88発目の世界遺産!イランのアルメニア修道院群[聖タデウス修道院] [前半]
記事は [09年07月18日] 375 日目 イラン 14日目 / マークー のお話
7月18日、マークーにいた時のお話。イランの世界遺産全10件中、8発目!イランで僕達が最後に訪れた世界遺産は「イランのアルメニア修道院群」!この世界遺産はイラン北部にあるアルメニア教会の3つの歴史的建造物で構成されているのですが、その中で一番メジャーな「聖タデウス修道院」をイェーイ!最後を飾るにふさわしい絶好の天気!前半、後半の2本立てでお届け!
まず最初にアルメニアの話になるのですが、何とアルメニアは、国家として、また民族としても、世界で最初(301年)に公式にキリスト教を受容した国なんで・す・YO!世界初のキリスト教国家イェーイ!
- 「外務省:アルメニア共和国」のサイト参照
めっちゃ意外ですね!これについてWebで調べてみた所、「ローマ帝国がキリスト教を公認したミラノ勅令(312年)より前だったんだYO!すごいでしょ!」ってことがよく引き合いに出されています!というわけでアルメニアではキリスト教文化は長~い長~~い歴史を持っています!
その昔キリスト教が伝来したアルメニアの地域は現在の国で言うとアルメニア、トルコ、イランなどがある辺りです!アルメニアはイスラム圏とも近いのですが、昔からキリスト教(アルメニア教会)が信仰され続けてきました!
で、今回ご紹介する世界遺産 「イランのアルメニア修道院群」の話になるのですが、この世界遺産はその名称のとおり、現在のイランに残るアルメニア教会の下記3つの修道院&礼拝堂で構成されています!イェイ!
- 聖タデウス修道院(ガラ・ケリーサー)
- 聖ステファノス修道院(聖ステファン修道院)
- ゾルゾルの聖マリア礼拝堂
この3つの建造物が、アルメニアの建築や装飾の伝統をバシッと今に伝えているということから世界遺産に登録されたのです!そして世界遺産として登録されたのは2008年とかなり新すぃ~!
- ちなみにアルメニア共和国にある世界遺産は全3つともアルメニア教会に関わる修道院や聖堂!理解を深めるのであればアルメニア共和国を訪れないとなぁ~。この記事書いてたら行きたくなってきた。
3つのうち、聖タデウスと聖ステファノス修道院の2つは城壁を持つ要塞化された修道院(Monastry ensemble )の姿が残ってます!ゾルゾルの聖マリア礼拝堂だけは修道院にあった礼拝堂(chapel )のみが残っている状況で~す。
僕達はこの中で最古の「聖タデウス修道院」のみをイェーイ!しました!
それでは「イランのアルメニア修道院群」へレッツらゴー!
「聖タデウス修道院」へはサクッとタクシーをチャーター!
約束の14時に僕達が泊まっていたマークー・インまで迎えにきてくれました!
前日タブリーズからマークーまで連れてきてもらったタクシーの運ちゃんにお願いしてます。
チャーター代は2人で200,000リアル(約2,000円)!運ちゃん英語が話せるのでちょっと高いけどイェイかな。
最初は聖タデウス修道院に行った後、トルコとの国境「パーザルガーン」って所まで連れていってもらい、そのままトルコに抜けちゃうことも考えましたが、ビザ的に後1日イランに居られたのでマークーにもう1泊イェーイ!
ちなみに僕達は聖タデウス修道院しか行きませんでしたが、タクシーをチャーターすれば3つともイェーイ!することも可能かと思います!聖ステファノス修道院はちょっと遠そうなのでお金はそれなりにかかっちゃうかもな~。
それでは出発イェーイ! d(⌒∇⌒)b
いざ聖タデウス修道院へ~!イェイ!イェ~イ!
