90発目の世界遺産!ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群 [1.カイマクル]
記事は [09年07月28日] 385 日目 トルコ 10日目 / ギョレメ のお話
7月28日、ギョレメにいた時のお話。トルコで2発目の世界遺産は「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」!ここはトルコ観光のハイライトと言ってイェイほどインパクト満点の観光地!キノコの形をした大きな奇岩が並ぶ姿をテレビや写真で見たことがある人は多いと思います。今回はちょっと多めの4本立てでお届け!
世界遺産 「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」は、自然が生んだ不思議な不思議な奇岩地帯!キノコやタケノコのような奇岩がニョキニョキと生えまくっています!四文字で表現するならば「奇岩林立」って感じ!前回ご紹介したトルコの世界遺産、「ネムルット・ダー」も不思議空間でしたが、今回のカッパドキアはスケールが違いすぎる!正に自然の驚異だぜイェーイ!
そしてこの世界遺産の凄い所は自然遺産としてだけでなく、文化遺産としての価値もある「複合遺産」だということなんです!
- 複合遺産とは世界遺産全890件中25件しかない自然遺産と文化遺産の両方の要件を満たしている貴重な遺産なんで・す・YO!
文化遺産の観点から歴史を辿ってみると、この奇岩群は超大昔に火山活動と風雨の浸食活動によって形成されたのですが、紀元前4000年頃からこれらの奇岩を横から削り取って洞窟住居が作成され始めます!
そして3世紀半ばには古代ローマの弾圧(恐らくディオクレティアヌス帝のキリスト教迫害)を逃れ、キリスト教徒がこの地に移り住むようになり、奇岩をくり抜いて聖堂、修道院などが作成されちゃうんで・す・YO!そして岩窟の中には鮮やかなフレスコ画が描かれました!
この自然によって生み出された奇岩群が生活にも密着していたというわけなんですねぇ~!
しかも奇岩の中だけでなく、大地の下、地下にまで巨大な都市が形成されていたりもする!
そんなわけでカッパドキアは見所がやたら多い! w(゚o゚)w
あちこちに点在する見た目のオモローな奇岩群でしょ~!奇岩に造られた数々の岩窟教会でしょ~!有名な地下都市の遺跡が2つあるでしょ~!癒し系スポット、ウフララ渓谷でしょ~!そんでもってカッパドキア名物と言えば気球に乗って空からのイェイでしょ~!
さぁ、そんな見所の多いカッパドキアですが、
僕達は観光に2日間割いたにも関わらず、以下4つの見所のみをイェーイ!
- 7月28日: 巨大地下都市、「カイマクル」
- 7月28日: 奇岩に造られた城塞、「ウチヒサル」
- 7月30日: 岩窟教会(フレスコ画)がいっぱい、「ギョレメ屋外博物館」
- 7月30日: オモローなキノコ岩がいっぱい、「パシャバー」
しかも本来ならば3日間観光に使えたところを7月29日は全休イェーイ!まぁ1号は卒業旅行でカッパドキアに来たことあるし、僕もキノコ岩にどっぷり漬かりすぎて頭からブナシメジが生えてきたらちょっと困るので、今回は控えめな観光にしておきました。もちろん華やかな気球にも乗らず、主要な見所を公共バスと己の足だけで回りました。
というわけで、僕達が訪れたこの4つの見所を4回に分けて順々にお届けします!イェーイ!
それでは今回は巨大地下都市「カイマクル」へレッツらゴー!
前日の夜にギョレメに到着して疲れていたのでしょうか。この日の観光開始はなんと14時半!ギョレメは3泊したけど観光してない時間帯が何気に多い!まぁ頭からエリンギが生えてくることも気にしてましたが、一番の理由はヨーロッパに入る前に新しい一眼レフカメラが欲しかったのでネットでずっと探してただけなんです。目の前に広がる奇岩も見ずに。。
泊まっているギョレメ村は村自体が奇岩に囲まれているので、ホテルから外に出るだけで非日常的な空間がお出ましになります。まずはカイマクルに行くためにオトガル(バスターミナル)まで5分ほど歩いて行くのですが、
小さなバギーが向かってきたぜイェーイ!
ギョレメにはカワイェらしいバギーに乗って回るツアーがあるらしい!上の写真だと分かりにくいのですが、実は運ちゃんの後ろに観光客が乗っているんで・す・YO!ということで自分で運転しなくてもイェイんですね~!他にはレンタチャリとかレンタバイクとかもあるようです。
こちらがギョレメ村のオトガル(バスターミナル)!
