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2009年6月12日

インド / ボーパール で更新


67発目の世界遺産!チャンパネール-パーヴァガドゥ遺跡公園 [後編]

記事は [09年05月06日302 日目   インド2 41日目 / ヴァドーダラー のお話

5月6日、引き続きインド10発目の世界遺産、「チャンパネール-パーヴァガドゥ遺跡公園」のお話!前2話ではチャンパネールに点在するモスク(マスジッド)を4つご紹介しましたが、今回は「パーヴァガドゥ丘」の頂上にある「カーリーカマタ寺院」をご紹介!あのカーリー様が祀られている寺院で・す・YO!今までに見たこともない不思議なものを写真で紹介していますので必見っす!

前回の記事の最後はチャンパネールの奥地にあるモスク、「ナギーナ・マスジッド」から、パーヴァガドゥ丘行きのバスが出ている「バスターミナル」まで結果歩くことになっちゃた、というお話しでした。

なんとかバスターミナルまで歩き切りましたが、途中で休憩を挟んだとは言え、1時間はかかったぞ!この炎天下の中での1時間の消耗はデカかった。
sun (゚д゚) (゚д゚) sun

ここで「パーヴァガドゥ丘」行きのバスを探すわけだが、バスターミナルに入ってすぐ左にある「ケーブルカーの看板」が目に付いた。看板の下にはおっさんがいて、ここでケーブルカーのチケットが買えるらしい!とりあえずここでチケット買っとけばケーブルカー乗り場まで案内してくれるだろうと思い購入。

  • ケーブルカー代(2人): 174ルピー(約435円)

もちろんチケットはケーブルカー乗り場でも購入可能です。僕たちが行ったときは観光客はほとんどいませんでしたが、ケーブルカー乗り場が超混雑するような時期があるならば、ここでチケットを買っておいた方がイェイ!ってことでしょう。

後はケーブルカー乗り場まで行くだけですが、おっさんにパーヴァガドゥ丘行きのバスはどれだと聞いたところ、おっさんが指差したのがこちら!

こっ、これか~!

満員ジープ
  • ジープ代: 10ルピー(約25円)、 所要時間: 約10分(バスターミナル~パーヴァガドゥ丘)

最初ここに到着した時に見かけた「絶対あんなのには乗りたくないよね!」って言っていた満員御礼ジープ!さすがに若干ひいたが、もう13時だし、ウダウダしてても時間がもったいないからコレに乗ることに。

1号、恐る恐る前の席へ。。

満員ジープ

前の席には1号、2号、子連れのおばちゃん、おじちゃん、そして運転手。さらに両方のドアの外に1人づつしがみ付く。前の席の列だけでも8人もいるぞ!

ジープは超ギュウギュウ詰めになるのを待ってから出発!運ちゃんのスペースもほぼ無いですが器用にハンドルを操作してました。パーヴァガドゥ丘の中腹くらいまで登っていくので途中はウネウネとした坂道となります。ジープにはえらい数の客が詰め込まれてるので坂道になると超減速。煙が出そうな感じ。

ほんでもって10分ほどで「パーヴァガドゥ丘」に到着!

とりあえず無事着いてえかった。えかった。ドアにしがみ付いてた人はあのウネウネ道は大変だったろうに。

ジープから降りてまっすぐ歩いて行くと「ケーブルカー乗り場」が見えてきます。

パーヴァガドゥ丘

ケーブルカー乗り場の右には参道が続いており、ここから歩いてパーヴァガドゥ丘の頂上まで行くこともできます。ロンプラによると所要時間は2~3時間!普通に無理だから!この暑さの中での登山はマジでやばいと警戒していたので、前日にグジャラート州観光局でケーブルカーがちゃんと動いてるか確認しておきました。オーストラリアやニュージーランドでは歩くの大好きでしたが、自然遺産限定ってことで。bleah

こちらがケーブルカー乗り場へと続く道。

パーヴァガドゥ丘

ここには行列を整備するための柵があるのでピークの時はズラ~っと並ぶことになるのかも。まぁこの日はほとんど人いませんでしたが。それにしても一緒にジープに乗ってきた人たちはどこへ?みんな歩いて登るのか?

入る前にはセキュリティチェック!

ケーブルカー

インドの女性は民族衣装を着てる人がほとんどなのでチェックしてるお姉さんの服が新鮮です。チケットを持ってない人はセキュリティチェックの後、チケットを買うことになります。

この方は、ひょっとして。。

偽ミッキー

やっとこケーブルカーとご対面!

