70発目の世界遺産!カジュラーホの建造物群[見所&東群1]
記事は [09年06月14日] 341 日目 インド2 80日目 / カジュラーホ のお話
6月14日-15日、カジュラーホにいた時のお話。インドで13発目の世界遺産「カジュラーホの建造物群」をイェーイ!しました!キーワードは「エロティック」!寺院壁面にある彫刻がとにかくエライこと、いやエロイことになってます!恐らくこの旅最後のヒンドゥー教寺院の世界遺産なので少々気合が入りすぎ、5本立てでお届けすることになりました!イェーイ!最後までお付き合いくださいませ!
カジュラーホは9-13世紀頃、インド北部を支配したチャンデッラ朝の首都として栄えた場所で、世界遺産 「カジュラーホの建造物群」は、当時建てられたヒンドゥー教やジャイナ教の寺院で構成されています。
カジュラーホの寺院はその外壁に隙間無くびっしりと施された彫刻が有名で、そこには神様、天女、動物などが彫られています。中でも、神様を祀る寺院の壁にそんなのあってイェイのかよってほどのエロティックな彫刻があることで有名なんで・す・YO!
とにかく、エロい!
そのエロさゆえにカジュラーホは日本でもかなり有名なのではなかろうか?!
そんなエロさ爆発の寺院は、当時85件も建てられていたと言われていますが、現在は25件(22? 23?)のみが残っています。現存する寺院の数は地元の人に聞いても22とか23とか割れてます。。20ゴニョゴニョゴニョとか分かってない人もいるくらいです。日々発掘が進んでいるのでしょう。
これらの寺院は、「西群(ヒンドゥー教)」、「東群(ヒンドゥー教&ジャイナ教)」、「南群(ヒンドゥー教)」の3グループに分かれており、西群のヒンドゥー教寺院群が一番有名でエロさも全開です!
とりあえず20件以上の寺院があることは確実なので全て見て回るのは相当大変ですが、時間がなければ西群のみでも十分なエロを堪能することができるというわけです!
僕たちは2日かけて以下の順番で回りました!こんなに回ったど!
【 1日目(午後) 】
[東群] - 1~4がヒンドゥー教寺院、5~8がジャイナ教寺院
- ハヌマーン寺院 (Hanuman Temple )
- ブラフマー寺院 (Brahma Temple )
- ヴァーマナ寺院 (Vamana Temple )
- ジャヴァーリー寺院 (Javari Temple )
- ガンタイー寺院 (Ghantai Temple )
- シャーンティナータ寺院 (Shantinath Temple )
- パールシュヴァナータ寺院 (Parshwanath Temple )
- アーディナータ寺院 (Adinath Temple )
【 2日目(午前) 】
[西群] - 全てヒンドゥー教寺院
- カンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院 (Kandariya Mahadeva Temple )
- デーヴィー・ジャグダンベ寺院 (Devi Jagadambi Temple )
- マハーデーヴァ寺院 (Mahadeva Temple )
- チトラグプラ寺院 (Chitragupta Temple )
- パールヴァティー寺院 (Parvati Temple )
- ヴィシュワナータ寺院 (Visvanatha Temple )
- ナンディー堂 (Nandi Shrine )
- ヴァラーハ寺院 (Varaha Temple )
- ラクシュミ寺院 (Lakshmi Temple )
- ラクシュマナ寺院 (Lakshmana Temple )
- マタンゲーシュワラ寺院 (Matangesvara Temple )
【 2日目(午後) 】
[南群] - 全てヒンドゥー教寺院
- ドゥラーデーオ寺院 (Duladeo Temple )
- チャトゥルプジャ寺院 (Chaturbhuja Temple )
初日はオートリクシャーに乗って東群と南群を回る予定でしたが、リクシャが見当たらず、気づいたら歩いて東群を回っていたという事態。よって時間も体力もなくなりこの日は南群をあきらめ次の日に回したのです。「ホテル・スーリヤ」を出てすぐ右の方(東群の方)に向かったのが悪かった。左の方(西群)には実はオートリクシャーがいっぱい待機していたのだ!
しかしこのクソ暑い時期に良くもまぁこんなに回ったなーと自分で自分を褒めてあげたいです。インド政府観光局で見つけたカジュラーホのパンフレットを見てくださいよ!
ジャーン!
正に今、こういう状況なんで・す・YO!
