56発目の世界遺産!ゴール旧市街とその要塞群[前編]
記事は [09年03月21日] 256 日目 スリランカ 13日目 / ゴール のお話
3月21日、スリランカの世界遺産全7件中、6発目!トータルでは56発目の世界遺産!「ゴール旧市街とその要塞群」のお話でござーい!世界遺産の登録範囲としては小さいですが、前編、中編、後編の3本立てでお届け!
世界遺産 「ゴール旧市街とその要塞群」は文化遺産として登録されてますが、これまで見てきたスリランカの5つの文化遺産(キャンディ、ダンブッラ、シーギリヤ、ポロンナルワ、アヌラーダプラ)とは全く趣が異なるものです。前5つが仏教に関連する文化遺産であったのに対しゴールは、ポルトガル、オランダ、イギリスによる植民地時代から残る中世ヨーロッパ風の町並みが文化遺産に登録されているんです!
そしてこの旧市街は小さな半島になっているのですが、当時貿易港として繁栄していたゴールを外敵から守るため、半島を取り囲むように城壁や砦が築かれており、ゴールはその保存状態の良さから、ヨーロッパ諸国が東南アジア・南アジアの中で築いた要塞都市の最たる例として残っているんです!そしてこれが後に奇跡を生むことにつながるんで・す・YO!
それでは「ゴール旧市街とその要塞群」へレッツらゴー!
泊まっている「Ocean View Guest House 」のすぐ目の前にはこんな感じで城壁がイェーイ!
このような城壁が半島をぐるりと囲んでいるのですが、実はこの半島はかなーり小さく、1周しても(たぶん)2kmもないくらいの距離なんで・す・YO!
なので、1周するのは楽勝!
と思ったら大間違い!
ゴールは焼けクソに暑い!
今までのスリランカ観光では寺院巡りがメインであり、そこでは靴を脱いで熱々の石畳の上を歩く「鉄板の上で焼かれて嫌になっちゃうよ」系の熱さが主流でしたが、ここゴールでは直射日光がバビューン!と降り注ぐにも関わらず城壁の回りは日影ゾーン無しという、1号曰く「真夏の部活動」系の暑さなんです。なんのこっちゃ。。
2号:「表現も分かりにくい挙句、あんた吹奏楽部だったじゃない。。」
1号:
「吹奏楽部は体も楽器なんです!夏合宿ではマラソンに腹筋に背筋に大変だったんだから!ほんと暑かったのよ!」
2号:「でも腹筋と背筋は日影でやるだろ。。」
というわけなので午前中の暑くならない内に城壁を1周し、その後で旧市街内部のヨーロッパな町並みをイェーイ!することにしました。
宿は半島の南西の方です。
体が自然と時計回りを希望し、まずは西の海岸沿いに北へ!北へ!
途中で城壁の上に登れるところがあるので、そこからは城壁の上を進んで行きます!
イェーイ!
城壁の向こうには海が!
インド洋で・す・YO!意外と言っちゃ失礼だが海の色は結構キレイ!
海からの進入を防ぐためにこんな感じで城壁が築かれているわけです。はい。
そして1号の奥に見えてる海に突き出てる城壁の部分は「Triton Bastion 」と呼ばれる場所で、絶好のサンセットポイントになっている所です!
この「Triton Bastion 」の「Bastion 」とは稜堡(りょうほう)という意味で、城壁から突き出た砦のようなものです。城壁にいくつかの突角部を作ることで大砲などの火器による死角のない攻撃が可能となるそうです。日本で稜堡を持つ城郭と言えば函館の五稜郭が有名!ゴールには「Triton Bastion 」を含め14の稜堡があります。
そして「Triton Bastion 」には昔、海水を汲み上げるための風車があって、引き上げた水は街中のホコリを抑えるためにまかれていたそうな。恐らくは上の写真の1号の横にある丸い穴に風車があったんじゃないかな。
ここから北側に目を向けて薄っすらと見えてる突角部が「Neptune Bastion 」!