辺りがちょっとした奇岩で囲まれてるのが分かると思います!ホテルからここまで歩いてくるだけでも十分楽しめる!それがギョレメ!! v(≧∇≦)v
しかしこれぞキノコ岩!ってのを見るには別の村に行かなくてはいけないのよね~!そこかしこにキノコがあるというわけではないので~す!ここら辺の奇岩はキノコというよりは竹の子ですね。
ちなみに目の前に並んでいるのは全てバス会社で、こちらは他の町への長距離移動時に利用することになります。お好きなバス会社を1つ選んでゴー!みたいな。
そして今回イェーイ!する地下都市「カイマクル」行きのバスは向こうに並ぶバス会社で申し込むのではなく、オトガルの隅っこにしれ~っと待機してました。
こんな感じで!
しかしこちらは「カイマクル」行きではなく「ネヴシェヒル」行きのバスなんです!カイマクルへ行くにはネヴシェヒルという町で乗り換えないといけないんですね~。
まずはネヴシェヒルへレッツらイェーイ!
- バス代: 1.75TL(約114円)、 所要時間: 約15分(ギョレメ~ネヴシェヒル)
奇岩の間をすり抜けて行きます!
そして左を見ると、
ギョレメ・パノラマがチラリ!! (≧▽≦ )
ここはギョレメに広がる奇岩群を高台から一望できる絶景スポット!頑張ればギョレメ村から歩いて登って来れますが、セカイェは車窓からチラリ!でもギョレメの奇岩群はウチヒサルの城塞の上からも堪能できるのでダイジョウV!
ギョレメ・パノラマを通り過ぎた後には、大きな一枚岩がドデーン!と見えてきますが、これが「ウチヒサル」の城塞です。こちらは後ほど訪問します!
で、「ネヴシェヒル」に到着!
予めバスの運ちゃんに「カイマクル!カイマクル!」って伝えておいたので、カイマクル行きのバス停の近くで降ろしてもらえたようです。念のため近くを通りがかったお姉さんにも「買いまくる!買いまくる!あれも!これも!」って聞くと、「そんなに買ったらお金すぐ無くなっちゃうわよ~。」だなんて言ってもらえたので、このバス停で合ってることが確認できました。
そして待つこと数分、すぐにカイマクル行きのミニバスが登場!
乗客の皆さんにも確認して乗り込みます!こんな感じのワゴン車です。
- バス代: 2TL(約130円)、 所要時間: 約20分(ネヴシェヒル~カイマクル)
車に乗り込んだ後、扉を閉めようとして顔面青筋まみれでバカみたいに力を入れてたら乗客のおじさんに「オートマ!オートマ!」ってツッコまれ、自動で扉がカタンって閉まった。ちょっとだけ恥ずかすぃかった夏の思い出。。
ネヴシェヒルからカイマクルまでは車で20分ほど!その間の景色は奇岩はほとんどなかったような。1号に向かって「普通!普通!」ってずっとボソボソと言い続けていた記憶があります。
で、地下都市「カイマクル」まで徒歩5分くらいの所で降ろされました!イェーイ!
カッパドキアで有名な地下都市は「カイマクル」と「デリンクユ」の2つあります。方向は一緒。そして実はこの日、カイマクルだけでなくデリンクユにも行く予定だったので・す・YO!
しかしギョレメからデリンクユまでの道のりは、この日運ちゃんに聞いたところ、こんな感じだった。
ギョレメ ⇒ ネヴシェヒル ⇒ カイマクル ⇒ デリンクユ
- ネヴシェヒルからデリンクユに直接行けるバスもあるかも
そう!ここカイマクルで乗り換えだったのよね!ここまではデリンクユに行く気満々だったのですが、車を降りた瞬間2人の頭の中に、「地下都市は2つとも同じようなもんでしょ~!」みたいな考えがボワーン!と浮かんできて、デリンクユに行くのをやめてカイマクルのみ堪能することになったのデース!イェーイ!イェーイ!
さて、ミニバスで降ろしてもらった場所には地下都市への方向を表す看板が出ていました。降ろしてもらったメインの道から横道に1本入るだけです!
ちょっと歩くとすぐに、みやげ屋の並ぶ通りが見えてきます!イェイ!イェイ!
近くにはツアーバスも何台か停まっており、観光地ムードが漂ってきました!日本人の団体さんもゾロゾロと現れ始め、みやげ屋の客引きも頑張り出します!
トルコみやげの定番、ナザール・ボンジュウ! 略してナザボン!
トルコ中で見かけるこの目玉。魔除けのお守りなんで・す・YO!
あまりにも定番のお土産ということで客引きの声のかけ方なんかも凄い!
お店の人: 「安いよ!安いよ! 30個1,000円! 30個1,000円!」
30個って!! 自分の知り合い、全員ナザボン持つことになっちゃうでしょ。
こちらは奇岩をモチーフにした置物!
