80発目の世界遺産!アフラージュ、オマーンの灌漑システム[ニズワからマスカットへ移動]
記事は [09年06月30日] 357 日目 オマーン 6日目 / ニズワ のお話
6月30日、オマーンで3発目の世界遺産「アフラージュ、オマーンの灌漑システム」をイェーイ!しました!今回は「ニズワ」からオマーンの首都「マスカット」への移動の途中に世界遺産にぷらりと寄ってみました!オマーンの世界遺産訪問は今回が最後でしたが、またもや下調べが不十分なため、鼻毛バビューン状態だぜイェーイ!
世界遺産 「アフラージュ、オマーンの灌漑システム」は、乾燥したオマーンで大活躍の地下水路を利用した灌漑設備だぜイェーイ!この世界遺産名にある「アフラージュ」とは灌漑設備を表す「ファラジ」の複数形なんで・す・YO!
めっちゃ乾燥したオマーンでは、「ファラジ」は生活や農業には欠かせないものであり、現在でも約3,000ものファラジが利用されているんだぜイェーイ!
そして約3,000もあるファラジを代表して、以下5つのファラジがめでたく世界遺産として登録されました!
# | 名称 | 場所 |
---|---|---|
1 | ファラジ・アル-カトメーン (Falaj Al-Khatmeen ) |
ニズワ (Nizwa ) |
2 | ファラジ・アル-マルキ (Falaj Al-Malki ) |
イズキ (Izki ) |
3 | ファラジ・ダリス (Falaj Daris ) |
ニズワ (Nizwa ) |
4 | ファラジ・アル-ムヤッサール (Falaj Al-Mayassar ) |
ルスターク (Rustaq ) |
5 | ファラジ・アル-ジェーラ (Falaj Al-Jeela ) |
スール (Sur ) |
- 「ユネスコのサイト」参照。
5つのファラジで構成される世界遺産なので世界遺産名はファラジの複数形の「アフラージュ」となるわけです!この内、僕たちはオマーンのファラジの中でも最大級の「ファラジ・アル-マルキ」と、最古と考えられている「ファラジ・ダリス」の2つをイェーイ!することに決めました!
ちなみにこれらのファラジ、正確にはいつ頃できあがったのかは定かではないのですが、紀元前2500年には存在したという説もあり、現在のファラジの水路網は紀元後500年頃に形成されたとも言われてます!要は大昔から存在し現在でも使われているというとても有難い世界遺産ということで・す・YO!そんな視点で以下どうぞ!
それでは「アフラージュ、オマーンの灌漑システム」へレッツらゴー!
今回の世界遺産は、ニズワからマスカットへの移動に組み込んだ「ぶらり途中下車の旅」的にイェーイ!しました!意外にも移動中に世界遺産をイェーイ!したのは80発目の今回がお初でした!
8時40分頃、ホテル「タヌーフ・レジデンシー」の前にタクシーが登場!
- タクシー代: 20リアル(約5,200円)
- ルート: 「ニズワ(タヌーフ・レジデンシー)」 ⇒ 「ファラジ・ダリス」 ⇒ 「ファラジ・アル-マルキ」 ⇒ 「マスカット(サンシティ・ホテル)」
こちらの運ちゃん、3日前に「バット、アル-フトゥム、アル-アインの古代遺跡群」と「バハラ城塞」の2つの世界遺産を回る際にチャーターした時の運ちゃんと同じ方です!
ニズワからマスカットまで帰る途中に、「ファラジ・ダリス」と「ファラジ・アル-マルキ」の2つのファラジに寄ってもらって20リアルということなので再度お願いしちゃいました!
まずは「ファラジ・ダリス」へ!
ニズワには「ファラジ・ダリス・ホテル」という高級ホテルもあるほどなので、「ファラジ・ダリス」まではかなり近いです!(マスカット方面とは反対方向だったかも。)
あまりにも近いので、「ファラジ・ダリス」に到着する前に1号の学生時代のどうでもいい話を1つ挟もうとしましたが、この記事を書いてる最中、1号がどっか行ってしまったので断念。。
というわけで、15分ほどで「ファラジ・ダリス」に到着イェーイ!
- 所要時間: 約15分( 「ニズワ(タヌーフ・レジデンシー)」 ⇒ 「ファラジ・ダリス」 )
到着したときの心境は、
「イェーイ!」でも、「ワッホーイ!」でも、「すね毛ちょりん!」でもなく、
「ここ、本当にファラジ・ダリスだよな?」
でした。。
アル-アインに行ったときみたいに運ちゃんが何も知らないまま近くまで来ただけっていうのを非常に恐れていたのであります!ここまで来る間にファラジ・ダリスって標識を見かけたので大丈夫かなーとは思ってましたが不安不安大佐(岡田眞澄)でした。
とりあえず車を降りて、運ちゃんに付いて行ってみる。
┌( ・_・)┘ ┌( ・_・)┘ テクテク
おっ!奥の方に薄っすらとモニュメントを発見!あのモニュメントに何かこの場所のヒントが書かれているに違いない!
