87発目の世界遺産!ソルターニーエ(ソルターニーイェ) [後半]
記事は [09年07月17日] 374 日目 イラン 13日目 / ザンジャーン のお話
7月17日、ザンジャーンにいた時のお話。イランで7発目の世界遺産は「ソルターニーエ」!今回の後半の記事では「オルジェイトゥ廟」の中の様子をご紹介!天井の装飾がお見事でしたイェイ!イェイ!
「オルジェイトゥ廟」の外観の様子は前半の記事でお届けしましたので、早速入口へと向かいましょう!
意外にも入口は、「ドデーン!どうだー!」とあるのではなく、「こっ、こんにちは。。」って感じでした。奥に見えてる裏口みたいな所が入口です。
入場料はイランの世界遺産ではお馴染みの5,000リアル(約50円)!
オルジェイトゥ廟は内部装飾の美すぃさも当時としては傑出したレベルだということで、1号もフォンガフォンガと鼻息を荒げて鼻毛をヒラヒラ~ってなびかせながら、フワ~って中に入っていったのですが、
修復用の足場祭りだったぜイェーイ! (ノ´∀`)ノ゙ ヽ(´∀`ゞ)
上を見上げても、天井もよく見イェません! (≧▽≦ )
オルジェイトゥ廟は3階建てで、天井まで吹き抜けの構造になっているのですが、天井を修復するための足場が1階の中央部分から天井に向かってドゥーン!って組まれてました!もうこうなると鉄の棒で造った現代アートですね!
ちょっと話は脱線しますが、今まで訪れた世界遺産の中で、鉄の棒が織り成す現代アート第1位はスリランカのアヌラーダプラにある「アバヤギリ仏塔」でした。
ジャーン! 仏塔の回りを修復用の足場が完全に覆ってます!
- スリランカの世界遺産「55発目の世界遺産!聖地アヌラーダプラ [後半]」参照
1号: 「では話を戻し、オルジェイトゥ廟の1階へ!」
修復用の足場は内壁全体をも覆っとるがな!内部の美すぃ装飾は幾分残ってるってことだったのですが、中は工事現場にしか見えん。。
で、鉄の棒の間から色々探してみた。
こちらはイスラム教の聖典「コーラン」を表すアラビア文字の装飾!
今では霞(かす)んでしまってますが、よーく見ると青地に白で文字が書かれていたことが分かります。青と白のコントラストがイェかったはず!
このような装飾文字(カリグラフィー)はイスラム美術の特徴の1つで、有名なイスラム建築では必ず見かけます!イスラム教の聖典「コーラン」を美すぃく書き写す(写本)ために様々な書法(書体)が発達したのです。イスラム教では偶像崇拝が禁止されているため、具象的な絵が描けないなら文字だろう!ってことで装飾文字が発達したのでしょう!
こちらも1階の内壁で見かけた装飾!
中央に広がる装飾の模様に注目!見事なまでに左右対称になってるっしょ!!これはアラベスク(植物模様&幾何学模様)と呼ばれ、このような規則性と反復性を徹底した模様もイスラム美術の特徴であります!イェイ!イェイ!
この装飾は漆喰を削って作ってるのかな?ちょっと分からんぜ、ウヒョーイ!
しかし外壁と同様、内壁にも青いタイルを装飾用にはめ込んでいたのは分かりますね!
こちらは1階で見つけた2つの小部屋の入口!
上が「The Turbeh Chamber(埋葬部屋?) 」の入口で、地下に続いているのは「Catacomb-Cellar(地下墓地) 」への入口だそうな。
まずは上の「The Turbeh Chamber 」の中をどうぞ!
「Turbeh 」って英語ではないっぽくイマイチ意味が掴めませんでしたが、ググってみたところ恐らくはお墓にまつわる意味をもつ言葉!ここはオルジェイトゥさんの霊廟なのでここに埋葬されたのかな?
でも中は現在、資料室みたいになってましたイェーイ!奥には本棚もチラリ!閲覧可能です!
そして1号、しばし休憩!
時間無いんだから早く行かないと!!
こちらは「Catacomb-Cellar(地下墓地) 」の中!
狭い通路もなんのその! もしかしたらこっちにオルジェイトゥさんのお墓があったのかな?そういえばタージ・マハルでも本物の棺は床の下にあったもんな。
よく分からないので、
1号、しばし仁王立ち!
時間無いんだから早く行かないと!!
そしてこの仁王にヒザかっくんした後、地下から1階に上がってくると、
子供達がお出迎えイェーイ!