と思いきや、
運ちゃん出発してすぐに道端に欧米人カップルを発見してタクシーを降りる。。
そして、、
このカップルを一緒に観光に連れて行こうと、営業をおっ始めたぜイェーイ! (≧▽≦ )
1号、2号: 「おい、おい、甥!貸切じゃなかったのかYO!」 \(- -) \(- -)
バックパックを抱えた欧米人カップル。誰がどう見ても観光に行く気配が感じられない欧米人カップル。絶対無理な状況で5分くらい交渉を続ける運ちゃん。何という粘り強さ。。
そしてやっとこ誘うことをあきらめた運ちゃん。
タクシーに戻ってくると、次にしれっと奇跡的な言葉を発する。。
運ちゃん: 「足りないからあと50,000リアル払ってちょうだい! 」
1号、2号: 「おい、おい、甥!何が足りないんじゃ!何が!」 \(- -) \(- -)
前日のタブリーズからマークーへの移動で信用していたが、まさかこんな戦略を打ち出してくるとは思わなかった。。でもこの運ちゃん、憎めない感じの人だから性質(たち)が悪い。
最初はこの超理不尽な追加徴収50,000リアル(約500円)を拒否し、運ちゃんにも了解してもらったが(当たり前)、イラン最後の観光で順調さを欠くのは嫌だなぁ~と思い、まぁチップってことで自分を納得させ50,000リアル払いました。気分良く運転してくれればイェイかなと。イランではほんとタクシーだけは一筋縄ではいかないな。。
- タクシーチャーター代(2人): 200,000リアル(約2,000円) +追加徴収50,000リアル(約500円)って。。
というわけで、気をかなり取り直して出発イェイ!
こちらは運ちゃんが持っていたカード。
途中ガソリンスタンドで給油する際に運ちゃんがこのカードを提示していたので見せてもらいました。どうやらこのカードを持っていると1L、10円というミラクルな価格でオイルが買えるらすぃ~です!
マークーの街から聖タデウス修道院までは約1時間。道中はこんな景色!
徐々に舗装工事が進んでいるようでした。
この記事を書いている今頃はイェイ道ができているのかも。うらやますぃ~!
そして、そして1時間ほど進むと、
いよいよ、かっちょイェイ建物が見えてきます!
聖タデウス修道院イェーイ! v(≧∇≦)v
- 所要時間: 約1時間(マークー・イン~聖タデウス修道院)
- タクシーから降りた後に撮ってます。
周りの自然と建造物とがイェイ感じで一体化! (≧▽≦ )
正直、行く前の期待を相当上回る景観でした!カスタマーディライト!
修道院を囲む城壁の前にタクシーを停めます。
この聖タデウス修道院の「タデウス」とはキリスト十二使徒の1人「タダイ」のことで、アルメニアに宣教したと言われるタダイに捧げるために造られたそうな!
「歩き方」やウィキペディアによると、68年頃に創建されたそうです!でもでも現在の教会の基本構造は、1319年の地震の後、1320年代に再建された際のものであるらすぃ~!そして最近では1940年にも大きな地震があったらすぃく、更なる修復が施されています。なので見た目は新すぃ~!それにしても地震の多い不幸な立地だこと。。
運ちゃんには何時間でも居てイェイぞと言われたので、中に入る前に外側を堪能することにしました!
上の2枚の修道院の写真だと全然分からないのですが、
ちょっと引いた所から見てみると、
修道院のすぐ横はちょっとした崖だぜイェーイ! w(゚o゚)w
崖の下にはちょろちょろっと小川も流れていてかなりイェイ景色!しかし小川にはゴミもいっぱい落ちとるがな。。せっかくのイェイ景観が台無しなので何とかして欲すぃ~ね!
この崖の反対側の丘からパシャリ!
イェイね!イェイね! \(^o^)/
スラっと延びた円すい型の屋根が特徴的でかっちょイェイ!
(世界遺産には失礼だけど)そこまで期待していなかった分、外観だけでも大満足イェーイ!
ほんでもって外観を楽しむのはひとまず切り上げて、
お次は城壁の中へ! ┌( ・_・)┘
- チケット代: 3,000リアル(約30円)
城壁の内側に入るにはチケットを購入する必要があります!
でもって、分厚い城壁の壁を抜けると、
キレイな教会がイェーイ! v(≧∇≦)v
反対側からもワッホーイ! ヽ(´▽`)/
こちらは「白の教会(White Church )」と呼ばれており、19世紀初頭に付け加えられた教会です!この修道院の歴史からするとかなり新すぃ~!付け加えられたってことは何かベースになるものがあるのですが、それは後ほどご紹介!
そしてこの白の教会、アルメニア教会の総本山、「エチミアツィンの大聖堂」にかなり似てます!似せて造ったに違いない!「エチミアツィンの大聖堂」はアルメニア共和国の世界遺産に登録されてるんですよ~。行きたいねぇ~。
前半の記事はここら辺で終了イェーイ! (≧▽≦ )
後半の記事では教会の内部、そして外壁に施された美すぃ~彫刻をお届けします!イェイ!イェイ!
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