97発目の世界遺産!ロスキレ大聖堂 [後半]
記事は [09年08月20日] 408 日目 デンマーク 3日目 / コペンハーゲン のお話
2009年8月20日、デンマークで2発目の世界遺産は「ロスキレ大聖堂」!この大聖堂は15世紀に首都がロスキレからコペンハーゲンに移って以来、現在でもデンマーク王家の霊廟として使われているんで・す・YO!前半の記事ではロスキレ大聖堂の外観を中心にお届けしましたが、今回の後半の記事では内部にある数々の王家の棺をご紹介していきます!イェイ!イェ~イ!
それでは早速、大聖堂の内部へレッツらイェーイ! ┌( ・_・)┘
こちらは大聖堂内、南側の側廊(そくろう)です!
一般的に教会は東西に長く、西側に正面入口があります。正面入口(西端)から祭壇のある奥(東端)まで続く幅の広い空間を身廊(しんろう)と呼び、その両サイドにあって身廊と列柱で区切られた幅の狭い部分を側廊(そくろう)と呼びます。
そしてロスキレ大聖堂ではこの両サイドの側廊から建物の外側に向かっていくつかのチャペル(礼拝堂)が造られています!
例えばこの外観の写真で説明すると、
写真真ん中の丸屋根の建物やその左隣の三角屋根の建物は、内部で側廊部分からつながっているチャペル(礼拝堂)なんで・す・YO!反対側にもポンポンポンってくっ付いてます!歴代の司教や王族によって増設されてきたわけです。はい。ちなみに2つの尖塔のある部分が西側正面入口でっす!
そしてそして、この増設されてきたチャペルの中に王家の棺がアレコレと安置されているんで・す・YO!
埋葬された王族の数ですが、入場時にもらった資料によると、940-86年のハーラル・ブルートゥースさんから1947-72年のフレデリック9世さんまでの22名の王と、王妃17名、合わせて39名の方々がロスキレ大聖堂に埋葬されているようです。しかし厳密にはフレデリック9世さんと恐らくはその王妃イングリッドさんも、の2名は大聖堂の外側に埋葬されているようですので大聖堂の中には37名の方が埋葬されているということになります。それにしても凄い数っす!
ちなみにデンマーク王のブルートゥースさんですが、ワイヤレス接続の無線通信規格「ブルートゥース」の語源となっているお方です!異なるメーカーの機器を相互接続できるような通信の統一規格を作りたいということから、ノルウェーとデンマークの対話による無血統合を果たしたブルートゥースさんの名前を使ったそうです。
それでは大聖堂の中にあるチャペルを1つずつ見て行きましょう!
まずはこちらの「The Chapel of The Magi 」からどうぞ! \(^o^)/
装飾された大理石の石棺が太い柱を挟んで置かれています。ここには、このチャペルを造ったクリスチャン1世と王妃ドロシア、その他数名の方が埋葬されています。で、写真が良くないので伝わりにくいのですが、礼拝堂の天井から壁面まで鮮やかな絵画で埋め尽くされているんで・す・YO!この場の神聖な雰囲気を是非とも感じとってくださいませませ!
そしてこの写真の柱、「The royal column 」と名付けられており、柱の真ん中の下の方をよーーく見ると、
赤い文字で何行か書かれているのが見えてきます!
当時のメモによると「位置的に低いが、背の高さを測った後のように見えた。」とあります。もっとドアップで写真撮っておけばイェかったなぁ。1年前に見た柱だからなぁ。。
続きまして~は、 写真3連発!!
こちら! ヽ(゚ω゚ )ノ
と、
こちら! ヽ( ゚ω゚)ノ
と、
こちら! (゚∀゚)
手元に大聖堂内部の平面図があるのですが、この3つはどこにあるんだか、何なのかさっぱり特定できませんでした。まぁ聖堂内の雰囲気が伝わればと思いまして。1枚目の棺がいっぱいある部屋なんてかなり特徴的なんですがねぇ。
続きまして~は、「The Glucksborgian Chapel 」をどうぞ!
こちらが入って正面にある、王クリスチャン9世と王妃ルイーズの棺。
その左側には、フレデリック8世とルイーズの棺が並び、
右側には、クリスチャン10世とアレクサンドリーナの棺が並んでいます。
このチャペルは全体的に白と灰色のモノトーンな感じでまとめられてます。各時代で増設されてきてるのでチャペルによって内装が異なってます。
そしてこのチャペルの近くにある格子の装飾!
