92発目の世界遺産!ロードス島の中世都市 [前編] - 世紀のアンラッキー編 -
記事は [09年08月03日] 391 日目 トルコ 16日目 / マルマリス のお話
8月3日、トルコのマルマリスにいた時のお話。トルコに滞在してるけど今回訪れたのはギリシャの世界遺産!ギリシャで1発目の世界遺産は「ロードス島の中世都市」だぜイェーイ!トルコから日帰りでギリシャの島を楽しめるんで・す・YO!しかしイェーイ!とか、で・す・YO!とか言ってる場合ではなかった!これまで長々と旅をしてきたがロードス島でこの旅一番の、「世紀のアンラッキー」を体験することに!3本立てでお届け!
今回訪れた世界遺産 「ロードス島の中世都市」は、ロードス島最北の街、「ロドス・シティ」に残る旧市街が丸ごと世界遺産!ここは14世紀に聖ヨハネ騎士団が本拠地を置いた要塞都市で、城壁に囲まれた旧市街は現在でも中世の雰囲気を醸し出してます!イェイ!イェイ!
そして聖ヨハネ騎士団とはテンプル騎士団、ドイツ騎士団と共に中世ヨーロッパの三大騎士団の1つ!騎士団とか聞くと、あの手強いシミュレーションゲーム、ファイアーエムブレムの世界を思い出しますね!!
そんなことはさておき、世界遺産のあるロードス島は何と言っても、
エーゲ海に浮かぶギリシャの一大リゾートアイランドだぜイェーイ! v(≧∇≦)v
いやが上にもテンション上がります!
でもリゾート地ってお金がかかりそうなのが少々心配!そう考えるとやはり我々には似つかわしくない島なのかな、リゾートアイランド、ロードス島。だからこそロードス島で、「このタイミングでそれはないだろがっ!!」っていう、地味だけどめっちゃ不幸な災難が降りかかってきたのであろう。。
それでは「ロードス島の中世都市」へレッツらゴー!
まずマルマリスからロードス島へのフェリーのチケットですが、前日に旅行代理店で購入イェイ!
- 大型スーパー「タンサシュ」のあるメインストリートを海沿いに歩いて行くと左側にピョコンってある「UNIMAR TRAVEL Co. 」
メインストリートをぶらぶらと歩いてたところを旅行代理店のおっさんに声をかけられた!ほとんど情報無いしちょうどイェイやと思ってロードス島に行きたいって聞くと、日帰りだとマルマリスを9時発でロードス島を16時半に出て帰ってこられるとのこと。船での移動時間は50分。これだと6時間くらいはロードス島に滞在できそう!まぁイェイね!
フェリーの往復チケットもここで売ってもらえるらしく、言い値は35ユーロ or 70TL !まぁ感覚的にこんなもんかなと思ったので、ちょっとだけ値下げしてもらって1人65TL でマネー成立!
- マルマリス⇔ロードス島の日帰り往復チケット代: 65TL(約4,225円)
そして市内からフェリーターミナルまでは無料のミニバスが出るとのことだったのでラッキーイェ~イ!
というわけで出発当日の朝8時!ミニバスがやってくるというアタチュルク像の前の道で待ちます!バックパックを背負った欧米人バックパッカーや、韓国のカップルも一緒に待ってました!
定刻の8時よりちょっと遅れてミニバス到着!
- 所要時間: 約5分(ケマル・アタチュルクの像の前~ロードス島へのフェリー乗場)
ミニバスの中には既に何人か乗っており観光客で一杯イェーイ!人気あるのねロードス島!
市内からフェリーターミナルへはあっという間に到着します。
で、フェリーターミナルに到着してみると、
すげー数の観光客が並んどる! w(゚o゚)w
どっからこんだけの人が集まってきたんだろって感じ!うちらのミニバス以外にもめっちゃ多くのバスが出てたのね。
そして誤算というか何というか、この列の先にあるチケットブースで既に持っていたチケットを見せたところ、トルコを出国する前に税金?だか何だかで、後15ユーロ or 31.1TL も支払わないといけないらしいぜイェーイ!
僕たちはユーロを携帯していなかったのでトルコリラ(TL)で支払いました。
- 税金?: 31.1TL(約2,020円)
というわけで結局マルマリスとロードス島の往復は1人、
65TL(約4,225円)+31.1TL(約2,020円)=96.1TL(約6,245円)
と相成りました。むむむっ!
しかもプチ不幸なことに、この税金だか何だかの支払いは、まだここはトルコなのにも関わらず基本ユーロ払いらしく、みなさんユーロで支払うため、トルコリラ(TL)でのお釣りが中々受け取れないぜイェーイ!どんどん他の観光客に抜かれていく。。トルコでトルコリラで払ってなぜこうなる。。何かカワイェそうな僕たち。。
そしてこの支払いの列を抜けると、今度は出国審査の列が続きます!
