世界遺産イェーイ！ 世界一周旅行 旅日記！

この移動はオーストラリア全土を走る有名なバス会社「グレイハウンド オーストラリア」を利用しました。この移動に先駆け、グレイハウンド の「MINI TRAVEL 」というチケットを買いました。これはケアンズからメルボルンまで1方向に限り40日以内なら何回でも乗り降り自由なチケットです。ケアンズからブリスベン、ケアンズからシドニーなど、いくつかのルートが設定されていてその中から選ぶことができます。

気になるお値段はYHA会員だと1割引で、1人 374豪ドル(約25,000円) でした。ヒー！高い！けれど、ケアンズからメルボルンまでは約3,750kmと、「日本列島縦断の旅(約3,200km)」を超える距離なんで、まあ物価を考えるとこんなもんでしょうか。しかし、オーストラリアってば広い！

これがYHAの会員カード！グレイハウンドのチケットが1割引になることに釣られて会員になったようなもんです。YHAの宿もなんだかんだいって泊まってます。

まずは、ケアンズ港近くのグレイハウンドのオフィスで搭乗手続きをして、バスターミナルの番号を教えてもらいます。海に少し近づいたところにバスターミナルがあるので、そこでしばし待ちます。

グレイハウンドの登場です！かなり大きくて立派なバスがやってきました！グレイハウンドって本当にすごいんだ！

出発の30分くらい前にバスが到着し、随分早いな～と思っていたら、ハンプティ・ダンプティみたいな丸いコロコロしたおじいちゃん運転手がバスから転がり下りてきて、「まだだよ～ん。」と、そそくさとグレイハウンドの事務所に歩いて行ってしまいました。グレイハウンドは、コロコロしたおじいちゃん運転手さんが多いんです。

そして、結局出発時刻の午前9時ちょうどに乗車が開始されました。

バスの中は結構広くて立派です。これならバスで寝られないナイーヴな2号も寝られるかな？そして一番後ろにトイレもついているので、頻尿野郎Aチームな2号でも安心！そして、新しくて美すぃ～。

予定では9時出発だったのですが、結局9時半に出発！
さぁ、24時間バスの旅 の始まりです。

乗車中の説明が運転手さんからあります。バスの中では、温かい食べ物を食べたり、服を脱いだり、お酒を飲んだりすることは禁じられているとのことです。そういえば、確かにハンバーガーやカップラーメンをがっついている人はいませんでした。そして、どこで停まって休憩します～などの説明があります(2号のヒヤリングによると)。そして、映画が上映されます。映画でも人気のある映画とそうでないものがあるようで、人気があるとみんながテレビが見やすい席に殺到しますが、そうでないとみんなガン寝してます。

基本的に3～4時間に1回休憩が入ります。休憩所にはトイレ、軽食屋さん、コンビニ的なお店がついているので、みんなここで一休みです。

オーストラリアは物価が高いので、貧乏な私達はパンとチーズを持ち込んでイェーイ！しましたが、そんな人は結構少ないです。みんな食べないか、ちゃんと軽食屋さんで買って食べている人が多かったです。軽食屋さんでみんながよく食べているのは、オーストラリア名物料理「フィッシュ＆チップス」！魚(サメなどの白身魚)を揚げたものと、ポテトフライがてんこもりになっているものです。

私もむしょうにポテトフライが食べたくなることが多いし、会社のランチでマックを食べるのが至上の喜びだったりしましたが、さすがにバス旅の休憩で食べたくはならないですね～。夜中の3時にポテトフライを食べているのを見ると、食文化って国によって違うんだな～としみじみしてしまいました。

トイレはちゃんとありますが、歯を磨いたり、顔を洗ったりするには、ちょっと洗面所の数が少ないところが多かったです。運がよければ、顔が洗えるかな～というところです。

席は混んでいる場合は指定席、すいている時は自由席でした。

そして15時頃、なんと残念なことにバスを乗り換えることになりました。最初のバスはとてもキレイで座席も広かったのですが、ちょっとだけオンボロなバスに乗り換えに。大きな荷物は移し変えてくれたので、手荷物を持って移動です。

ここで運転手さんが変わりました。今度はスリムな運転手さんです。グレイハウンドの運転手さんは短パンの人が多いんです～。日本じゃ短パンの制服なんてありえないですよね！

乗り換えたバスはちょっとだけ狭い～～。2号大丈夫か～？

そして約24時間後の朝9時頃にようやく「ハービー・ベイ」に到着！着いたーー！夜中でも運転手さんは1人だけです。中国のように2人とかで交代するほど人数の余裕がないんですかね。

