78発目の世界遺産!バット、アル-フトゥム、アル-アインの古代遺跡群
記事は [09年06月27日] 354 日目 オマーン 3日目 / ニズワ のお話
6月27日、ニズワに滞在していた時のお話。オマーンで1発目の世界遺産「バット、アル-フトゥム、アル-アインの古代遺跡群」だぜイェーイ!マニアック過ぎてどうやって行けばイェイのか分からず結局は大金払ってタクシーをチャーターすることに~!タクシー代に見合う世界遺産かどうかと言われると。。。イェーイ!イェーイ!
世界遺産「バット、アル-フトゥム、アル-アインの古代遺跡群」は一言で言うと、青銅器時代(石器時代の後ね)の集落や墓地の遺跡だぜイェーイ!
(地味な予感
)
コレは紀元前2500年頃のマガン国の遺跡ではないかと言われてますが詳細不明イェーイ!この大昔の謎っぷりがイェイのですが、謎に包まれてること以外は実に地味な遺跡となっています!遺跡に残っているのは、平たい石を積んで作られたお墓の跡だぜワッホーイ!
という訳でココはかなりマニアックな世界遺産に分類されること間違いなし!そもそもオマーンの観光自体がマニアックなので当然オマーンにある4つの世界遺産は全てマニアックなのだが、この「バット、アル-フトゥム、アル-アインの古代遺跡群」は、「マニアックの中のマニアック、出てこいやぁぁ!」って感じです!
それではそんなマニアックな世界遺産へレッツらゴー!
世界遺産「バット、アル-フトゥム、アル-アインの古代遺跡群」は名称どおり「バット」、「アル-フトゥム」、「アル-アイン」という3つの遺跡で構成されているのですが、
どこも、どうやって行けばイェイのか分からなかった。。 \(;゚∇゚)/ \(;゚∇゚)/
頼みのロンプラには、まず「アル-フトゥム(AL-KHUTM )」は全く載ってない。。そして「バットとアル-アイン」(BAT&AL-AYN )は情報がありましたが、
そこまでの「公共の交通機関」は無いとの情報。。 (;゚Д゚) (゚Д゚;)
ただし自分で車を運転して行く方法はサクっと書かれてます。が、車社会から取り残されたセカイェには無縁のお話です。。
というわけで、前回の記事のとおり「世界遺産情報を求めてニズワ・スークまでやって来た」のでありまーす!
ニズワ・フォートのチケット売り場で見事地図を (σ・∀・)σ ゲッツ!し、とりあえず3つの遺跡が比較的近くにあることが判明したので、思い切ってタクシーをチャーターして行くことにしました!イェーイ!
前置きが長かったですが、ようやくスタート地点に立ったわけであります!
丁度よくニズワ・スークの前にタクシーがワラワラとスタンバってました!
昼食時なのかほとんど運ちゃんが乗ってませんでしたが、ウロチョロしてたら英語を話せる運ちゃんと巡り会う!よっしゃ!よっしゃ!と思って料金交渉開始!
が、料金を聞いてびっくらこいた! (;゚Д゚) (゚Д゚;)
ニズワ・スーク前から「バット」、「アル-フトゥム」、「アル-アイン」の3つの遺跡を回ってホテルに帰ってくるのに、
40リアル(約10,400円)! \(;゚∇゚)/ \(;゚∇゚)/
有り得ん!高すぎるやろ!
インドのオートリクシャーの感覚があるから余計高く思えてくる。
しかし公共の交通機関はないし、行くとしたらあとはツアーになるわけだが、ツアーもどうせ高いんだろーと思い、時間ももったいないのでこの運ちゃんからコストダウンを引き出すのに全精力を注ぐことに!
中々値下げに応じない運ちゃんであったが、運ちゃんの袖とか引っ張って「お願い!お願い!」して何とか33リアル(約8,580円)まで下がりましたとさ。それでもめっさ高っ!
お世話になるのはこちらの運ちゃん、イェーイ!
- タクシーチャーター代: 33リアル(約8,580円)
そして若干、行き先が変更に。運ちゃんから「アル-フトゥム」は何にも無いから行かなくてイェイと言われ、代わりに途中にある別の世界遺産「バハラ城塞」に帰りに寄ってもらえることに!
- ルート: 「ニズワ・スーク」⇒「アル-アイン」⇒「バット」⇒「バハラ城塞」⇒「ホテル」
1日に2つの世界遺産を回れるのでこれは刑事い!いや、デカい!と思ったら最後にセカイェらしいオチが待ってたりする。。
前置きが長かったですが、13時30分頃ようやくスタートを切りました!
高いだけあってさすがにタクシーの乗り心地は快適でした!日本のタクシーと同じレベルで・す・YO!エアコンをガンガン効かせながら、まずは「アル-アイン」を目指します!