9時に出航なのにこの時点でもう8時40分くらい。なんか出航遅れるんじゃないのー!そうなるとロードス島の滞在時間も減っちゃうじゃーん!とか思ってるとトイレに行きたくなった。
で、トイレの看板を見つけたのだが、
トイレの看板も既にギリシャっぽいじゃーん!!まだトルコだろがYO!!
しかもトイレの数が男1、女1しかなく、よりによって男の方のトイレだけ誰か入ってて中々出てこない。出国審査まで時間がないので、はい、すみません!女子トイレの方でイェーイ!そして出てきたらトイレの前には母と娘が待ってたぜイェーイ!僕は慌てて、「あれっ?こっち男用じゃなかったの?」みたいなリアクションを見せ、半笑いでトイレを立ち去ったぜイェーイ!今思うと、ここら辺から既にプチ不幸な出来事がポロポロ続いてたな。。
8時50分頃無事に出国審査を終え、いざフェリーへ!!
しかし乗り込むと、もう席がほとんど埋まってる~!
そういえば指定席じゃなかった。。何か鉄の棒が邪魔な席が2人分空いてたのでようやく着席!こういうことになるので、同じようにロードス島に行かれる方はある程度は早めに乗船した方がイェイ!です!
ちょっと遅れて9時10分頃マルマリスを出航!
船内の前方には売店もありまーす!
ティー、コーヒー、ソフトドリンクが1ユーロと想像してたよりは高くなかったイェイ!
で、見えてきました!ロードス島!
- 所要時間: 約1時間10分(マルマリス~ロードス島)
頼むから窓はきれいに拭いておいてくれ。。この感動のシーンが台無しではないか。。
移動時間は当初50分と聞いていたが、結局1時間10分ほどかかってロードス島に到着!この後のギリシャへの入国審査はあっさりと終了し、いよいよ1日だけのギリシャ観光の始まりイェーイ!
ちなみにこのギリシャへの入国で、ヨーロッパを90日以上旅したい僕たちにとって「シェンゲン協定」ってのを気にしないといけなくなるのですが、それはややこしいのでまた別の記事で!
- シェンゲン協定とはややこしいのですが簡単に言うと、ヨーロッパでシェンゲン協定に加盟している国(西欧&北欧の大部分の国)には、最初にシェンゲン協定加盟国に入国した時から6ヵ月以内90日間の滞在が可能というものです。
10時30分頃からロードス島の観光スタ~ト!! \(^o^)/
マルマリスへと帰るフェリーは16時半なので、16時前にはフェリーに戻ってくるとして、5時間半は観光に充てられる!この持ち時間の中でロードス島を練り歩くぞー!
フェリーが到着するのはロードス島の北端の町、「ロドス・シティ」にあるコマーシャル・ハーバーという港です。今回の世界遺産「ロードス島の中世都市」はロドス・シティの中でも、城壁に囲まれた旧市街が世界遺産として登録されているのですが、このフェリーが到着するコマーシャル・ハーバーからはすぐそこなんで・す・YO!
ちょっと歩くと旧市街を取り囲む城壁が見えてきます!イェイ!イェイ!
旧市街は全長4kmにも及ぶ城壁で囲まれています!そして海もめっちゃキレイ!青い!青い!
近くにはイルカの像も!
なんかテンション上がるねーー!思わず「イェイ!」がポロポロとこぼれ出てしまう!イェイ!イェイ!イェイ!イェイ!イェ~イ!
城壁の門をくぐると、そこは旧市街!世界遺産だぜイェーイ!
こちらは恐らくセント・カテリーン門 ポート門! 門を抜けた内側からコマーシャル・ハーバーの真っ青な海がチラリ!この旅で初のヨーロッパだし、久しぶりのリゾートアイランドだしで本当にテンションがイェイ!イェイ!状態!
そしてロードス島には更にテンションをあげる逸話とかもあったりしちゃう!
世界の七不思議の1つ、「ロードス島の巨像」がここにあったとされてるので・す・YO!
- 世界の七不思議については「Wikipedia」をどうぞ!
何やらその昔、ロードスの港の入り口付近に、太陽神ヘリオスをかたどった全長34メートルもの彫像が造られていたらしいのですが、後にその巨像は港口をまたぐ姿勢をとっていたという伝説が生まれたそうな。
その巨像をモチーフとしたお土産を島内のあちこちで見ることができます!
ジャーン! 港口をまたぐ巨像!
インパクト十分イェーイ!でもそんなに不思議かって言われるとどうなんでしょ。全長も34mってことはそこまで巨大でもなさそうだし。それにしても股の下を船が通過しちゃってますが、船が余計な場所にぶつかっちゃうんじゃないかと思うと心配になりますね!