靴下もありました!
これはイェイね!もし電車で向かいに座ってる人の足元からチラっとこのキノコ岩が見えたりでもしたら、乗客はみんな見さかいも無く足首に飛びつくだろうね!
で、問題は次!
これを電車の中で持ってる人を見かけたら間違いなく下向いちゃうね。これ自体は上向いてるんだけど。。
ジャーン!! (≧▽≦ )
何で?! 何で?! 何でそうなる?!
僕の中では、「あ~、そこがキノコ岩なのね!」としか解釈のしようがありません!!
まぁ、色々売ってるってことで。。
そんなこんなでお土産ストリートを抜けると、
ようやく地下都市への入口に辿り着きます!
- チケット代: 15TL(約975円)
入口は結構地味なのですが、この下には地下数階建ての巨大な地下都市が広がっているんで・す・YO!公開されているのは確か地下5階までです。入口の横でチケットを購入してから入るのですがチケット代は1,000円弱もする!ナザボン30個相当イェーイ!
いざ地下都市へ~! ┌( ・_・)┘
今からお目見えするこの地下都市なんですが、実は一体何のために造られたのかは判明していないらしい!キリスト教徒がイスラムの脅威から身を隠すために造られたとか言われてますが、起源や歴史は謎なんです!謎ってイェイよね!
で、地下都市の内部はこんな雰囲気!
「歩き方」によるとカイマクルの地下都市には2万人もの人々が暮らしていたそうです!そして都市って言うからには通路があるだけではなく、この中には、学校、聖堂、ワイン工場、家畜小屋まで存在するんで・す・YO!
こちらの写真では、上にある丸い石に注目!
この円盤状の石は重~い石の扉で、敵の進路を防ぐためのものと言われています。謎多き地下都市ではありますが外敵からの侵入に備えた仕組みはできていたようです。皆さん暗い中、一生懸命写真を撮られてました。
ウネウネと進む~!
しゃがんで進む~!
地下都市の中は、アリの巣のように!網の目のように!迷路のように!入り組んでいます!この時は20名くらいの日本人ツアーが3組くらい参加していて団体さんに前後を挟まれていました。こうなると自由に身動きなんてとれません!ツアーのペースに合わせて進むのみです!ここに2万人も住んでいたとなると日常、道ですれ違うのもさぞかし大変だったことでしょう!
こちらは恐らく通気孔!
地下奥深くまで続いている生活空間なので外から新鮮な空気をゲットすることが必要になりますね。
所々には広々とした空間もありました!
このような空間には壁にそこが何なのかを表すプレートが張ってあったりするのですが完全に失念。日本人ツアーの解説をおこぼれで聞いていたが完全に失念。。
地下都市の観光は、ウネウネ通路を地下5階部分まで降りていって、そこから別のクネクネ通路を使って地上まで上って帰ってくるというルートでした。40分くらいかかったかな。僕達は周りにツアーの方がたくさんいたのでホイホイ付いて行きましたが、周りに誰もいなかったら超寂しいかと思います!しかも行こうと思えばどの道にも進むことができるので簡単に迷子になれるかも。どっか別の道に入って一生隠れ住むことだってできるかもしれない!意味あるのか分からんが。。
こんな感じの地下都市がカッパドキアには無数に眠っていると言われているのが驚きです!今回イェーイ!しなかったデリンクユの地下都市は本当にここと同じような地下都市だったのでしょうかね~。それにしてもキノコ岩で有名なカッパドキア観光を地下都市から始めるあたりがセカイェらしい!
この後は、奇岩を利用して造られた城塞がドデーンとイェーイ!している「ウチヒサル」へ移動しました!
「90発目の世界遺産!ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群 [2.ウチヒサル]」の記事に続く。
- 90発目の世界遺産!ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群 [1.カイマクル]
- 90発目の世界遺産!ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群 [2.ウチヒサル]
- 90発目の世界遺産!ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群 [3.ギョレメ屋外博物館]
- 90発目の世界遺産!ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群 [4.トカル・キリセ&パシャバー]
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コメント
> tama!
あけおめ~!今年はハイパフォーマンスな写真を実現すべく頑張るぞー!
2010年1月 6日: 2号 さん
あけましておめでとう&ことしもよろしくね
ことしも旅しちゃってくださいな~
もうすっかり旅人夫婦になられてしまったね~
ここでいろんな景色みて楽しむ
そしてカメラが上達していく姿に少し嫉妬(笑
2010年1月 5日: tama さん
私、コメントします!
みなさまからのコメントを楽しみにお待ちしております!
「イェーイ!」だけでも構いませんのでお気軽にどうぞ!
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