79発目の世界遺産!バハラ城塞 [後半:昼]
記事は [09年06月27日] 354 日目 オマーン 03日目 / ニズワ のお話
6月27日-28日、ニズワに滞在していた時のお話。オマーンで2発目の世界遺産「バハラ城塞」だぜイェーイ!今回は昼のバハラ城塞をお楽しみください!
前日、世界遺産「バット、アル-フトゥム、アル-アインの古代遺跡群」をイェーイ!した帰りに「バハラ城塞」に寄るも、到着した頃にはすっかり日が暮れており、夕焼けでもなく、夜でライトアップされるわけでもない中途半端な「バハラ城塞」が見事に炸裂!というわけで時間もあったので「バハラ城塞」リベンジ!イェーイ!
それでは昼の「バハラ城塞」へレッツらゴー!
この日は13時40分頃出発!どうあがいても明るいうちにバハラ城塞に到着するはず!間違いない!
バハラ城塞までは相乗りタクシーで行けることが分かっていたのでチャーターするよりダントツで安い!泊まっていたホテル「タヌーフ・レジデンシー」(Tanuf Residency )の前の道でタクシーが来るのを待ちます!
しかし無事タクシーは捕まえることができたが、直接バハラ城塞までは行かず、ニズワ・スークで乗換えらしい。まぁイェイか。
- タクシー代2人: 0.4リアル(約105円)、所要時間: 約10分(タヌーフ・レジデンシー~ニズワ・スーク)
ちなみにオマーンとかイランとかで「乗り合いタクシー」を利用する時は、
絶対、他にお客さんが乗ってるタクシーを選んだ方がイェイです!
なぜイェイか?それは乗ってるお客さんに料金を聞いた方が間違いなくボラれないからデース!お客さんが誰も乗ってない乗り合いタクシーに乗ると運ちゃん、結構な言い値で鼻毛バビューンしてくるときが多かったデース!
- 「鼻毛バビューン」の解釈に迷った場合は、「すね毛チョリン!」に置き換えてみてください!
ニズワ・スークに着くと乗ってきたタクシーの運ちゃんが、バハラ城塞まで行くタクシーを捕まえてくれたので今度はそちらに乗り換えます!イェイ!
- タクシー代2人: 1.4リアル(約365円)、所要時間: 約35分(ニズワ・スーク~バハラ城塞)
途中、美すぃ~モスクがチラリ!
相乗りしている他のお客さんが、写真撮れ!写真撮れ!となぜか鼻毛をフンガフンガさせ興奮状態でした。1号もその熱意に押され激写した次第であります。
ニズワ・スークから35分くらいで、目の前に「バハラ城塞」が現れてきま~す!
はい到着! 今回は明るいぜ!毛っ毛っ毛!
- バハラ城塞(Bahla Fort )、「バフラ城」とか「バフラの砦」とか日本語訳はたくさんありやす。。
もちろん奥に見えてるのが「バハラ城塞」ですが今日は時間があるので、まずはわき道にそれて「バハラ・スーク」とやらを見てみることに!この写真の左側に進んでいくとバハラ・スーク!スークとはアラビア語で「市場」のことです!オマーンやUAE(ドバイ)ではスークがたくさんあり、スークが土産物屋などが集まっている観光地になっていることが多いです!
┌( ・_・)┘ 「バハラ・スーク」をテクテク。
超さびれてるんだけど! シャッター商店街じゃん!
- シャッター商店街: 日本では中小企業の活性、再建を語る上では欠かせないキーワードの1つ
この寂れっぷりはおかしいと思ってロンプラを見てみると、バハラ・スークは朝6時から10時の間だけオープンしてるらしい。朝市系なのね。。
こりゃ見るとこないなーって感じで、ありゃ馬こりゃ馬してると地元の子供たちと遭遇!
座り込んでしばし子供たちと戯れる!子供はキャワイェイねー!
座っている目の前には1軒、家が建ってたのだが、色々聞いてるとこの子供たちの内の1人の家であった!これはチャンス、イェーイ!
そう、家に入れてもらうチャ~ンス!
お願いしたらサクッとお家に入れてもらえることに!家の中ではお母さんとおばあさん、そしてキャワイェイ姉妹に出迎えていただけました!家の中はさすがに写真を撮るのは失礼かと思ったので、2階に上がった所で許可をいただいてからパシャリ!
この姉妹、写真ではものすごい真面目な顔してますが、写真撮ってないときはキャピキャピはしゃぎまくってました!カメラ向けた途端、ピシっとするのよね~。それがまたキャワイェイ!ちなみに奥にうっすらと見えてるのは「バハラ城塞」で・す・YO!
さようなら子供たち! そしてありがとう!
この後は「バハラ城塞」に近づいて、世界遺産を堪能しました!イェイ!
円筒型や、角柱型の監視塔がいっぱいニョキニョキと建ってます!
左端の監視塔のドアップはこんな感じです!ワッホーイ!
一方、右端の方はひどい崩れっぷりです!
この張り巡らされてる鉄の棒。修復用の足場かと思いますが、崩れかかっている塔を支えるために組まれてるようにも見えます。
このバハラ城塞の特筆すべき点は、1987年の世界遺産登録以前までは全く修復がされなかったため、建設当初(16世紀完成?)のオリジナルがそのまま残されてきたすげぇ~遺跡なんで・す・YO!
しか~し!
一方、保存対策が全く講じられてこなかったため、年々崩壊していくという有様だったので・す・YO!