「Triton」は「Neptune(海王星) 」の衛星だからこの2つはセットものか?!それにしてもうちら的には「Triton 」という響きが妙に懐かしい。。
そしてここで上の写真の城壁を見ながら、この世界遺産が「奇跡の世界遺産」と呼ばれていることをご紹介します。
2004年12月26日、インドネシアのスマトラ島沖で大地震が起きたのを覚えてらっしゃるでしょうか。この地震は海底で発生したため遠くスリランカまで巨大な津波(インド洋大津波)が押し寄せてきたのですが、なんとゴールは半島にぐるりと築かれた城壁に守られ一人の犠牲者も出さなかったと言われているそうです!正に奇跡!
こちらの「NHK世界遺産のサイト」を参考にしてます。
ザッバーン!今でも水しぶきが結構あがる波が押し寄せてます。
さらに北に進んでいくと、城壁の外側に真っ白な「イスラム教徒のお墓」を見ることができます!
そして前方に見えてるのが「Star Bastion 」!
そこには良く見ると、工事中のため屋根が設けられてるではないか!
今まで全くなかった日影スポットで・す・YO!
一目散に屋根の下を目指す1号!
スリランカの若者に色々と話しかけられている内に、まだ半島の西側しかイェーイ!できてないというのに1時間も経っていた!1時間も直射日光浴びっぱなしだったってことね。真夏の部活動みたいに。そしてめっちゃコーラとか飲みたいんだけど売店などどこにも見当たらず。
日光をサンサンと浴びながらあきらめて前進あるのみ!イェーイ!
と思いきや、1号はちゃっかり日傘持ってきてるじゃん!
ここ「Star Bastion 」まで来ると城壁が築かれている旧市街の最北まで来たことになります。この北側には「Star Bastion 」の他、「Moon Bastion 」、「Sun Bastion 」の3つの稜堡があり、北側は海ではなく地続きのため城壁は最も堅固に造られてます。
この写真の左側が城壁の外(北側)なのですが、外側から見ると城壁が2段構えになっており、海側と比べて城壁の高さもかなり高くなってるんで・す・YO!
ちなみに右に見えてる時計台の付近が「Moon Bastion 」です!この「Moon Bastion 」には地元の多くの方々が集まっており、みんなの視線は1つの方向を向いてます。
そのみんなの視線の方向を上からパシャリ!
クリケットの試合が行われていました!ワッホーイ!
若者が盛り上がっちょる!
こちらもみなさんクリケットを見てる人たちです!
こんな感じで!
世界遺産の上からクリケットの試合を無料でイェーイ!する日常。街自体が世界遺産だと日常に溶け込んでいてイェイ!ですね!その代わり保存は大変でしょうが。
「Moon Bastion 」と「Sun Bastion 」の間に、旧市街へのメインゲートが作られています。
旧市街への交通量が増えてきたため混雑を緩和するため1873年にイギリスが追加したものです。こちら側の城壁は一番堅固に造られているのでトンネルをくり抜くのはさぞや大変だったことでしょう。
メインゲートの写真は城壁の中側から見たものですが、ここにオアシスを発見!
やっとこコーラを買える!
2号:「暑さで死ぬかと思った。。」
コーラを飲んだときの喜びは、
こんな感じ!
ここらでやっとこ城壁の半周くらいです!
今度はここから城壁に沿って南下していきます。
ゴール旧市街とその要塞群-中編の記事に続く。。
最後にリアルタイム情報Yay! -------------
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- 56発目の世界遺産!ゴール旧市街とその要塞群[中編]
- 56発目の世界遺産!ゴール旧市街とその要塞群[後編]
昨日「アジャンター石窟群」をイェーイ!してきました!スリランカのゴールも暑かったですが、アジャンタ、まじヤバかった。。正に焦熱地獄!こんなに暑いのでほぼ観光客なんていませんよ!よって今日はホテルで静養中です。しかし明日はエローラ石窟群が待っているぜ、イェーイ!
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