しかし運ちゃんも行ったことがないのか、道行く人に聞きながら向かうことに。ちなみにオマーンでは(ドバイやイランも)、挨拶として握手をしてから会話がスタートします。初対面でも道を聞く前にはまず握手、みたいな!もちろん観光客も同様で、向こうから必ず握手を求めてきます。なので率先して握手しましょう!
ほんでもって若干寂れた村に到着!
- 所要時間: 約1時間30分(ニズワ・スーク~アル-アイン)
運ちゃん:「ここがアル-アインだよっ!」
1号、2号:「・・・」
確かにここはアル-アインなんだろうけど、
うちらが行きたいのはアル-アインの村じゃなくて、遺跡だし!
実はうちらアル-アインの遺跡には平らな石積みのお墓の跡があること以外は何も分からなかったのだけど、明らかにここは遺跡でないことが分かった。どう見ても単なる村だ。「見所となる遺跡の前で降ろしてくれよ!」と突っ込みたかったのだが、運ちゃん遺跡のこと知らなそう。。
とりあえずココの村人に聞き込みすることに!新しい村に辿り着いてまずは情報収集って、
これ、ドラクエじゃん!
最初は全く人影が見当たらず、セカイェ大ピンチ!な雰囲気が漂ったが、奥の方に若干英語ができるおじいさんを発見!イェイ!とりあえず目の前にあった小さな石を積んでみせて「これを見に来た。」と言うと、おじいさん分かってくれたらしく、「ついて来なさい」と行って一緒に近くの坂を上る。
ほんでもって上の方まで行くと「アレじゃ!見えるじゃろ!?」と遠くの方を指差す。
確かに望遠レンズで覗いてみると、、、
何かある!何かある! ヽ(´▽`)/ ヽ(´▽`)/
確かに写真で見た石積みのお墓みたいなのがいっぱい横に並んでる!思えばこの時の感動がこの日のピークだったかも。。というのはさておき、運ちゃんにあそこまで行ってもらわねば!
いつの間にか周りに子供たちが現れたので、運ちゃんの方まで来てもらって遺跡までの道を教えてもらいました!イェイ!
5分も経たずに遺跡の近くまで到着!
子供たちも先回りして出迎えてくれてました。どうやら村から歩いて来たほうが近かったらしい。
(松本)いよいよ、オマーン1発目の世界遺産の登場で・す・YO! はい、拍手~!
手前の丘の上にお墓っぽいのが並んでるのが見えますか?!
運ちゃんも興味があるのか一緒に来てくれました!イェイ!実は車を止めた場所からあの丘の上までは結構歩きます。。
こちらが遺跡のふもと!あとちょい!
ご覧のとおり入口と呼べる所もないし、チケットも不要です!
丘を登ってくる1号。 ┌( ・_・)┘
結構、足場が悪いので登るのは地味に大変!
でもって、
こちらが頂上! アル-アインの遺跡で・す・YO! はい、拍手~!
蜂の巣状のお墓(beehive tomb )が地味にいっぱい並んでます!
(何が待ってるのか分からなかったが)僕たちはここに来たかったのよ!とりあえず辿り着いただけで感動!イェイ!イェーイ!
右にいる1号の大きさを見ると、結構なスケール感のある遺跡にも見えるでしょ!
アル-アインは、遺跡の保存状態の良さが売りでもあります!
今回ご紹介している「バット、アル-フトゥム、アル-アインの古代遺跡群」は、当初「バットのネクロポリス(共同墓地?)」(The Necropolis of Bat )としてバットだけで世界遺産への登録を申請していたのですが、「バットの近くに類似する遺跡が他にあるじゃーん!アル-アインみたいに保存状態がイェイのが他にあるじゃーん!」ってことで登録延期となり、その後アル-フトゥムとアル-アインを加えて再申請し、晴れて世界遺産として登録されましたとさ。という経緯があったりします!
というわけでアル-アインはすごいのよ!この遺跡の保存状態を保つのめっちゃ大変だから!
こんな感じで、平らな石を積み上げてるだけなんで・す・YO!
入口部分もうまーく石を積み上げてアーチを作ってます!
造りがあまりにも繊細過ぎるので近くで見るとジェンガ状態!今にも崩れそう!
こちらは内部!
柵とか無いのでここまで近づけちゃいます!入ろうと思えば中にも入れちゃう!監視員も誰もおらへんのYO!万が一、大量の観光客が押し寄せて来たら瞬く間に全てのお墓が崩れ去るでしょう。。
そんなアル-アインよ、さよオナラ!プリッ!
その「プリッ」で崩れちゃうから!気をつけないと!
続きまして~は~、「バット」!
アル-アインからは約40分。最後に未舗装のジャリジャリ道路を抜けるとフェンスに囲まれた遺跡が見えてきます!
こちらが「バット」で~す!
- 所要時間: 約40分(アル-アイン~バット)
こちらにはフェンスがあるので、すぐに遺跡であることが分かりました!そしてこのフェンスの端っこから入るぐらいなのでもちろん入場料とかありません!
アル-アインとは違って、かなり広大な敷地でした!
