シーラーズで初めてのイランを体感するの巻
記事は [09年07月05日] 362 日目 イラン 1日目 / シーラーズ のお話
7月5日-8日、イラン最初の都市「シーラーズ」で過ごした日々のお話です。初めてのイランということで土っ器土器していましたが、「悪の枢軸」など悪いイメージとは全く違う、のほほ~んとした雰囲気の漂う街でした!そんなシーラーズをちょろっと観光したお話と、イランでイスラム教な服装を調達した時のお買い物のお話です!
シーラーズはイランの観光では外せない有名な世界遺産「ペルセポリス」への拠点となる街です!そして、マニアックな世界遺産「パサルダカエ」の拠点にもなります。
初日は夜に到着したので、何も観光しないでさっさと寝たセカイェツアー。そして次の日の朝、いよいよイランの町をお目にかかれるということでワック枠!
ホテルから一歩外に出てみると・・・街並みは普通でした。ただ女性全員がスカーフなどを着用して髪の毛を隠しているのを見て、分かってはいましたが今までとは違う国に来たんだな~と実感しました。オマーンなどでも髪の毛を隠していらっしゃる方は多かったですが、イスラム教徒以外の方は隠す必要はなかったのです。観光客を含めて100%全員の女性がスカーフなりをかぶって髪の毛を隠している光景はやっぱり違うなと。
まずは街の中心地にある「キャリーム・ハーン城塞」までお散歩イェーイ!
ホテルを出て向かって左側にずっと歩いて行きます。
┌( ・_・)┘ テクテク
道を歩いているとたくさんの人が声をかけてくれます!観光客は欧米人を含めほとんどいなかったので私たちはすごく目立っていたかもしれません。英語が上手な人もそうでない人もとにかく声をかけてくれて、「イランへようこそ!」とか「イランっていい国なのYO!」とか熱烈な歓迎を受けます!
イランに来る前に抱いていた「悪の枢軸」「核開発」「偽造テレカ」などの悪そうなイメージとは程遠い温かい歓迎を受けました。インド(特に北部デリーやアーグラなど)でも「日本人デスカ。」などど声を良くかけられましたが、それとは違ってお金目当てでなく純粋に歓迎してくれているのが伝わってきました。
道の途中に映画館がありました!
- もちろん女優さんは全員スカーフをかぶっていらっしゃいます
アメリカとの仲が懸念されるイランですが、中にはハリウッドスターの写真がずらりと飾られてたりしました。アメリカーンな、コカ・コーラも普通に売っていまし・た・YO!
こちらが「キャリーム・ハーン城塞」!
ホテルからは歩いて10分くらいです!ザンド朝時代に宮廷として使われていた城塞だそうです。中にも入れるのですが、私達は入っていないでーす!入場料が必要みたいで・す・YO!
よーく見ると塔が若干傾いています!
普通に街をぷらぷら歩いていると突然城塞がジャーンと登場したので、ちょっとびっくりです!この辺りは夕方くらいから市民の憩いの場となります。みなさん、のんびりとアイスを食べながらくつろいでいらっしゃいました。
城壁にキャワイェイらしい絵を発見!
そして城塞の前には「インフォメーション」がありました!
しかーし、誰もいらっしゃいませんでした。お昼休みだったのかな?インフォメーションの建物の中に地図らしきものが見えてるのですが人がいないのでゲットできません。。残念!
そして城塞周辺をぷらぷらしてみます!
イランではこんな感じの水路?がよくあります。足元気をつけてないと落ちちゃう。
- こういうところに流れている水がキレイでびっくり。当たり前ですが、インドとは違うな~。
そして、こちらの募金箱のようなものもよく見かけました!
実際に入れている人も見かけました。
こちらは「イラン・メッリー銀行」です!
こちらで両替をしたかったのですが、既に営業時間が終わった後だったので、両替できず。。。歩き方によると営業時間は9時半~13時半とのことでした。閉まるの早いのね~。
結局開いている銀行が見つからなかったので、私達は闇で両替しちゃいました。。。1ドル100リアルとなかなかのレートでした。言い値を忘れてしまったのですが、交渉でレートが少し良くなりました!実はこの後銀行でも両替したのですが、やっぱり銀行よりもレートがイェかった・・・余っていたオマーン・リアルやドバイ・ディルハムも両替しちゃいました。
イランには銀行の他に両替屋でも両替をすることができます。本当は両替屋で両替するつもりだったのですが、どうやらお昼休みだったようでやっていなかったので、両替屋の前で声をかけてきた、闇両替のおじさんと両替したんでーす。何人か闇両替のおじさんがいらっしゃいましたが、そのうちの1人は日本の大宮で働いていたことがあるそうで、日本語で声をかけてきました。
何か40代くらいのおじさんで日本で働いたことのある人がやたら多いんです。ネットで調べてみたところ、どうやら何年か前に日本にビザなしで出入国できた時代があったようです。ちょうど上野公園で偽造テレカが売られていた頃ですかね~?