ケーブルカー
  • ケーブルカー代(2人): 174ルピー(約435円)、 所要時間: 約5分

インドのケーブルカーって聞くと「ホントにダイジョブなの?」と若干不安になりますが、壁には「MOST MODERN ROPEWAY OF INDIA 」と書かれてました!
ん?!待てよ?!これってインドの中で「MOST MODERN 」ってこと?アテにならん。。

1台のケーブルカーを他のお客さんとシェアして乗ることになりました。そんなに客いないんだから1台に詰め込まなくてもねぇ~。

出発後は一気に勾配を付けて上がっていきます!

ケーブルカー

参道から歩くとなると、ここを登ってこないといけないのね。

結構高いので、ちょっと怖がるお嬢ちゃん。

インド少女

5分ほどで「パーヴァガドゥ丘」の頂上付近に到着!

ケーブルカーを降りると丘の下よりは人で賑わってました!そして降りたらすぐに「カーリーカマタ寺院」があるのかと思ったらそういうことではなかった。

あとちょっとだけ上の方にあります!

カーリーカマタ寺院

やっぱり最後は歩いて登らないとだめなのね。

ここらでいっちょ、「カーリーカマタ寺院」の説明。

カーリーカマタ寺院」はヒンドゥー教徒の巡礼の聖地として重要な寺院と見なされており、ここにはヒンドゥー教の女神「カーリー」様が祀られています。このカーリー様がただ者ではないんで・す・YO!ここでヒンドゥ~なお話し。

【ヒンドゥ~な話】
シヴァ神の奥様「パールヴァティー」のキャラ設定について。かなり微笑ましいキャラ設定がされているパールヴァティー様ですが、驚くことにドラゴンボールのフリーザのように形態変化します!以下3つの形態をお持ちです。

# 呼び名 特徴
1 パールヴァティー 穏やか、優しい、美人。
2 ドゥルガー 外見は美人だが超強い!10本の腕を持つ戦いの女神。ライオンに乗ってる。
3 カーリー 最恐!青黒い体で4本腕。人の生首をつなげたネックレスをして舌を出す。女神というかもはや妖怪にしか見えない。。日本の子供が見たら間違いなく泣く。

下にいくほど強烈なキャラとなるわけですが、今回登場するパールヴァティー様の第3形態、「カーリー」様は本当にヤバイです!とにかくいっちゃってる!

ジャ~ン!

カーリー カーリー

こちらがヒンドゥー教徒にこよなく愛されている女神様!日本人の感覚からしたらどう見ても妖怪でしょ。。しかもほぼ真っ裸のカーリーに踏んづけられてるのは、信じられないことに旦那の「シヴァ神」。。ヒンドゥー教の2大神であるシヴァを踏みつける最恐の女神!

そしてこのカーリー様は生き血を好むらしく生贄(いけにえ)の血でしかなだめられないとも言われてます。恐っ。。カーリー様を祀る寺院としてはコルカタ(カルカッタ)が有名で街の名前の由来ともなってます。ここではヤギさんを首ちょんぱして生贄として捧げるようです。ヒンドゥ~な話しを深めていくにはコルカタを訪れたいところですが今回の旅ではスケジュールが。。

さて話しを戻し、こんなカーリー様が祀られている「カーリーカマタ寺院」を目指します。

こちらが寺院へと続く参道。

パーヴァガドゥ丘

両サイドにはお店がズラーっと並んでいて見ていて面白いです。一番多いのはやはりカーリー様のグッズが売られてるお店で、そこかしこにカーリー様が描かれた絵が置かれてます。想像しただけで恐いっしょ?!

あとはトラのぬいぐるみと記念撮影できるお店が多かったです。

トラのぬいぐるみ

恐らくはパールヴァティー様の第2形態であるドゥルガー様の乗り物がライオン(トラ?)だからだと思います。

階段を使って徐々に上に登っていく!

パーヴァガドゥ丘

上の方に見えるピンクの建物が「カーリーカマタ寺院」!

パーヴァガドゥ丘

そして寺院に近づくにつれて、不思議なものとご対面することになります。

なんじゃこりゃ~?!

カーリー?

左の青い顔の方はシヴァ神?ということは右の赤い方が奥様のカーリー様ってことか?もしや生き血を好むから顔が真っ赤なのか?だとしたら表現としては恐すぎるが。。考えすぎか。。

まだまだ出てくる!

カーリー?

こちらは幾分ポップな感じになった。
それにしても真ん中のやつ、鳥居みゆきにそっくりじゃん。。ヒットエンドラーン、ヒットエンドラーン!

そしてケーブルカーを降りて15分くらい歩くと、
カーリーカマタ寺院」の入口に辿り着きます!

カーリーカマタ寺院

この階段を登った先がめでたくゴールとなるわけです!ちなみにこの階段がある通りには新手の売り子たちがいます。インドの女性の眉間には装飾として赤い顔料で丸が描かれているのを良くみかけますが(ビンディと言う)、ここの売り子はその赤いのを額に強引に付けて「10ルピー」と言ってくるので・す・YO!そして見事1号の眉間は赤色で染まりました!イェーイ!

