またしてもイランの方々の優しさに触れたザンジャーンの街情報!
記事は [09年07月15日] 372 日目 イラン 11日目 / ザンジャーン のお話
7月15日-17日、イランの「ザンジャーン」で過ごした時のお話です。ザンジャーンの街情報と美味しいもの情報、そしてイランの方々との楽しい出会いについてお届けします!
まずは、こちらが街の中心地「エンゲラーブ広場」です。
私達が泊まっていた「セピード・ホテル(Sepid Hotel)」はこちらのエンゲラープ広場のすぐ近くにありました。レストラン、売店と一通り揃っているので食べるものには困りませんでした。イランの首都テヘランの安宿街「アミーレ・キャビール通り」よりもよっぽど便利に感じました。こんな風に小さな都市の方がコンパクトにまとまっていて何かと便利なので私達は好きです。
エンゲラープ広場からすぐのところにあるバーザールまでぷらぷらしてみました!
こちらは「バーザール」の手前にあった絨毯屋!
- ひょえ~!大きいな~。いくらするんでしょ。
買えるはずもないので恐ろしくて値段などは聞いていません。。。。
そしてここが「バーザール」の入口です。バーザールとは市場とか商店街みたいなとこです。
イランの朝食には欠かせない「白チーズ」の量り売り!
こちらも、ホテルの朝食で必ず出てくる美味しい「蜂蜜」!蜂の巣付きで売っています!
イランの蜂蜜は本当に美味しいです。パンにバターと蜂蜜をつけて食べるとケーキを食べているような気分になります!って、ちょっと貧乏臭いですかね。。。
以上、朝食でよく食べていたものをさらっと見てバーザール観光あっさりと終了でっす!
お次はインターネットカフェ情報でっす!
泊まっていた「セピード・ホテル」ではネットが使えないため、ネットカフェないかな~とウロウロしていると、男子学生3人組がちょうど近くを通りかかりました!きっと知っているに違いない!と「歩き方」のペルシャ語のページを指差しながら聞いてみたところ、流暢な英語で場所を教えてもらえました。英語上手なのね。
彼らと別れて教えてもらった通りに歩いてみましたがネットカフェらしきものが見つからない。。。うーん、どこだどこだとオロオロしていると、彼らが再びやってきてくれてネットカフェまで連れて行ってくれました。ありがたや~!
ネットカフェに無事到着!
黄色い看板がネットカフェの看板です。
ペルシャ語でしか書かれていないので気付かずに通り過ぎてしまったようです。。。。
こちらのネットカフェはエンゲラープ広場を北にまっすぐ歩いたところにあります。確か道の右側にあって広場からは5分も歩けば到着したような。。。やっぱり記憶があやふや~。
入口はこちら!
そして中はこんな感じ!
- ピンクなお部屋♪
ネット代: 1時間10,000リアル(約100円)
やっとこ見つけたこちらのネットカフェ、誠に残念ながら自分のPCを接続することはできないし、設置されているPCでは日本語が使えません!英語なら問題なく使えま・す・YO!
スタッフが私達のノートPCもつなげるかどうか試してくれたのですが、なぜか接続することができなかったのです。イラン製のノートPCじゃないとつなげない?とにもかくにも残念無念でした。
以上、「日本語でネットができないネットカフェ」のお話もあっさりと終了でっす!
さて、お次はザンジャーンうまいもの情報でっす!
ザンジャーンではガイドブックに掲載されているような有名なお店に2件行っちゃいました!
まずは1件目「サンギー(Sangi)」です!
こちらのお店はザンジャーンの鉄道駅のすぐ近くにあります。
ちなみにザンジャーン駅はこのモニュメントの奥にあります!
こちらのモニュメントは「アフラ・マズダ」を表すモニュメントだと思われます。
「アフラ・マズダ」とはゾロアスター教の最高神で、翼の付いた円盤に乗っておられます。ザンジャーンから行くことができる世界遺産「タハテ・スレマーン」はゾロアスター教の聖地なのでこのようなモニュメントがあるのでしょう。
ちなみにアフラ・マズダは「ペルセポリス」や「ナグシェ・ロスタム」などにもレリーフが残されています。
こちらが「ペルセポリス」のアフラ・マズダです!
- アフラ・マズダについては「81発目の世界遺産!ペルセポリス [後半]」と「ナグシェ・ラジャブとナグシェ・ロスタム」の記事で詳しく紹介してます!