そんな伝説にまで彩られたリゾートアイランド、ロードス島で、
ついに事件は勃発します!! \(;゚∇゚)/ \(;゚∇゚)/
ロードス島はギリシャなので通貨はユーロ!僕たちはユーロを持ち合わせてなかったので、セント・カテリーン門 ポート門を抜けてすぐ右にあるATMでユーロを下ろすことにしました。
そしてこのATMで、史上空前の不幸が待ち受けていたので・す・YO! (;゚Д゚)
あーー!この写真見ただけであの時の不幸が鮮明に蘇ってくるわ!そうそう、あの時はユーロを下ろしてロードス島をイェイするぞ~!なんてノリノリでしたが、
こちらのATMにカードを入れたその時です!
・・・・
・・・・
あれ? ATMのディスプレイの表示が消えてる!!
そして近くのお店の電気も全て消えてる!!
まさかの停電イェーイ!! v(≧∇≦)v
ATMにカードを入れる前は、ATMも動いてたし、奥にある店の電気もついてたのYO!本当にカードを入れたその瞬間、停電になりやがったぜ!イェイ!イェイ!その後すぐに停電は復旧するも、我々のカードはATMに吸い込まれたまま出てこない。。ボタンをガチャガチャ押すも出てこない。。復旧後にATMを使ってる人たちはちゃんとお金を下ろせてる。でもうちらのカードは吸い込まれたまま。。
どうです! この後に待ち受ける面倒くさそうな対応が目に浮かぶでしょ!!
まず隣のみやげ物屋に、銀行に電話して欲しいと頼むも、「ATMは私達の店のものじゃないから~!」みたいな感じで電話すら貸してもらえず。。とにかく「銀行に行け!行け!」言われる。。ほんでもって隣の宝石屋のおじさんに頼み込み、ようやく銀行に電話をしてもらったが、結局銀行に行くしかないことに。
仕方なく銀行へ出動イェーイ!銀行は新市街の方にあるらしく、ここからはそんなに近くはない。このカードは1号の名義なので1号が銀行に行き、僕はもしATMからひょっこりカードが出てきたことに備え、ATMの横で待ってました。2号が楽な役どころです。
・・・
・・・
・・・
そして待つこと1時間。ようやく1号が、銀行から知らないおじさんと原チャリに乗って帰ってきました。なんかこの情景、ツッコみどころありますね。
1号曰く、銀行では「こういうケースではそのカードを破棄するしかないので、カード会社に再発行してください」というご回答だったらしい。。再発行って無茶な。。クレジットカードは何枚かあるのでお金を引き出すことはできるのだが、国際キャッシュカードとして使えるのはこの1枚しかなかったので破棄するにはもったいない。。
そんな感じの困り顔でシドロモドロしていたら、、
1号を原チャで運んできた謎のおじさんが、ATMの裏に回ってごちょごちょし始め、、
・・・
・・・
我々のカードが無事、生還!イェーーイ!! (≧▽≦ )
カードを救出してくれたこのおじさん、1号に聞いても誰だかよく分からんとのこと。あんたはそのよく分からんおっさんと一緒に原チャで帰ってきたんかいな!ATMの鍵を開けたのだから恐らくは銀行の方でしょう。
そして手元に戻ってきたカードでユーロを下ろし、やっとこ観光開始だぜイェーイ!
って、この時、既に12時!!
このATM事件の対応で、ロードス島到着から実に1時間30分も過ぎてしまった!
もちろん今後ATMを使うときは毎回ビビリまくりなのは言うまでもありません。トラウマってやつですね。。
イェーイ!イェーイ!
次回からようやく旧市街の様子をお届けします!
「92発目の世界遺産!ロードス島の中世都市 [中編]」の記事に続く。
- 92発目の世界遺産!ロードス島の中世都市 [前編] - 世紀のアンラッキー編 -
- 92発目の世界遺産!ロードス島の中世都市 [中編]
- 92発目の世界遺産!ロードス島の中世都市 [後編]
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コメント
> せかイェイ8.1号様!
お久しぶりで~す!下手したらカードの救出でロードス島観光が終わっていた可能性もあることを考えるとそれはそれで笑えますね!またこんな感じのプチ不幸をお届けできたらと思いますw
2010年1月31日: 2号 さん
お久しぶりです。お元気そうですね。
いやあ、ATMの件、聞いてましたが手に汗握る展開でした。読んでいてつい、力が入りましたわ。
それにしてもカードが手元に戻ったことが、何とも奇跡としか思えません。
この調子であと2年くらい回っちゃってください!
応援していますYO。
2010年1月29日: ニモりん(せかイェイ8.1号) さん
私、コメントします!
みなさまからのコメントを楽しみにお待ちしております!
「イェーイ!」だけでも構いませんのでお気軽にどうぞ!
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