気を取り直し、がんばって階段を登る1号!(もちろん眉間は赤い)

カーリーカマタ寺院

階段を登りきったところでみなさん靴を脱ぎ始め、奥にある「本堂」へと向かって行きます。外国人観光客が1人もいないので、ここら辺の雰囲気は僕たちにとっては完全アウェイという感じでした。そしてカーリー様が祀られているってことでこの先に何が待ち受けているのかほんとドキドキ状態!

そんなドキドキ状態の中、ヤギさんが横切る。。。capricornus

ヤギさん

まっ、まさか、首ちょんぱ。。 (゚д゚) (゚д゚)

この先へ進むべきかどうかという葛藤の中、前進。。

カーリーカマタ寺院

いよいよ「本堂」が見えてきました。ピンクの建物です。

カーリーカマタ寺院

いざ、本堂の中へ!

カーリーカマタ寺院

本堂の中は写真撮影禁止でした。中には今まで見てきたスライムベスみたいな「カーリー様」がおられ、みなさんお供えを捧げた後、手前にぶらさがってる「小さな鐘」を鳴らしてから立ち去っていきます。

僕たちはどうしていいものかわからず、とりあえずお布施だけ渡して鐘も鳴らさず出てきてしまいました。。そして先ほど横切ったヤギさんはというと、首ちょんぱされずに済んでいました。えかった。えかった。

本堂から出てきたときはなんだかホッとしました。カーリー様という得たいの知れない女神様が祀られているということで今までの寺院巡りでは感じなかったかなりのプレッシャーを受けていたんだと思います。

だって本堂の外観これですからね。。

カーリーカマタ寺院

どう見ても血を演出してるとしか思えないから。。

カーリーカマタ寺院

日本の子供が来たら絶対泣くって。。

しかも近くには、こんなのもあるし。。

カーリーカマタ寺院

そんな目で見ないで。。

カーリーカマタ寺院

こうなるとコルカタ(カルカッタ)のカーリー寺院は一体どうなってんだってかなり興味が沸いてきます!あ~、行きてぇ~なコルカタ。。ボーパールで1ヵ月も過ごすことにならなきゃ行けたのに。。○| ̄|_

ちなみに本堂の上には登ることもできました。

カーリーカマタ寺院

が、すぐに立ち去りたくなる。。

カーリーカマタ寺院

だめだ。向こうに完全にペース握られてる。持ち前の粘り強い観光が全然できない。。カーリー様恐るべし。。

よって早々に退散!

だけど寺院を出る途中にもチラリ!どこまでも追っかけられてる感じ。

カーリーカマタ寺院

こうしてカーリーカマタ寺院を後に。。

カーリーカマタ寺院

もちろん最後はケーブルカーでパーヴァガドゥ丘を降り、満員御礼ジープでバスターミナルまで揺られ、そこからバスでヴァドーダラーへガン寝して帰っていきましたとさ。。

午前中はチャンパネールでモスクを4つ見て、午後はパーヴァガドゥ丘でカーリー様。非常に濃い1日だった。それに午前と午後のギャップも激しい。せめて午前中のチャンパネール巡りをオートリクシャーで済ませていればもっと楽できたのにな。

最後に。
この「チャンパネール-パーヴァガドゥ遺跡公園」という世界遺産について写真いっぱいでこんなにも紹介されているサイト(ブログ)は日本語では他に無いのでは?セカイェはマニアックな場所こそバシバシと情報提供していきたいと考えております!イェーイ!

【目次 - チャンパネール-パーヴァガドゥ遺跡公園】
  1. 67発目の世界遺産!チャンパネール-パーヴァガドゥ遺跡公園 [前編]
  2. 67発目の世界遺産!チャンパネール-パーヴァガドゥ遺跡公園 [中編]
  3. 67発目の世界遺産!チャンパネール-パーヴァガドゥ遺跡公園 [後編]

clock 最後にリアルタイム情報Yay! -------------

いよいよ明日、長かったボーパール生活を終え、カジュラホへ移動する予定です!1ヵ月ぶりにバックパックを担ぐことになるけど体ダイジョブかな。

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コメント

> レックさん!
いつも読んでいただきありがとうございます!
マニアックなとこほど応援したいです!最近は時間があり余ってたので前・中・後編で丸1日はかけてるかと。。今後は情報量、かなり減ると思います。。

長文ご苦労様でした。
ほんと、マニアックな場所の情報ありがとうございます。
本にのってないので面白いですよ。
ちなみに、このブログを書くのにどれぐらい時間をかけているのですか?

私、コメントします!

みなさまからのコメントを楽しみにお待ちしております!
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