ちなみに駅の中では「キャプテン翼」が放映されていました。やっぱり人気なのね。。そして駅の中であれこれ写真を撮っていたら係員に注意されました。。。駅で写真を撮るときは確認してからの方がイェイですね!
さてザンジャーン駅とアフラ・マズダの話が続きましたが、再びレストラン「サンギー」のお話に戻ります!
お店の中の様子です!
こちらは400年以上前の隊商宿を利用したレストランなんです!隊商宿とは、ラクダや馬やロバの背中に荷物を乗せて、隊を組んで長い旅を続けていた商人達が体を休めていた宿のことです。ちょっとイェイ雰囲気です!
こちらは、パリパリのパンとしょっぱいヨーグルトとオリーブです。
- パン: 無料、 ヨーグルト: 3,500リアル(約35円)、 オリーブ: 10,000リアル(約100円)
手前のオリーブはにんにくが効いていて、日本のスーパーでよく売っている「無臭味噌かつおにんにく」を思い出す味でした。ビールに合いそうだな~。
そしてこちらは麺入りスープです。
- 麺入りスープ: 10,000リアル(約100円)
豆をつぶした薄味のスープに細くて短い麺が入っていました。もう少し味が濃いといいな~。イランのスープはドロっとしたものが多いんです。スカーフをつけたままでも食べやすいからじゃないかと私は思っているのですが、どうなんでしょ。。。スカーフをつけてサラサラしたスープをすするのは難すぃ~。
そしてこちらがメインの「キャバーベ・バフティヤーリー」でっす!
- キャバーベ・バフティヤーリー: 60,000リアル(約600円)
ご飯がかかってしまってちょっと分かり辛いんですが、鶏肉と牛ヒレ肉が交互に挟まっているゴージャスなキャバーブ!これにはキャバーブ大好き2号も大感激!牛ヒレ肉は高いからか、必ず端っこが鶏肉になっていて牛よりも鶏肉が多くなるように作られています。・・・ってこんなことに目をつけるあたりがみみっちいですな~。
以上レストラン「サンギー」のお話でした!
お次はバーザールの中にある「ハジ・ダダシュ(Haj Dadash)」です!
こちらのお店、白チーズや蜂蜜を売っていたバーザールの中にしれっとありました。普通に隣では洋服を売っていたりするので、やっぱり気づかずに通り過ぎてしまいました!何人もの人に聞いてようやく到着!
中に入ると・・・
音楽隊が音楽を奏でる中イランの大家族がパーティ?をしていました。誰かのお誕生日かな?みんな靴を脱いでくつろいでいます。やっぱり靴を脱げると落ち着きますよね~。
そしてここでも2号の大好きな「キャバーベ・バフティヤーリー」を頼んでみました!
- やっぱり鶏肉の方が多い?!でもお肉がかなり美味しかったらしい!
そして私が注文した「ディーズィー」
この「ディーズィー」はちょっと変わったお料理です。
注文すると、熱々のポットに入ったシチューとパリパリのパンが運ばれてきます。運ばれてきたら、まずお皿にパンをちぎって入れて、そこにシチューの汁だけをかけて白い棒?みたいなのでつぶして食べます。
それが食べ終わったら、今度は残ったシチューの具だけをお皿に入れて、ジャガイモやにんじんをつぶして頂きます。
とにかく全部つぶして食べやすくして食べるんです!食べ方がよくわからなくて質問したところ、スタッフのお兄さんが全部つぶしてくれました。
最初はつぶすなんて!と思いましたが、なかなか食べやすいし結構美味しいです。それにつぶしちゃうとスカーフでも食べやすい!ボリュームたっぷりでお腹いっぱいになりました!
この日はキャバーベ・バフティヤーリーとディーズィーとヨーグルトを頼んで全部で93,500リアル(約935円)でした。個々の値段はわかりましぇーん。
お腹いっぱいになった頃に私達の席にも音楽隊がやってきました。
チップを渡すのかな~とこれまたオロオロしていましたが、結局渡せず仕舞い。。。恐らくパーティをしていた大家族が渡してくれたのでしょう。ありがたや~。
以上「ハジ・ダダシュ」のお話でした!
レストラン以外にちょっとした軽食も食べました!
- サンドイッチとピザ: 26,000リアル(約260円)
ピザはケチャップたっぷり
サンドイッチにはマカロニを炒めて挟んでくれました!