ドデーーン!
ありました!UNESCOマーク!そしてファラジ・ダリスの文字が~!世界遺産エンブレムは発見できませんでしたが、UNESCOマークがあるので間違いないでしょう!オマーンで3発目の世界遺産に到着だぜイェーイ!ここがファラジの中で最古と言われているファラジ・ダリスだぜワッホーイ!
こんな感じでココは公園みたいにきれいに整備されてました!
そして、左にある溝が、、
ファラジ(灌漑設備)だぜイェーイ!
水路!水路!用水路! \(^o^)/
水路!水路!用水路! ヽ(´▽`)/
1号:
「用水路と言えば、井上陽水の本名は陽水って書いて「あきみ」って読むのYO!」
どさくさに紛れてどうでもいいトリビアを繰り出してきたが、中々やるじゃん1号!
いずれにせよ、さすがはオマーンの世界遺産!
公園のわきに水路があるだけではないか!
もっと生活に密着しているような感じで見られると思っていたので少々物足りない!ファラジは長~くどこまでも続いてる感じだったので、もっと奥まで歩いていくべきなのかも。
なーんて、ブツブツ言ってると、
なんか、水路の端から出てきた!
水遊び中の青年でした!
しかも、イケ麺! (≧▽≦ )
お友達もご一緒のようで!
うーん、気持ちイェさそう!
暑ーいオマーンでは、ファラジは地元っ子の水遊びの場としても機能していたようです!予想外な形で生活に密着したファラジを垣間見ることができました!イェイ!
そして最後は近くにいた大人たちと一緒に、
水路の横に整列! しゃきっ!
余談ですがオマーンの人たちはシャイなのか、この「小さく前ならえ」のポーズを恥ずかしがって中々してくれず、テイク3くらいでようやくこの写真が撮れました。
運ちゃん:「こっちへおいで~」、 2号:「待てってば~」
ファラジは続くよどこまでも。。(⌒∇⌒)ノ""
帰ろうと思ったら、1号、また食ってるし。。
- 前回の世界遺産に続き、見つけたナツメヤシを喰らう1号
実はこの世界遺産、ほとんどが目にすることはできませんでしたが水路だけでなく、水路の回りにある「監視塔」、「住居」、「モスク」、「日時計」などの関連施設も世界遺産に登録されているんで・す・YO!
この中では「日時計って何?」って感じですがこんな感じです。
アフラージュ(ファラジ)は灌漑システムと言うだけあって、限られた水資源を公平に分配するための仕組みを持っています。水路の中には水を分岐できるポイント(Distribution Point )があって、日時計を使って時間毎に水の供給量を調節しているんで・す・YO!なんか字面だけでは想像つかないんですが、そういうことなんです!
では次は、「ファラジ・アル-マルキ」へレッツらゴー!
「ファラジ・ダリス」を出発してすぐに「監視塔」はお目にかかれました!イェイ!
そしてオマーンではお馴染みの「乾いてるねー」な風景を行くこと約35分。
「ファラジ・アル-マルキ」?に到着です!
- 所要時間: 約35分( 「ファラジ・ダリス」 ⇒ 「ファラジ・アル-マルキ」 )
「ファラジ・アル-マルキ」はニズワからマスカットへ行く途中にある「イズキ」(Izki )という町にあるファラジで、オマーン最大級と言われているファラジなんで・す・YO!
が、「ここ、本当にファラジ・アル-マルキだよな?」
今回はあたりにモニュメントも標識も何もない!運ちゃんに確認するも、
運ちゃん:「ここがファラジ・アル-マルキ! ノー、ウォーター! ノー、ウォーター!」
確かに水すら流れてな~い! \(- -) \(- -)
世界遺産に指定されているファラジに水が流れてないって有り得るのだろうか。実はここではないどこかなのでは・・・
というわけで以下、「僕たちのファラジ・アル-マルキ」をお楽しみください。。
2号:「う~ん、水はないし、ここはどこだかわからんし、俺何やってるんだろココで。。」
1号:「水がないなんて絶対に鼻毛チョリンだわ!」
(私、言わされてるだけだから。。by 1号)
何か標識が無いか水路伝いにずっと歩いてみる。
も、何も見当たらず。。
近くにお店を発見したので聞き込み調査!