どうでもいいですが、私のこの服装目立つんですが!
街を歩いているとものすごい視線を感じるんです。イランの女性の方は黒を中心とした服装の方が多いため、このズキアカのチャンネー(赤ずきんちゃん)と白い服は目立ちまくるんです!!目立つだけでなくパンジャービードレスの頭巾が暑い!!これは何か調達せねば!ってことでショッピングセンターに行ってみるも。。。
閉まってるし・・・
- イスラム教の国はお昼休みが長いんです。
そんなわけで、洋服を探しに街歩きしまーす!
ホテルやキャリーム・ハーン城塞から「キャリームハーネ・ザンド通り」に面して反対側に洋服屋さんがずらーっと並んでます!ちなみにこの通りを渡るのが結構大変です。イランは歩行者用の信号を見かけないし交通量が多いので渡るのが本当に怖い!現地の人が渡る後ろを「ヒ~っ!」とくっついていく毎日でした。
こちらは男性服のお店!ズラーっと洋服が並んでいます!
- ズラ~!
洋服の陳列に迫力があってきれいなんです!2号も陳列方法がうんぬんかんぬん難しいこと言って興奮気味です!ここにはメンズの洋服屋がズラーっと並んでるのですが、陳列方法がどこも同じ!色々な顔のマネキンをズラーって並べるのが特徴的でした。
んっ?!
- 見覚えてのある輩が一名。。。
うーん、男性用の洋服ばかりで女性用の洋服がなかなか見つかりませ~ん。
うろうろします~。
なんか2号楽しそうだな~。
- やたら髪型のきまっている香水屋の少年。2号が大喜び!
ここら辺りのショップは若者の店員が多く、みんな無邪気に客引きしてきます。観光客はほとんどいないのでうちらがターゲット!でもインドのようにしつこいわけではなく割とあっさりしています!
街中には冷た~い水が出てくるタンクもありました!
イランでは水道水が飲めるし、街中に無料で飲める給水機がたくさんあります。そしてどこも驚くほど冷たい水が出てくるんですよ!実際氷が入っているみたいです!なので空のペットボトルを持ち歩きましょう!お腹は壊さなかったで・す・YO!
そして歩いていただけで、冷たいジュースがもらえたりもする~!
みなさんに振舞われてました。粉末を溶かしたジュースのようでしたが、暑かったのでうまかった!みんなで仲良くワキアイアイ!こういう国なんですね!イランって!
・・・とこんな感じで街歩きは楽しいんですが、肝心の女性用の洋服屋が見つからない。。。ホテルの人に聞いて夕方に行ってみました!歩いていたホテルの向かいの通りにあったようですが、お昼休みで閉まっていたみたいです。
こちらの小さなショッピングモールみたいなところに売っていました!
シーラーズにはこんな感じの小規模なショッピングモールが道沿いにいっぱいあるのですが昼間はどこもショッピングモールの入口にシャッターが閉まっていて存在に気づかないことが多かったです。
やっとこ、女性用の洋服屋さんや、化粧品屋が何件か集まっているところを発見できましたが、
・・・はて、ところで私はどんな服を買えばいいんでしょ・・・
イランの女性の方の服装を見てみると、「チャドル」、「マーントー」、「長い上着」などを着ていらっしゃるようでした。
「チャドル」は、頭から足の先まですっぽりと隠す黒い布です。最初はチャドルが一番確実に隠せてイェイかな~と思ったのですが、着ていらっしゃる方をよーく見ると、みなさんチャドルの下にスカーフを巻き、腰まで隠れる上着を着ていらっしゃったのです。このくそ暑い真夏にスカーフの上にチャドルをかぶるのは慣れていない私には無理だろう~ということでチャドルは断念しました。
「長い上着」というのは、腰まで覆うことができるシャツなどの上着のことです。イメージとしてはレギンスと合わせて上に着るようなものです(ちなみにレギンスを履いていらっしゃる方はいないです)。もちろん長袖です。半袖の方は長袖のシャツの上に着るなど重ね着をしていらっしゃいました。これが一番涼しそうですしお洒落度も高いです。ただし、毎日素肌に着るものなので、こまめに洗濯するとしても2枚は購入しなければなりません。荷物を増やしたくなかったので、こちらも断念。。。
そんなわけで、私は「マーントー」を選びました。「マーントー」とはスプリングコートとかトレンチコートのようなものです。これだったら、マーントーの下がTシャツ1枚とかでも大丈夫だし、マーントーの下に着るものは洗えるのでそれなりに清潔かな~と。色は一番目立たなそうな黒にしました。しかし黒は太陽の光を存分に吸収して暑かった。。。ただ、地方に行くと本当に全員女性は黒い服を来ていらっしゃるようなところもあったので、目立たないという意味では正解でした。
ちなみに下はスリムなジーンズか黒い細身のパンツを履いていらっしゃる方がほとんどでした。体の線が見えないようにダボダボのパンツでなければいけない!ということはなかったです。もちろんくるぶしまで隠れるパンツで・す・YO!