この凶暴な暑さの中、そんなにエロティックな彫刻が見たかったのかよ!とツッコマれそうですが、エロよりもヒンドゥー教寺院が見たかったんです!マジです!マジです!恐らくこの旅最後のヒンドゥー教寺院の世界遺産だったので!
今回はカジュラーホの東群寺院の中からヒンドゥー教寺院をご紹介!
カジュラーホの見所(エロ所)は西群ですが、東もそれなりにエロい彫刻にお目にかかることができるんで・す・YO!ってやっぱエロかーい!
この日は12時半頃ボーパールからカジュラーホに到着。夜行バスに乗って約12時間とかなりお疲れちゃ~んな感じでしたが、15時半頃気合で観光に出発!ボーパールのお尻イボボ事件のおかげでインドの滞在可能日数がえらい減ってしまったので今度はお尻に火が付いてます!
カジュラーホはホテルを出たとたん日本語で話しかけてくる子供たちがワラワラと寄ってきます!村中がそんな状態!しかもこの時期は観光客がほとんどいなく、数少ない日本人観光客が「アホ」、「バカヤロ」、「オカマ」の集中砲火を浴びせられる状態です!一人でゆったりと外を歩くことなんて不可能な村!それがカジュラ~ホ!
ホテルを出て右に5分ほど歩くと、まずは「ハヌマーン寺院」が登場!
【ヒンドゥ~な話】
ハヌマーンはインドの有名な叙事詩「ラーマーヤナ」に準主役として登場するおサルさん(猿神)です。もちろん神様として信仰されています!西遊記の孫悟空のモデルになったとも言われているんで・す・YO!
この寺院は何でもかんでも見てやろう的な精神がないと通り過ぎてしまうこと間違いなし!しかしセカイェはマニアックな所こそ紹介したい!ここのハヌマーンの表情は結構イカしているのでヒンドゥ~好きは必見で・す・YO!「Jain Temple Rd (or Basti Rd) 」を東群の方へ行くと左手にあります!ハヌマーンには靴を脱いでから近づきましょう!
東群は地図を見ながら歩いても道が分かりづらそうだな~と思ってると青年が話しかけてきた。英語は僕たちよりも全然話せるし、日本語も「アホ」、「バカヤロ」レベルを上回る会話レベル、何か案内したそうだったのでこれは丁度イェイ!と思い、彼にお小遣いを渡して道案内してもらうことにした!えかった!えかった!でも自称「ナインティナイン、オカムラ」というのが若干気になったが。
バイクにまたがっている赤いTシャツがナイナイのオカムラです。
ちなみにこの村には他にもオカムラがたくさんいます。キムラタクヤにも会いました。そしてキムラタクヤが面白いことを教えてくれたのでちょろっとご紹介!
キムタク:
「JAPANの意味知ってるか?」
「JAPANは、Jumping And Popping All Night の略なんだぜ!」
かなりのトリビアをお持ちで!
「へぇ~」ボタンがあったら押してあげても良かった!他にもFANTAとかPUMAとかも矢継ぎ早に教えてくれました。こんな感じの言葉遊びが流行ってるっぽいです!もしかして英語の授業とかで教えてるんじゃないの?
イェ~イ!
とにかくこの村はこういうノリなんで、1人でゆったりしたい方にはかなりお薦めできません!でもワラワラと近くに寄ってくるけど「マネー」の呪文を唱えてくる子供たちはほとんどいなかったかも。
- マネーの呪文を唱える: 1ミリも付加価値を付けようとせずに「マネー」と言ってくる様子
ただし、「スクールペン」と「5円玉」の呪文は唱えてきます。。
ホテルから15分くらい歩いたところで「ブラフマー寺院」登場!
東群の寺院はオカムラやキムタクの住む「Old Village 」の方にあり、かなりノドかな感じの場所にポツン、ポツンと寺院が点在してます。先ほど出てきたハヌマーン寺院と、このブラフマー寺院が一番小さな規模の寺院です。他の寺院はもっと大きく、結構な高さがあります。
でも小さいとはいえ、この寺院の外壁にもありますよ!
よ~く見るとエロティック!
どうなってるのか描写するのはマンモス恥ずかピーので(この表現の方がよっぽど恥ずかピー)、各自の解釈にお任せします!しかし今後出てくるのはもっともっと分かりやすいのでダイジョウV!