どこまでフェンスに囲まれてるんだってほど刑事い!いや、デカい!近くにあった貼り紙によると「平野部」には約150のお墓などの建物があって、丘の上にはなんと約1,000のお墓があるそうな!そしてまだまだ謎だらけってことで鋭意発掘中です!
というわけでこの広大な遺跡の中で、
当然どこへ向かっていけばイェイのか分からないぜイェーイ!
セカイェまたもや大ピンチ!
とアタフタこいてたら、運ちゃんから「ついて来なさい。」とのお言葉!
運ちゃん、バットは何度も来たことあるらしいぜイェーイ!助かった!助かった!
バット探索レッツらゴー!
こちらは入口からちょっと歩いた所にあったかわイェらしいモニュメント。
恐らくは近年、作られたものでしょう。そしてその奥に見えてる白いのが、
お墓の跡!
アル-アインで見たものとほぼ同じですが、白いのでちょっと華がありますね!上半分は崩れちゃってますが、入口部分が残ってるのは不思議です。耐久度めっちゃ低そうなので上の石の重みですぐに入口つぶれそうなんだけど。この設計だと何度修復しても崩れるかと。
広大な敷地を練り歩く、運ちゃんと1号! ┌( ・_・)┘ ┌( ・_・)┘
運ちゃんがどこまで練り歩くのか分からず、1号くたばってくる。もちろん2号も。。
入口から15分くらい歩いた所で、ようやく運ちゃんの言う見所が見えてくる!
フェンスの中を練り歩いてきて、さらにフェンスに囲まれた場所に到着!どう考えても期待しちゃいます!
そして目の前に現れたものは、、
やっぱりお墓の跡、イェーイ! (≧▽≦ ) (≧▽≦ )
では、アル-アインと同じようなお墓コレクションをどうぞ!
こちらは半壊状態!
こちらは全壊!
青銅器時代のものと考えると普通はこうなるわな。でも崩れた石自体もこんなにキレイに残るわけないか。。ということは崩れた状態を再現したものなのかも。。(めちゃくちゃ遅いが)今気づいた。この世界遺産、絶対ガイドが必要!イェーイ!
一方、超キレイなこんなのもある!
これには入口がありませんでした!プリンみたい!でも1号と二人で「プリン以外に何かに似てるよなー」と思い、あれこれ考えた結果、桃鉄の「おいどん」そっくり!という結論に達しました!ついてこーい!
他にも保存状態のイェイのが2つありました!
どうしても最後までこの入口の作り方が気になってました。
石を積んでるだけのアーチなのにどうやったら上の部分を支える強度を生み出せるのかなーと。
下から覗き込んでみても、石重なってるだけだからねー。感心。感心。
以上、墓地コレクション、「墓地コレ」でした!イェーイ!
クタクタのクターになって帰っていったとさ。
この後はホテルに帰る前にもう1つの世界遺産「バハラ城塞」へ!結構暗くなってきたのがちょっと心配。。その様子は次の記事でどうぞ!
「バット、アル-フトゥム、アル-アインの古代遺跡群」について最後に。
帰って「ユネスコの資料」を見て気づく!バットには巨大な塔の跡地(tower 1145 )というメインの見所があったのだーーー!しまったーー!しかもこの資料にバット遺跡の簡単な地図も載ってるし~!事前に印刷しときゃイェかった!今回33リアル(約8,580円)も払ってタクシーをチャーターするもこの有様。。やはり旅行代理店でガイド付きツアーがあるのならそちらが絶対お薦め!ガイドがいないとよく分からん!イェーイ!
しかし、そもそもこんなマニアックな場所を訪れる必要があるのか。ないのか。ブツブツ。。ブツブツ。。
最後にリアルタイム情報Yay! -------------
カッパドキア、パムッカレとトルコを横断し、マルマリスという港町に来ました!暑いぜ、湿気満点だぜイェーイ! 1号、トルコは2回目なので新鮮な場所にも行きたいということでマルマリス!ココからは何とギリシャのロードス島に日帰りで行けちゃうのだぜー!よって次の世界遺産は一旦、ギリシャ!イェーイ!
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コメント
> tieta4uさん!
コメントありがとうございます!
なるほど!アーチって耐久性あるんですね!ずっと不思議にみてました。ちなみにtietaさんはまん丸の猫さんの名前ですよね?!キャワイェイです!
2009年8月 4日: 2号 さん
すごい、えー、マニアック的遺跡ですね、たしかに・・
ほったらかしなのもすごいなぁ
アーチって結構強いみたいですよ
うちはフランス発信なんですが、南仏の地震で全壊した村で、ただひとつ残っていたのが、教会のアーチの入り口でした。その周りはぜんぶ崩れているのに・・・
昔の人の知恵はすごいなぁと思いましたよ~
2009年8月 3日: tieta4u さん
私、コメントします!
みなさまからのコメントを楽しみにお待ちしております!
「イェーイ!」だけでも構いませんのでお気軽にどうぞ!
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