人型でかなりインパクトがあるのですぐに見つかります!「Lattice with troll 」ってことなので、北欧神話のトロールをモチーフにしたものだと思われます。って言っておきながらトロールって何?って状態ですが。
角度を変えるとこんな感じ!
自分の尻尾をつかんでる姿が実に愛らすぃ~!足の指は4本のようです。
続きまして~は、「The Chapel of Frederik V 」!
白を基調としたチャペルで、中央には2本の大円柱があったり、壁にも柱をかたどった装飾(ピラスター)があったりと神殿をほうふつさせる外観になっています。美術様式としては古代ギリシャ、ローマを規範とする新古典主義ってやつです。
で、柱の奥にあるのは、フレデリック5世の棺。
大聖堂に来る前はもっとゴテゴテと装飾された棺がズラズラと並んでいるのかと思いましたが、想像よりシンプルな棺がほとんどでした。が、シンプルだけどインパクトを受ける棺がこのチャペルにありました!
こちら! w(゚o゚)w
真っ白なチャペルの中に真っ黒の棺が映え渡る!すごいコントラストをお放ちで!棺を支えるスフィンクスみたいなのもイェイ感じ。他にもいくつか真っ黒系の棺が置かれてました。
とまぁ、ここまで色々なチャペルを紹介してきましたが、
まだもう1つあります!
「The Chapel of Christian IV 」!
今までのチャペルとは1転、華やかな宮殿のような装飾がされてます!もはや外観が赤レンガで造られてることなんて忘れてしまう内装っぷりです!
しかしここのチャペルで痛かったのが事前の調査不足でメインの見所を見逃してしまっていたことです。実はこのチャペルで一番有名なのは2箇所ある入口の鉄格子の装飾らしい!そっちかい!!写真の右奥に入口の1つが見えてますが、アレです!先ほど紹介したトロールのようにここでは鍛冶職人カスパー・フィンケ(Caspar Fincke )さんが作った鉄格子をイェイしなければならなかったのです!無念です。
以上でチャペルの紹介は終了イェーイ!
しかしまだまだ続きます!
というのも、まだメインの棺は登場してないぜイェーイ!
メインの棺は祭壇の裏側にあるので、まずは祭壇からどうぞ!
ジャジャジャン!
光を受けて金ピカピン!
キリストの生涯をモチーフとした装飾がなされています。
この祭壇は聖歌隊席に囲まれており、そちらの彫刻も面白い!
こんなのとか、
こんなの!
聖書のとある場面を表現しているのだと思いますが内容はちょっと分かりません。場面の深刻さとはうってかわって人物に愛嬌があるのがイェイ感じ!
色が付いてる彫刻もあり、こちらはミカエルかと。
それではいよいよ祭壇の裏側へ!
祭壇の裏側にはロスキレ大聖堂のメインの棺と言ってイェイ、女王マルグレーテ1世の棺がひっそりと置かれてます。マルグレーテ1世はデンマーク、ノルウェー、スウェーデンの北欧3国を実質的に支配したお方で、マルグレーテ1世が葬られて以来、ロスキレ大聖堂が王室の霊廟として使われるようになったのです!
こちらがそのマルグレーテ1世の棺です!!
今まで見てきた石棺と比べると結構高さがあります。その高さを利用して2列に渡って人物の彫刻がズラリ!惜しむらくは石棺の周りにはロープが張ってあって近づけないので、ちょっと高い位置にある石棺上の彫刻のお顔を拝見することができません。
そしてこれでお終いかと思いきや、
マルグレーテ1世の後ろのスペース(サンクチュアリと呼ぶ)にも、いくつか石棺が置かれています!
一番奥には先ほどご紹介した祭壇があり、その手前にあるのがマルグレーテ1世の棺です。
角度を変えてみるとこう!
ここにある石棺には今まで見てきたものと違って、いずれも凝った彫刻が付けられています。手前にお寝になられているのは本物に装飾されているようにも見えますが。さすがにそれはないか。こうした棺の数々と大聖堂の空間が相まって、一番神聖な雰囲気を感じ取れる場所になっています。
さぁ、これで長いこと続いてきたロスキレ大聖堂のご紹介は終了です!
外観と内部のギャップが凄すぎるぜ!ロスキレ大聖堂!
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