続きまして~は、2階へレッツらゴー! ┌( ・_・)┘
内部は3階まで吹き抜けの構造になっているので、2階は内壁をぐるっと1周する形に造られたバルコニーのような通路のみとなってました。この階でも頑張って生き残っている装飾をお目にかかることができます!
写真右側にワラワラと見えてますが、
壁にはルイ・ヴィトンのモノグラムを彷彿させる装飾が!
(」゜ロ゜)」 壁!
(」゜ロ゜)」 アーチ!
(」゜ロ゜)」 天井!
昔はもっともっとゴージャスさがあったはずなので、各自の想像力で華やかさを補いましょう!!
後輩: 「先輩!自分、想像がいき過ぎて、興奮で耳血が止まらないっす!」
先輩: 「俺なんか、額から血が出てきてわ!」
1号: 「君達ここで登場するのね。。しかもなんで先輩は外傷負ってるのよ。。」
最後に3階へ! ┌( ・_・)┘
3階はパノラマビューを堪能できるテラスのようになってましたイェーイ!
振り返ると、ドームの下の部分のタイル装飾が間近に!
そして3階は外側が開放されたこんな感じの通路を1周することができるのですが、
オルジェイトゥ廟ではここの天井の装飾が有名なんで・す・YO!
ジャーン!
このアラベスク(植物模様&幾何学模様)はたまらんねぇ~!天井の装飾は青ではなく赤なんですねぇ~!内壁に青タイルの装飾が残っていたら絶妙なコントラストを醸し出していたことでしょうねぇ~!内部では3階の天井の装飾だけやたら保存状態が良く、しかも天井の装飾は他にもまだまだありました!
ジャジャーン!
ズーム!
そして一番美すぃかったのはこちらの天井!
ジャジャジャーン!! (゚∀゚)
イェーイ! ヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノ イェーイ!
イェイでしょ!イェイでしょ!
但し天井なんで、首が疲れます。。写真撮るのも大変です。。首と腕がピクピクしちゃいますYO!
では最後に3階テラスから見ることができるオルジェイトゥ廟以外で重要な霊廟を2つご紹介!
1つ目はソルタニーエの南東に見えるこちらの建物!
「The Mausoleum of Sultan Chelebi Oghlu 」と呼ばれるレンガ造りの霊廟です!
そしてもう1つはソルタニーエの南側に見えるこちらの建物!ちょっと遠い!
「The Mausoleum of Mullar Hassan Kashi 」と呼ばれる霊廟です!青いドームが目印!
この2つの霊廟も、古都ソルタニーエを知る上での重要な手がかりとなる霊廟で、2つの霊廟のある辺りは世界遺産「ソルターニーエ」のバッファゾーン※として指定されています。ちょっと遠そうですが時間があれば歩いて行くこともできるのでは。
- ※ もしかしたらコアゾーンかも。。こちらの「UNESCOの資料」の英語の解釈に苦しみました。
ちなみに世界遺産にはコアゾーンとバッファゾーンという用語があって、
「コアゾーン(核心地域)」というのは、世界遺産として登録する物件(お寺とか)を含む核心地域のことで、各物件毎ではなく、この核心地域が世界遺産として登録されます。
また、「バッファゾーン(緩衝地域)」というのは、コアゾーンを囲むように設定される緩衝地域で、コアゾーン周辺の景観や環境変化がコアゾーンに悪影響を与えないように緩衝的に設定され、利用が制限されるなど、こちらもある程度の保護がなされていなければなりません。未発掘・調査不十分だがお宝が眠っていそうな地域にも設定されます。
以上、観光終了イェーイ!
この日は午後から移動なので急いで帰りたかったのですが、3階テラスで団体で訪れていたイランの方々に注目され、次から次へと記念撮影をイェーイ!していくことに! (≧▽≦ )
そしてやっとこ記念撮影が終わるも、帰りのタクシーが見つからない!
ヒッチを覚悟したところでタクシーらしき車がやってきて、なんとか「行き」と同じ40,000リアル(約400円)でマネー成立!しかし僕達の泊まっていた「セピード・ホテル」を知らなかったようで、郊外の似た名前のホテルに連れて行かれて時間をくったぜイェーイ!町の中心「エンゲラーブ広場」に面したホテルをなぜ知らんのYO!
しかも聞いてYO!聞いてYO!最後、回り道したからって10,000リアルのプラスを要求してきたぜイェーイ!何とかホテルのロビーに逃げていったとさ。イランって心温かい人がほとんどなのですがタクシーだけは難すぃ~。。
おしまい。2号。
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