じのものすごい緊張感のある場所です!
なので写真を撮ろうもんなら、足を肩幅に開いて、若干腰を落として、こんな感じ!
チビニさんも1号もバシルーラされないか心配でした。
もちろん僕も「レッド・クレーター」に挑みました!
パシャリ!
「リアルにヤバい!」と感じたので先を急ぎ、一気にここの頂上へ。
あとは下りだから楽だろーなーって思ってたが、実は下りの方がキツかった!
急な下り坂で、かつ足場がめっちゃ柔らかいので、滑って前に転がり落ちそうになるのよ!
どう歩いても結局ズッコケルんで、みんなスキーみたいにシャーシャー滑りながら降りていきますが、もちろん1号にはそんな器用なことができるわけがなーい!
なんで1号だけはリアルにズッコケながら降りていきます。。
しかーし!写真の奥の方にうっすらと水たまりが見えてるのがわかりますか!
そう!
それが、
トンガリロ・クロッシングのハイライト!
「エメラルド・レ・イ・ク」、「レイク!」
美すぃすぎる~!
ここは本当は湖が3つあるから「エメラルド・レイクス」と複数形にならないといけないのだが、語呂の都合上、「エメラルド・レイク」と呼んでしまっていることなんか忘れてしまうくらい 美すぃすぎる~!
1号、2号: 「イェーイ!」
実は宿で借りたウインドブレーカーが1号と2号でオソロだったことなんか忘れてしまうくらい 美すぃすぎる~!
エメラルド~!
しかし近寄りすぎるとエメラルド~な感じはかなり薄れてしまう!
エメラルド・レイクスのお薦めスポットは、やはり滑り降りてくる前の上からの景色です!ほんと青空が見えるだけで感動するほどの色の無い世界に、なぜこんなにもエメラルドフロウジョンなスポットが!!まさに自然の奇跡!
ここを過ぎると急な登りがなくなります。
バックに見えてるのが、先ほど見てきた「レッド・クレーター」や「エメラルド・レイクス」のあるところです。
こんな感じ!
雲がなければ、レッド・クレーターの奥に「ナウルホエ山」がイェーイ!してるのを見られるらしいです。うーん、残念!
記念撮影をする1号!
ここには「ブルー・レイク」という湖もあるのですが、「エメラルドの後にブルーかよ!」ってことでスルー!今思うとちょっともったいないことしたな。。
この「ブルー・レイク」からは基本ずっと下りとなります!
再び色の無い世界をモクモクと進んで行くと、
景色が変化します!トンガリロ・クロッシングはホント景色が劇的に変化する!
ちなみに見えている湖は「ロトアイラ湖」で、その奥にうっすら~と見えているのが「タウポ湖」です。
そしてスタートから6時間くらいで「ケテタヒ・ハット」という小屋に到着!
もう皆ぐったり!この時点での持ち時間は残り2時間。結構飛ばしてきたと思ったのにそんなにゆとりはないぜイェーイ!
この先は硫黄の匂いが漂う温泉ゾーンとかあって、岩に触ると暖かかったり、
このコースをスカートでトライしているツワモノがいたりして、
(しかも肩掛けミニバッグ&連れの男性も半パン。。)
最後の森ゾーンに突入!イェーイ!
この森ゾーンがすぐ終わるかと思ったら、中々中々中々終わらない!!
まだか?!まだか?!と200回くらい言ったあたりで、
ゴ~~~ル!
ゴールまで「7時間40分」と8時間の持ち時間をほとんど使い果たしました。最後まで天候に恵まれた割には結構ギリギリだったのは意外でした。僕たち健脚だと思ってたのになぁーー。
ニュージーランドではマウント・クックやミルフォード・サウンドなどもイェーイ!しましたが、今振り返ってみても、トンガリロ・クロッシングがニュージーランドで一番の思い出となったのは間違いないです!景色もスゴイし、達成感が尋常じゃない!
ゴールした時の感動を今、1号にも聞いてみました!
1号:「スリランカにはゴールという街があるよ。テキトウかな。てへ。」
えーーーーーっ! なにそれ! わき毛それ!
スリランカでニュージーランドの記事を書いてる自分が悪かったのか。。
最後にリアルタイム情報Yay! -------------
昨日、ダンブッラからコロンボへ移動しました!いよいよスリランカも後半戦突入です!スリランカで残す世界遺産はあと2つ!世界遺産を目指し明日、南下する予定です!イェイ!イェイ!
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コメント
> うめさん!
コメントどーもです!
エメラルドレイク(ス)は写真なんかより本当に美すぃ~ですよ!ひたすら登った末にポコンと出てくるので感動もひとしおです!
2009年3月21日: 2号 さん
エメラルドレイク(ス)?
本当にきれいですね!!
美しい景色って写真にするとあまりわからないことが多いですが、写真でも本当にキレイです。実際はもっとかんどうするんだろうなぁ。。。
2009年3月20日: うめ さん
私、コメントします!
みなさまからのコメントを楽しみにお待ちしております!
「イェーイ!」だけでも構いませんのでお気軽にどうぞ!
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