このブラフマー寺院の正面入口の両サイドには「ガンガー」や「ヤムナー」といった河の女神たちの像が飾られてます。網があって中に入ることはできませんが、網越しに中を覗くことはできました!
中にはブラフマー!
【ヒンドゥ~な話】
人気が落ちる前は「シヴァ」、「ヴィシュヌ」と共にヒンドゥー教の3大神と呼ばれていた「ブラフマー」!世界を創造したにも関わらずヒンドゥーの世界ではすっかり影の薄い存在となったブラフマー!そんな彼ですが、このように4つの頭を持っているのが特徴です!
ブラフマー寺院を後にし、次はヴァーマナ寺院へ!田舎道を道なりに進んでいくと右手にジャヴァーリー寺院、まっすぐ奥にはヴァーマナ寺院が見えてきます!
道中、牛さんたちに襲われる1号!
こんな感じで、のどかさ全開!ここら辺りは村の人もほとんど歩いてないのでカジュラーホにしては静かに(オカマとかバカヤロなしに)歩ける場所でした。まぁ僕の隣にはオカムラがいましたが。
ほんでもって、「ヴァーマナ寺院」到着!
ブラフマー寺院からは歩いて5分ちょっとでした。
【ヒンドゥ~な話】
ヒンドゥー教寺院についてご紹介。この寺院の形がヒンドゥー教寺院の典型なんで・す・YO!右側の建物がマンダパ(拝堂)、左側の塔のようなのがヴィマーナ(本堂)で、基本ヒンドゥー教寺院はこの2つの建物で構成されてます。ヴィマーナの中にはガルバグリハ(聖室)と呼ばれる空間があり、そこに神様が祀られてます。
そしてヒンドゥー教寺院には「北方型」と「南方型」の2種類がありますが、カジュラーホにあるヒンドゥー教寺院はシカラ(ヴィマーナの上部の尖塔部)が砲弾状になっている北方型です。こちらについては1箇所に北方型、南方型2種類の寺院が密集している「パッタダカルの建造物群」の記事をご参照ください!
壁面には彫刻がびっしり!
この壁面に埋め尽くされた彫刻こそがカジュラーホにある寺院の最大の特徴!
あら、キャワイェイ!
カジュラーホの壁面彫刻にはいくつかパターンがあり、この牛頭さんは他の寺院でもよく見かけました。ヴァーマナ寺院には女性の彫刻もたくさんありますが、他の寺院と比べるとエロエロさは今ひとつ!
上を見上げると、ライオン!?
左側の尖塔状の部分がシカラと呼ばれてます!
寺院の中にはヴァーマナ!
【ヒンドゥ~な話】
ヒンドゥー教2大神の1人「ヴィシュヌ」には10の化身がいるというキャラ設定がされてますが、こちらのお子様はヴィシュヌ第5の化身「ヴァーマナ」。この像は大きいですが実はヴァーマナは小人(Dwarf )という設定です!しかし小人と見くびる無かれ!巨大化して、3歩で天界、地上、地底をまたいでしまうというIncredible! なお方なんで・す・YO!
次は、ジャヴァーリー寺院!
ヴァーマナ寺院を出るとすぐに見えてきます!
田舎の中にポッツーンと佇んでる感じです。
こちらは入口から見た「ジャヴァーリー寺院」!
ジャヴァーリー寺院はシカラ(ヴィマーナの上部の尖塔部)の美しさに定評があります!このスレンダーな尖塔もなんだかエロティック?!
しかし本物のエロティックがここにはありました!イェーイ!
さぁ、何がどうなってるのかよ~くご覧になってください!
次はもっと分かりやすい!
\(;゚∇゚)/ やりすぎでは。。
これぞカジュラ~ホのエロティック彫刻!
カジュラーホの建造物群[東群2]の記事に続く。。
- 70発目の世界遺産!カジュラーホの建造物群[紹介&東群1]
- 70発目の世界遺産!カジュラーホの建造物群[東群2]
- 70発目の世界遺産!カジュラーホの建造物群[西群1]
- 70発目の世界遺産!カジュラーホの建造物群[西群2]
- 70発目の世界遺産!カジュラーホの建造物群[南群]
最後にリアルタイム情報Yay! -------------
本日(日本だと昨日)オマーンにやってきたぜイェーイ!日本出発前はこんな所に来るとは思ってもみなかったぜイェーイ!今のところ1週間くらいで次の国に進めればと考えてます!
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