でも地元の人も「ファラジ・アル-マルキはここだ」と答えるんだよねー!帰ってからユネスコのサイト」に載っていたファラジ・アル-マルキの地図を確認してもどこだかよう分からんかった。。
結局ここが本当にファラジ・アル-マルキなのか、今もなお不明のままだぜイェーイ!
1号:「・・・ ここ、どこ?」
以上、世界遺産「アフラージュ、オマーンの灌漑システム」の観光終了です!
オマーンでは3つの世界遺産を回りましたが、「バハラ城塞」はともかくとして、「バット、アル-フトゥム、アル-アインの古代遺跡群 」と、今回の「アフラージュ、オマーンの灌漑システム」は、もし見たいという方がいるのならまずは旅行代理店でガイド付きのツアーがないか探した方が絶対イェイでしょう!特にアフラージュの方はもっとイェイものが見られるような気がします。
というわけで、僕ら的には「ファラジ・アル-マルキ」な場所を後にして、
一路、オマーンの首都マスカットへ!
マスカットと言った場合、「マスカット(Muscat )」、「マトラ(Mutrah )」、「ルイ(Ruwi )」の3つの場所を合わせて指すことが多いようです。この内、泊まるとなると、港やスークがありオマーン風情の漂う「マトラ」か、近代的なビルが立ち並びバスターミナルもある商業都市「ルイ」のどちらかとなります。
僕たちは次のドバイへのアクセスを考え、バスターミナルのある「ルイ」を選びました!
それではマスカット(ルイ)に行くまでの間に見たモスクの数々をどうぞ!
色々な形のモスクがあるんで・す・YO!ドームやミナレット(塔)の形が3つとも違うのは興味深い!
以上、モスク・コレクション、「モスコレ」でした!
ほんとでもって、近代的なビルが目の前に見えてくるとそこが「ルイ」!
12時くらいに「ルイ」のバスターミナルに到着!イェイ!
- 所要時間: 約1時間20分( 「ファラジ・アル-マルキ」 ⇒ 「マスカット(サンシティ・ホテル)」 )
ニズワからここまで観光時間も含めると約2時間10分ってとこでした!オマーンの世界遺産観光でお世話になったタクシーの運ちゃんともここでおさらばです。ある意味あなたとの観光はものすごい楽しかったYO!運ちゃん! (^_^)/~~
ホテルはバスターミナルのすぐ目の前!
「サンシティ・ホテル」(Sun City Hotel )!
なんとまぁ、リッチな立地だこと!そしてこのホテル、ロンプラでは経済的なホテル(Budget )として紹介されてるホテルなんですが、
はい来た、言い値25リアル(約6,500円)、ドン!
- ホテル代: 20リアル(約5,200円)、- ダブルルーム、エアコン、トイレ・シャワー有
こんな感じでオマーンのホテル、異常に高いんで・す・YO!どこが経済的やねんて!2007年度版とちょっと古いロンプラでしたが、それでも20リアルと掲載されてますからね!なんとか「お願い、お願い」して20リアルで泊めてもらった土佐。
最後にリアルタイム情報Yay! -------------
イスタンブールを満喫中イェーイ!昨日はガラタ橋とやらに行ってお昼に念願のサバサンドをカッ喰らったぜイェーイ!そしたら油でギューンって胃がもたれ、ビールまで飲んでしまったのでその後の観光がかなり適当になっちまったぜイェーイ!今日はお昼のビールはやめとこ。
下のバナーボタンをクリックすると「にほんブログ村 世界遺産」と、「人気ブログランキングへ」への投票になります!
少しでも面白いと思っていただけた方、ぜひクリックお願いします!
コメント
> レックさん!
湖の次はドバイの話しがちょっとだけ入りますYO!リアルタイムからは遠ざかる一方です。。
2009年8月 9日: 2号 さん
湖の話、終了ですね。さすがオマーン。
ところで、昨日アメリカの7月雇用統計が発表されFX上またしても。今度こそやめる決心がつきました。
お金がなかったら好きな海外旅行も行けなくなりますしね。
次はいらんですね。(わざと平仮名にしました。)
楽しみにしてますよ。
2009年8月 8日: レック さん
私、コメントします!
みなさまからのコメントを楽しみにお待ちしております!
「イェーイ!」だけでも構いませんのでお気軽にどうぞ!
コメントは「承認制」のため表示までしばしお待ちくださいませ!
コメントを投稿するには半角英数字のパスワード(Captcha )を入力する必要があるのですが、正しく入力したはずなのに「エラー」となってしまうケースがあるようです。システム上、エラーになるとコメントの書き直しとなってしまいますので、お手数ですが「確認」や「投稿」ボタンを押す前にコメントをコピーしていただき、エラーの場合は再度投稿していただけると大変嬉しく思います。
該当のブログ記事を開いてからコメントを投稿するまでの時間が長いと「エラー」となってしまうようです。