2号に24時間の移動の感想を聞いてみたところ「ケツに床ずれができた！」とのことでした。そして眠れたか聞いてみたところ「眠れるわけないじゃん！」とのことでした。そして、何より「クーラーが効きすぎて寒い！」とのことでした。ああ、不憫な2号。2号の睡眠の確保のためにも長距離移動は避けたいところです。ちなみに、1号は24時間中約17時間はスヤスヤ寝て、お尻に床ずれができることもなく快適に過ごしましたとさ。ただ、半端なくクーラーがかかっているので、1枚上に羽織る防寒具は絶対必要だと思います。東南アジアのバスよりも冷えますよ～～！

グレイハウンドの何がすごいって、スケジュールに忠実なことです。24時間走ったのですが、ほとんど最初にもらった時刻表通りに運行していました。出発時に30分遅れたので、このままズルズル遅れるかと思ったのですが、その後は見事に時刻表通りに走っていました。夜行バスならまだしも、昼間でも定刻通りで渋滞にはまらないなんて、日本なら考えられないです！

オーストラリアは人口密度が2.7人/km2(数字上では1km2中に3人見かけるかどうか)だけあってか、渋滞がほとんどありません。素晴らすぃ～。だので、休憩所でちょっと時間調整をすれば、ほぼ定刻通りに発着するのです。まるで、飛行機や～。

ハービー・ベイの宿はYHA です！ケアンズで泊まっていたYHAで予約してもらいました。これぞYHAネットワーク！グレイハウンドのバスの到着に合わせてYHAからお迎えのバンが来てくれます。私達はYHAのバンがどこにいるのかわからず、危うく乗りっぱぐれるところでした。走っているYHAマークを見つけて慌てて飛び乗りました。

グレイハウンドのバスターミナルから車で12分くらいで「Colonial Village YHA 」に到着です。ちょっと街中からは遠くて不便かな～？

グレイハウンドが発着するバスターミナル周辺にはスーパーやレストランなど色々揃っているのですが、そこから外れると本当に何もない！

到着すると、ウェルカムドリンクとウェルカムケーキで出迎えてくれました！イェーイ！

泊まったのは8人ドミトリー(相部屋)です。2人で40豪ドル(約2,700円)エアコンなしです。オーストラリアにしては結構お値打ちでしたが、このYHA 設備は整っていました！

キッチンもキレイですし、

テニスコートもあります。

インターネットもできます(ノートPC はつなげられません)。

YHA のレセプションで聞いた時は、海岸沿いのカフェならノートPC がつなげられるとのことだったので、ウロウロしてみましたが見つからない！高級そうなカフェやレストランはあるのですが、入る勇気がなかったので、結局ノートPC がつなげられるカフェを見つけることはできませんでした。なのでハービー・ベイにいた時はブログも止まりました。。

プールとジャグジーもあります。プールが結構深くて泳ぎ甲斐があります。

何といっても居心地の良いバーがあるのが素敵です！

ここのバーは、夜はバーベキューと食べ放題のサラダなども提供されます。バーで出されるものだけでなく、キッチンで作ったものを食べてもOKです。

ただーし、お酒だけはここのバーで買うようにした方が良さそうです。特に注意書きなどなかったので、私達は外で買い込んだ安ビールを飲んでいたのですが、どうやらNGだったようで、2日目の夜に「ここのバーは生ビールが安くて美味しいのに、何でお前達は持ち込んで飲んでいるのか～！今ここで飲み干して、新しいビールを買いなさい～！」と怒られてしまいました。「Finish！」コールと共に学生時代以来の一気をするはめになり、すっかりほろ酔いになってしまいました。よくよく聞いてみるとピッチャーが9豪ドルとオーストラリアにしては結構お値打ちだったようです。実は1日目の夜も注意されていたようですが、よく理解できていなかった私達・・・

そして唯一残念なのが、スーパーから遠いことです。炎天下で日陰のない中20分くらい歩いたところに、「Woolworth 」という大型スーパーがあります。

この道のりはかなりきつかったです。更に私達は安いビールを宿で売っていることを知らなかったため、ビールも買い込んでいたので、本当に重くて死にそうになりました。

オーストラリアを旅するバックパッカーおなじみのエコバック！みんなこれに食料を入れて冷蔵庫とかに入れるのです。

そして、朝食は4種類のシリアルが食べ放題でした。パンなどはありませんが、紅茶かコーヒーがついてきます。

シリアルって好きなんですけれど、大量に入っているものが多くなかなか買えなかったので結構嬉しいです。シリアルって腹持ちいいんですね～。

この日は次の日に行く予定だった世界遺産、「フレーザー島」の予約をしたりしてゆっくりすごしました。明日はフレーザー島だー！早寝するぞ～～！

　最後にリアルタイム情報Yay！ -------------

まだサーファーズ・パラダイスにいまーす。今日の夜6時半に2時間弱かけてブリスベン空港へ向かいます。そして、ブリスベン空港で夜明かしをしまーす。