- 食べかけでお見苦しくてスイマセン。。。
どちらも安くて美味しかったで・す・YO!エンゲラープ広場周辺には、こういった軽食が食べられるお店がたくさんありました。お願いするとお持ち帰りにもしてくれます。この時はホテルで頂きました!
以上長くなりましたが、ザンジャーン美味しいもの情報でした!長くなっちゃうくらい美味しいものがたくさんある街なんです。というか、街がコンパクトにまとまっているので、食べ物を探し易いんです!美味しいものを食べるにはこれ重要!
そして最後にイランの方々との楽しい出会いのお話でっす!
まずは、英文科の女子大生の方に出会いました!
- か、顔の大きさが。。。
彼女もですがイランの女性は皆さん顔が小さい!目鼻立ちのはっきりした小顔にスカーフが本当に良く似合う!
彼女は、売店でひまわりの種を買おうとしていた時に「何か手伝うことありますか?」と話しかけてきてくれたのです。売店のおじさんは英語がわからないので、ひまわりの種の値段がわからないな~と思っていたところだったので、とても助かりました!英文科の学生さんだけあってとっても英語が上手です。
ちなみにひまわりの種は、買って花でも咲かそうとしているわけではありませんので。。私が中国にいたときにハマった大好きな食べ物なんで・す・YO!
そして無事ひまわりの種を買い終わった後に「家にあるガイドブックを渡したいので、ホテルで待っていてもらえますか?」と言ってくれたのです!
夜も暗いし悪いな~と思って一旦断ったのですが、結局ありがたく頂くことにしました。10分後くらいに息を切らしてガイドブック片手にホテルまで走って来てくれたんです!そして、1ページずつ説明しながらザンジャーンについて色々と教えて頂きました。
明日タクシーに乗って世界遺産「タハテ・スレマーン」に行くと言うと「私も通訳として一緒に行くわ!」と言ってくれたんです!さすがに彼女も学校などの予定があるだろうということでそれはお断わりし、タクシーの運ちゃんと会話するためのペルシャ語をたくさん教えてもらいました!
最後彼女はこの写真の洋服の上にチャドル(全身をすっぽり覆うマントのようなもの)を着て帰って行きました。本当はスプリングコートのようなこの写真の服装のままでも特に問題ないのですが、更にその上にチャドルを着るということは彼女は敬虔なムスリム(イスラム教徒)なのではないかと思われます。若い人はチャドルを着ていない人が多いんです。
しかし、彼女がチャドルを着ながら「これ暑いから好きじゃないのよね~。」と言っていたのにはちょっとびっくりしました。まあ、もしかしたら私がイスラム教徒でないから(宗教を聞かれたので一応仏教徒と言っておいた)そのように言ったのかもしれません。
そんなわけで、イランの若い女性と話せたのは楽しかったです。なかなか若い女性と話す機会って少ないんです!
そしてザンジャーンではタイヤ屋のおじさんにとってもお世話になったんです!
ザンジャーンの駅と道路を挟んで反対側にあるこちらのタイヤ屋さんです!
レストラン「サンギー」の場所を聞く為に入ったら「まだサンギーはやっていないから、ここでジュースでも飲んで行きなさい。」ということで、お言葉に甘えてジュースとお菓子を頂きました!
こちらのおじ様と
こちらのおじ様にお世話になったんです!
ん?!
2人とも
何か見覚えのあるサングラスしてるような・・・
これか!!
タイヤ屋にいたおじ様は2人とも2号のサングラスがえらいお気に召したようで、こちらをつけての記念撮影と相成りました。この写真の2つ上のおじ様が店長?らしく、その下のおじ様が色々と雑用?をしていました。ジュースとお菓子も下のおじ様が買ってきてくれました。
そして上のおじ様はイスラム教徒で、下のおじ様はゾロアスター教徒だそうです。「ゾロアスター」の発音がよくわからなくて私達が理解できないでいると、上のおじ様(ムスリム)がライターの火をつけてフっと消したんで一発で「ゾロアスター教(拝火教)だー!」と理解できましたが、ちょっとびっくり!火消しちゃっていいの~~?!お二人はそれほど仲がイェイようで。
「タイヤは日本製が多いよ~」とか「おしん知ってるよ~」なんて話をしながら「サンギー」が開店する19時くらいまで過ごしました。
次回はこのタイヤ屋のおじ様のおかげで無事イェーイ!することができた世界遺産、「タハテ・スレマーン」についてお届けします!イェイ!イェイ!
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