こちらのお店でご購入!イェーイ!
- マネキンはこんな格好ですが皆さん半袖や七分丈のシャツを着る時は長袖の上に重ね着していまーす。
ここのお店の店員さんがすごーくキレイなお姉さんだったのでつい入ってしまいました。黒いマーントー(スプリングコートみたいなやつ)とスカーフを買いました。マーントーは200,000リアル(約2,000円 言い値:250,000リアル)、スカーフは2,000リアル(約200円 言い値:35,000リアル)でした。イランでも交渉すると値段下がります!
そしてこうなった!!
- ペルセポリスの入口でワッホーイ!袖の部分はわかりにくいですが大砲のようになってます。。
マーントーは、袖の部分が2号曰く「大砲のように膨らんでいる」のが気になったのですが、これしかなかったので購入!スカーフは少しでも隠すところが少ない方が涼しいかな~ということで、三角巾みたいな小さいのを買いました。スカーフは長いスカーフを「真知子巻き」のように頭を覆ってから肩に流している方が多くて可愛かったのですが、肩にスカーフが乗っているだけでも暑いし、小さい方が安かったので、三角巾みたいなのにしちゃいました。とにかくイランの夏を旅する女性は暑さとの戦いなんで・す・YO!
店員さんはさっぱり英語が通じないですが、とても親切にしてくれました。また英語の話せるお客さんがフォローしてくれたりするので、何とかなります!
初めてのイランの街歩きはこんな感じで、「厳格なイスラム教国!」というイメージとは全く違う、のほほ~んとした楽しい街歩きでした。また街の人が皆さん本当に親切でたくさん助けてもらいました!ありがたや~。
次回はシーラーズで食べた美味しいもの情報についてお届けしまっす!
最後にリアルタイム情報Yay! -------------
ドイツのハンブルクで風邪をひいてゴロゴロしています。今泊まっている部屋は5人ドミ、シャワー、トイレ付きです。物価の高いドイツでは部屋でゴロゴロしている人なんていないので、昼間は2人だけで広い部屋を独占してやりたい放題、イェーイ!2号はここぞとばかりにYoutube でお笑いを見ています。
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コメント
> moon さん
暑い国でのスカーフとコートはしんどかったです。ただ、現地の人はスカーフの上にもう一枚チャドルを羽織っているので更に暑そうでした。。。
のび~るアイスはトルコが有名ですよね。イランでものび~るアイスが売っているところがありました!トルコは世界遺産がたくさんありまして、イランの次に行っています!本場ののび~るアイスの記事もそのうち?出てきますので、また見てくださいね。
2009年8月29日: 1号 さん
確かに暑い国で スカーフにコートはつらいですよね
アイスが 有名なのは トルコでしたっけ?
トルコはまだでしたよね?
それとも遺産なかったのかな?
どっちでしたっけ?
2009年8月29日: moon さん
> moon さん
イランは本当にイメージとは違う国でした!
しかし、暑い国でのスカーフ、コート生活はなかなかしんどかったです!そんなわけでアイスばかり食べていました!
> kiaco
お~、元気かーい?
イランはとても衛生的な街だったよ。
もちろんお腹を壊すことなんてなかったわ~。
イランルック、お洒落猫kiaco に褒めてもらえて嬉しいっす!風邪は復活したYO!
2009年8月27日: 1号 さん
おひさしぶりぶり~
イランて意外に平和!?
水道水も飲めるなんて、すごいね。
写真をみる限り、街もとても衛生的に見えるよー
イランルックいけてるわよ~ん
風邪お大事にネ
2009年8月27日: kiaco さん
イランって想像していたのと違うんですね
暑いでしょうからバテないよう気をつけてくださいね
2009年8月26日: moon さん
私、コメントします!
みなさまからのコメントを楽しみにお待ちしております!
「イェーイ!」だけでも構いませんのでお気軽にどうぞ!
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