このバハラ城塞は、雨に弱い「日干しレンガ」で造られていたため、毎年雨季になると鼻毛カッターで鼻毛をチョリンチョリン切っていくかのごとく、壁がチョリンチョリン崩れ去っていったのです。
- 日干しレンガ: 乾燥地帯に見られる日干しレンガ用の土に藁(わら)をまぜて煉瓦の形にし、1~2週間、日にほしたもの。この煉瓦は水にぬれるとくずれやすいので、降水量が少ない地域でしかつかえない。by お気に入り電子百科事典エンカルタ
よって世界遺産登録の翌年、危機遺産リストに登録されることに!その後修復の結果、2004年に危機遺産リストから見事外れることができましたが、現在も入場はできない状態であります。
- 危機遺産リスト: 世界遺産リストに登録されている物件のうち世界遺産としての価値を損なう恐れのある重大な危機に瀕している物件が掲載されるリストです。このリストに挙がっている物件は世界遺産登録抹消のリーチがかかってます!
バハラ城塞のふもとにある住居跡も劣化が進んでました。
しかし新しく建てられた家もあったりして生活感も漂ってます!
時折、子供たちが家の中から飛び出してきて僕たちをネタに遊んでたりもしました。鬼ごっこ開始みたいな!もちろん鬼はセカイェ。
こちらはバハラ城塞のふもとにあった四角い建物。
最初トイレかと思いましたが、中に入ってみると、
モスクであった!
壁はほとんどの部分が新しいもので修復されていましたが、ミフラーブは頑張って昔の状態を保とうとしてました。
頑張れ、ミフラーブ!
- ミフラーブ: イスラム教の礼拝場所「モスク」の中にある礼拝用に壁にくぼみが作られた場所で、こちらがメッカの方向(ギブラ)を示しています!
このモスクの外を出るとこんな感じでバハラ城塞が見えます!
というわけでこのモスク、正にバハラ城塞のお膝元にあるって感じでした。
城塞の左側に回りこんでみると、
「Bahla Fort(バハラ城塞)」の看板がちゃんとありました!
しかし世界遺産エンブレムは見当たらず。。
2号の右手先に見えてる門が城塞の入口のようでしたが、現在は入れず。
仕方なく、門越しに中を覗くだけ~。監視塔がちらり。
ところ変わって、こちらは先ほどのモスクから右側を見た様子!
右の方は若干の坂道になっていて、こちらを歩いていくと、
「見晴らし台」みたいなのがあるんで・す・YO!
というわけで、見晴らし台の上から見たバハラ城塞!
もちろん観光客はゼロ!1号が好きなコカコーラも、ZERO!
城塞とは反対側にはちょっとした町並みが広がってました!
ところどころに緑があってイェイ感じ!オマーンってほんと緑が少ないのでちょっと緑があるだけでありがたい気持ちになれるんで・す・YO!
町の奥の方、山との境目あたりをよ~く見てみると、
実はこの町、「城壁」に囲まれていた!
崩壊しかかってますが、間違いなく城壁イェーイ!こういう発見ができるとちょっと嬉しい。
最後にバハラ城塞付近で1号がダダをこねたときのお話を紹介。
それは近くに「ナツメヤシ」とやらを発見したときのことであった。
1号:「あれ、食べてみたいから取ってきて~!」
2号:「はい、アホなこと言わないでくださいね~、よしよし。」
これが1号のヤバい習性。道を歩いていて木とかに果実を発見すると間違いなくすぐに食べにかかるんで・す・YO!いつも制止するのに大変です。。あんた、いつか死ぬぞ。。しかしコレは食べるとウマいことを確信しているらしく、中々引いてくれない。しかも取るにしたって結構木の高い場所にあるので無理でしょう。
はい、そこに救世主、登場イェーイ!
1号:「甘くて、干し柿みたいでおいしい~!」
僕も食べてみましたが、確かに干し柿のような感じでした。ちょっと高級感すら漂う感じだったので勝手に取って食べても大丈夫だったのだろうか。まぁ食べちゃったし、イェーイ!
中に入れなかったバハラ城塞であったが、こうして僕たちなりに堪能し尽して帰って行った土佐。
って実は、ホテルまで帰るのがちょっとだけ大変だったんだぜイェーイ!
ニズワ方面の乗り合いタクシーを捕まえようと待っていたら、タクシーはおろか車も走ってなかったぜイェーイ!あるのはフォートの前で待ち構えている高そうなタクシーのみ。試しに値段を聞いてみるも2人で5リアル(約1,300円)とか言ってくるぜイェーイ!ボッタ栗イェーイ!
仕方なくこのタクシーの前でずーーっと待ってたら他にニズワ行きのお客さんが登場!このおっさんはニズワ・スークまで0.5リアルで行くそうなんで、僕たちも同乗!僕たちはニズワ・スークより先のホテルに行くので1人0.8リアルとなってしまったが、まぁ、えかった!えかった!
- タクシー代2人: 1.6リアル(約415円)、所要時間: 約35分(バハラ城塞~タヌーフ・レジデンシー)
無事、ホテルに帰って行った土佐。
おしまい。毛毛毛。
- この「毛毛毛」は、名残惜しいなぁという気持ちを込めて「けけけ」と読んでみてください。
最後にリアルタイム情報Yay! -------------
わけの解らぬ腹痛に見舞われながらも、たった今イスタンブールに到着イェーイ!ここがトルコで最後の訪問都市です!ちょっとのんびり4泊して旅の体制を整えまーす!まずはサバサンドとやらを食ってみたいな。
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